小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

親知らず4本が真っ直ぐ生えているのは珍しい

2011-01-31 06:25:00 | 口腔外科

                 

現代において親知らず4本が真っ直ぐ生えているのは珍しいことです。

          

なかなかお目にかかれません。

                    

原始の時代にはそういう「ヒト」はたくさんいたでしょうが、食べ物をやわらかく

加工して食べることが長く続くことによって人間の顎は小さくなっていきました。

                      

顎が小さくなったので一番奥に生えてくる親知らずは正常に真っ直ぐ生える

ことができなくなったのです。

                      

斜めに傾いたり、半分しか生えなかったり、もぐったままだったりして、真っ直ぐ

に生えている親知らずにめぐり合うことが少ないです。

               

ましてや4本とも真っ直ぐに生えているとなると、20年間臨床をやっていますが

数えるほどだと思います。


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チョコラBB

2011-01-27 06:21:00 | 口内炎

私自身口内炎がよくできる体質です。

                  

口内炎に効く薬はないですか?とよく聞かれるのですが、これといった特効薬に

めぐり合ったことはありません。

                       

口内炎ができるのは生活習慣が乱れていると考え、そのリズムを改善するよう

心がけています。。

                   

最近ツイッターで口内炎にはチョコラBBがよい、という話があったので試しに

買って服用してみました。

         

効能に「肌荒れ、にきび、口内炎」とあります。

                        

その結果は、、、、、、。

              

少し治りが早かったように思えました。

                 

サプリメントというものは万人に効くものではなく、人それぞれ合う合わないが

あります。

                  

チョコラBBが合う人はいるのではないか、と感じました。

                   

口内炎で悩んでいる人なら試してみる価値はありそうです。

             

                    

なお、服用していたら尿が黄色くなりました。

                   

吸収されなかったビタミンB2が尿に排出されたようです。

                  

これを見て、私は服用するのをやめようと思いました。

                  

単なる精神的なものですが、薬嫌いなもので、、、、、。


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10万人

2011-01-26 00:43:58 | 閑話休題

このブログのアクセスが10万を超えました。

            

ネットの中では大した数ではありませんが、普通の町の歯医者にとっては凄い

数字です。

              

最近はツイッターの影響か、アクセスが急激に伸びています。

         

                

アクセスが多くなることはとても嬉しいことですが、アクセス数が本来の目的では

ありません。

             

自院の患者さんの説明の手助け、つまり日頃の治療説明を楽にすることを

目的にしています。

             

なるべく普遍的な内容を語ろうと思っていますが、独善的な内容になっている

こともあるかと思います。

              

歯科治療を受ける際の参考にしていただければ幸いです。


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なかなか治らない口内炎の原因は歯周病菌か?

2011-01-24 06:42:00 | 口内炎

                

口内炎の発生原因に細菌がからんでいるという説があります。

               

ただ、その原因菌は歯周病菌ではなく溶血性連鎖球菌(以下、溶連菌)

です。

                  

溶連菌は咽頭炎(のどが痛くなる)を起こすことが多いので、歯ぐきや舌にできた

1つや2つの口内炎が溶連菌でできたとは考えにくいです。

                  

ただ、たまたまできた口内炎を溶連菌が治りにくくするということは考えられます。

         

その場合には抗生物質の入った軟膏が有効です。

              

この軟膏は一般の処方では手に入らないので、1ヶ月以上治らない口内炎が

ある場合は大学病院をご紹介します。

          

           

細菌の他にウィルスが原因で口内炎ができることがあります。

                 

その原因は

           

ヘルペス(ヘルペスウィルス)

手足口病(コクサッキーウィルス)

はしか(麻疹ウィルス)

          

です。

                

これらのウィルスによる口内炎は口の中にたくさんできます。

                

また、全身的にも熱があったり倦怠感があったりします。

               

ものによっては抗ウィルス薬の入った軟膏が有効です。

                

重症な場合は軟膏だけではなく、点滴したりする必要がありますので

口腔外科や内科の受診が必要になります。


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えー!

2011-01-20 06:27:00 | 歯科話

最近、治療の説明をしている時に、患者さんに「えー!」と言われることが

減りました。

                   

「この虫歯は麻酔をしないで削ります。」

「えー!麻酔なしで、、、、。」

          

「この虫歯は3回に分けて治療します。」

「えー!3回も、、、、、。」

                        

「この根の先の化膿した部分を治療するには3ヶ月かかります。」

「えー!3ヶ月も、、、、、、。」

               

「今後歯ぐきのチェックのために、3ヶ月に一回、一年に4回来て下さい。」

「えー!4回も、、、、、。」

                      

                  

ホームページやブログで治療内容を発信しているためか、治療内容に理解を

示していただけることが多くなりました。

                   

以前は「えー!」と言われたものが「わかりました。」と言っていただけることが

増えたのは嬉しいことです。

               

           

                 

ただ、まだまだ伝わっていないことも多いです。

              

「タバコを吸っていると歯周病が悪化してしまうんです。」

「えー!そんなことは聞いたことがない。」

             

「歯間ブラシを使ったことはありますか?」

「えー!こんなブラシ見たことも聞いたこともない。」

             

「銀歯でかぶせても虫歯になる危険はあるんですよ。」

「えー!かぶせたらもう虫歯にならないと思った。」

                     

「あなたの歯を観察すると、歯ぎしりをしている跡があります。」

「えー!そんなはずはない。」

                

                 

人にものを伝えるのはそう簡単でないことはわかっています。

          

今後も継続して情報を発信していきます。


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体調によって歯がしみる

2011-01-17 06:14:00 | 歯がしみる

                   

歯がしみるのは体調に左右されます。

               

全く健全な歯はしみることはありませんが、様々な理由で歯がしみやすくなる

ことがあります。

                     

歯がしみやすくなるのは、歯の神経が敏感(知覚過敏)になっているからです。

                   

この歯の神経の状態が体調に左右されます。

                  

体調が悪い時にはより歯の神経が敏感になるようです。

                    

ですから歯がしみる場合、体調管理を行うことで改善できることがあります。

                    

歯がしみるのを、生活習慣を見直すきっかけにしていただきたいものです。

                  

ただし、虫歯ではないことを歯科医院で必ず確認して下さい。


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35歳で禁煙

2011-01-14 06:14:00 | タバコと歯科

                     

私はタバコが嫌いです。

(タバコを吸っている人が嫌いと言うことではありません。)

            

何故なら仕事の邪魔をするからです。

                

タバコを吸っている人の歯周病は治せません。

                      

現状維持が目的になります。

                      

本音を言いますと、禁煙していただかないと歯周病の治療はできません。

                   

喫煙している方の歯周病治療は慎重に行わないと、治療自体が却って歯ぐきを

悪くしてしまうことがあるくらいです。

            

                

喫煙している方で真面目に歯周病治療に取り組んでくださる方もたくさん

いらっしゃいます。

                  

ところが、申し訳ないくらい治りません。

               

溶けてしまった骨が回復しないのです。

               

簡単に治せると思うような場合でも予想通りにいかないのです。

                

治せないので申し訳なく思いますし、悔しい思いもします。

                

そんなこんなでタバコが嫌いになりました。

                  

私自身、禁煙して14年経ちます。

             

是非是非、35歳までに禁煙して下さい。

            

その理由はこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20090610


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チョコレートで歯がしみる 柑橘類で歯が痛む

2011-01-07 06:38:00 | 歯がしみる

                 

チョコレートで歯がしみるのも、柑橘類で歯が痛むのも

知覚過敏の一種です。

                    

冷たいもので歯がしみるのと同じ原理です。

                  

チョコレートはその成分の分子量が大きいことが歯に対する刺激になり、

柑橘類はその酸味が歯に刺激となります。

                   

処置をするかどうかの判断は、今までお話した知覚過敏の内容と同じです。

            

基本的には歯がしみたり痛んだりするものは避ける方がよいです。

               

ただ、歯が強い人であれば避ける必要はありません。

          

その辺の判断は歯科医院で確認しておいた方がよいでしょう。

          


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なるべく歯を削らない理由は

2011-01-03 09:05:00 | 噛むと痛い

人は集中して何かをやる時に歯を食いしばります。

                  

私自身一番歯を食いしばるのは「歯を削っている」時です。

            

歯を削るときほど神経を集中し、緊張している場面はありません。

                

歯を削る時は食いしばらずにはいられないようです。

               

ですから歯を削る治療が続くと、自分の歯が痛くなることがあります。

                

なるべく歯を削らない治療をすることは私自身の歯のためでもあるのです。


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