小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯ぐきが悪くなる理由

2012-02-24 23:22:07 | 歯ぐきから血が出る

疲れやストレスがあったり、生活が不摂生だったり、歯磨きを

おろそかにすると歯ぐきの具合が悪くなります。

 

歯ぐきに炎症が起こり、腫れぼったくなったり出血しやすく

なったりします。

 

これ以外に歯ぐきの具合が悪くなるパターンをお話します。

 

 

ダイエットのために肉を控えるようになった

歯ぐきはタンパク質でできています。タンパク質を控える

ようになると歯ぐきをつくる材料が減るので、結果歯ぐきの

具合は悪くなります。

 

糖尿病の治療でカロリーを制限するようになった

カロリー制限をする際に、タンパク質の摂取量が少なくなれば

歯ぐきの調子が悪くなります。

 

コレステロールを下げる薬を飲むようになった

コレステロールは細胞膜の原料になるのですが、これを薬で

下げようとすると歯ぐきの具合が悪くなることがあります。

また、元気がなくなったという話も聞いたことがあります。

少し高いからといって薬で下げることには弊害があると

思っています。

 

高血圧の薬を飲むようになった

血圧を下げる薬の中には、歯ぐきが増殖するという副作用が

あるものがあります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20071201

 

 

 

思い当たる節がある方は歯科医院でご相談ください。

 

 


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糖質制限をしてはいけない人

2012-02-10 06:13:00 | 栄養

糖質制限はとても効果のある食事療法ですが、禁忌(やってはいけない人)

もあります。

 

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1951.html#comment

(江部先生のブログに書いてあります。)

 

 

 

腎臓に病気がある人(腎不全、透析を行っている人)

糖質制限は相対的に高タンパク、高脂質の食事になるので腎臓に

負担がかかります。

 

活動性の膵炎がある人

こちらも高タンパク、高資質は危険因子です。

 

肝硬変のある人

肝臓の糖新生能力が落ちているため、タンパク質をエネルギーに変えることができません。

 

血糖降下剤を飲んだり、インスリン注射をしている人

糖質制限は急激に血糖値を下げることがあるので、低血糖の心配があります。

 

機能性低血糖があり、炭水化物依存が重度の場合

まれに低血糖を起こすことがあり注意が必要です。

 

 

 

歯科医の立場で、病気のある人に糖質制限をお勧めするわけにはいきません。

 

医科での相談が必要となります。

 

なお病気がなくて痩せたい人にはかなりお勧めの方法です。

 

歯科的には虫歯や歯周病になりやすい人には必ず糖質過剰摂取が

ありますので、もっともお勧めしています。


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レントゲンを撮りたくない

2012-02-06 06:06:00 | 医科と歯科

検診に際してレントゲン撮影はしたくない、という患者さんがいらっしゃいます。

 

当院ではあまり感じませんが、特に震災以降は増えているようです。

 

 

歯科のレントゲン撮影の際の放射線被爆は微量です。

http://obatadc.blog.ocn.ne.jp/zatudan/2011/03/post_d2fb.html

(ただ、この頃は私も原発の影響を甘くみていたのがわかります。)

 

 

微量であり一瞬の外部被爆なので身体への影響はほぼないと

考えていますが、だからといって無意味に撮ってはいけないものです。

 

ただ、今回は被爆のためのレントゲン拒否の話ではありません。

 

 

 

レントゲンを撮りたくない理由で一番多いのは

レントゲンフィルムが口の中に入るのが気持ちが悪い

ということです。

 

嘔吐反射といって喉の方にものが入ると「おえっ」っとなってしまう人がいます。

 

こういう方にはレントゲン撮影は辛いものです。

 

ただ検診に際しては口の中にレントゲンを入れない撮影法があり、

それで対応できます。

 

 

 

さて、今回の主題です。

 

虫歯を発見されるからレントゲンを撮りたくない、という方がいらっしゃいます。

 

気持ちはわかるのですが、これが一番困ります。

 

レントゲン撮影をしないと確実な診断ができないので、検診の意味が

薄れてしまいます。

 

そこで「レントゲンで虫歯が発見されても治療拒否してもいいんですよ。」と

説明しますが、あまり説得にはならないようです。

 

基本的に患者さんの意思を尊重しますが、検診するならレントゲンを

撮りたいのが本音です。

 

 


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TCH 肩こり/たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学

2012-02-03 19:24:34 | かみ合わせの治療

たけしさんのテレビ番組でなかなかいい内容があったようです。

http://kenko.asahi.co.jp/broadcast_dtl.php?broadcastId=76

 

なかなか治らない肩こりはあるクセが原因だった!という内容です。

 

これは20年も前から歯科では常識だったのですが、なかなか

広まらないことでした。

 

私もHPやブログで再三強調している内容です。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html

 

 

この番組では、生活空間の要所要所に付箋を貼って歯を接触させて

筋肉が緊張することを防ごうとしています。

 

とても良い方法です。

 

そのうち調子が悪くなりそうな時に自然に歯を接触させないようにできる

ようになります。

 

歯を守ったり肩や顎に負担をかけないようにする効果がありますので、是非

実践して下さい。


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