診断や治療方針を患者さんに伝える場合、話の内容はほとんど専門的な内容に
なります。
医療の現場ではよくあることですが、医者が話した内容を患者さんが100%理解
していることはなかなかありません。
内容が専門的であるがためにきちんと理解することは難しいのです。
そのため、患者さんも知識をもっていなければなりません。
このブログもそのために開設したものですが、やはりきちんと伝わっていないことが
あります。
例を挙げると
顎のためにガムを噛んだ方が良い
「ガムを噛んで顎を鍛える」という逆説的なタイトルをつけたために、勘違いを
させてしまったようです。
ガムは顎に悪い食べ物です。
親知らずを抜くと顎が細くなる
これもタイトルにしてしまったためにきちんと伝わっていませんでした。
親知らずを抜いても顎は細くなりません。
歯周病は簡単に治る
初期の歯周病は患者さんの努力で劇的に治ることを強調したために、歯周病自体
が簡単に治るというイメージを与えてしまったようです。
そのイメージ自体はよいのですが、「歯周病は簡単に治るのだから、悪くなって
から治療すればよいですね。」という間違った考え方を与えてしまったようです。
歯周病は早め、早めに対応すべきです。