小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

傷んだ歯の神経は自然に治るのか

2009-09-30 09:36:00 | 噛むと痛い

                     

                               

歯がしみたり噛むと痛い場合は歯の神経が痛んでいる可能性があります。

              

具体的には歯の神経に炎症が起きている状態です。

                        

これを歯髄炎といいます。

                    

                   

この歯髄炎は自然に治ることもあります。

         

歯の神経も体の一部なので、自然治癒する力をもっているのです。

                           

ただし自然治癒するかどうかは予測できません。

                   

結果的に、しみたり痛んだりする症状がなくなれば自然治癒したという判断に

なります。

              

         

ただし、自然治癒しなくて痛みがひどくなると神経を取ることになります。

          

            

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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歯が割れる人は歯周病になりにくい

2009-09-26 09:05:00 | 歯がぐらぐらする

歯が割れてしまうというトラブルは歯科医院でよく見かけます。

                   

一般的に神経を取ってから10年くらいすると歯が割れる可能性がでてきますが、

神経のある健康な歯が真っ二つに割れてしまうこともあります。

                            

Karube_001_2

珍しいことですが、まったく健全な歯が割れています。

               

                           

                 

抜いた歯をトンカチで叩いたことがありますが、そう簡単には割ることができま

せん。

                       

歯が割れる原因はおそらく、数年~10年くらいにわたって歯ぎしりや食いしばり

によって歯に亀裂が入っていくことだと思われます。

              

たまたまとても硬いものを噛んでしまうことも原因と考えられますが、その場合は

歯が欠けることはあっても真っ二つに割れることはありません。

                  

                        

ところで、歯が割れる人は歯周病に強いといえます。

                     

歯を支える骨(歯槽骨)が強くなければ歯は割れません。

             

骨が弱ければ歯は割れませんが、歯がぐらぐらするようになります。

                   

歯が割れてしまう人は骨が強く、歯周病になりにくいといえるのです。

             

              

ですから、歯が割れてしまう人は虫歯に気をつけましょう。

            

そして虫歯で神経を取ることのないように努力しましょう。

           

神経を取らなければそうそう歯は割れることがないからです。

                 

                    


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差し歯が取れて接着剤でつけたときの副作用

2009-09-23 09:33:00 | 歯科話

             

                   

歯科医院がやっていない時間帯に差し歯が取れたり、どうしても歯科医院に

行けない時に差し歯が取れたら、どうしますか?

             

アロンアルファで差し歯をつけるのではないでしょうか。

                  

「とりあえずつけておいて歯医者でちゃんとつけてもらおう。」

            

と考えるのだと思います。

               

ところがアロンアルファでうまくつけると、けっこうしっかりつきます。

                

取ろうと思っても簡単に取れないことがあります。

                 

結局、「また取れたら来てください。」となってしまいます。

                  

           

それはそれでいいのですが、、、、、、。

               

ずれてつけてしまうことがあります。

                         

ずれたままでは問題がありますので取ろうとしますが、それでもしっかりついて

いると、、、、、、。

               

やり直しになってしまいます。

                   

                     

できれば差し歯はそのまま持って来ていただいて、歯科医院でしっかり

つけるようにした方がよいです。

         

          

小幡歯科医院

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どの歯が痛いのかわからない

2009-09-20 09:12:00 | 歯周病

                 

痛みがひどい時に「どの歯が痛いのかわからない」ことがあります。

                     

これはどこが痛いのか勘違いをさせる2つの種類の痛みがあるからです。

          

                    

放散痛

              

痛みがひどくなると痛く感じる部分の範囲が広くなります。痛みが放散する

のです。

           

そのため、隣の歯が痛く感じたり、極端な時は「前歯が痛いのに奥歯が痛く

感じる」ような場合もあります。

               

              

関連痛

           

これこそまさに脳の勘違いです。

             

痛みを感じるのは脳の仕事です。

            

脳には神経が張り巡らせてあって痛い部分を脳が的確に判断できないことが

あります。

             

歯の痛みにはこの勘違いが良く起こります。

                       

よく「下の歯が痛いのに上の歯が痛く感じる」というようなことが起こります。

             

脳が歯の上下の区別もつけられないことがあるのです。

                    

アイスクリームを食べて喉が冷たく感じているのに、こめかみがキーンと痛む

ように感じるのはこの「関連痛」です

              

                   

こういう痛みの勘違いはよくあることなので、私たちは患者さんが

「痛い」という場所を鵜呑みにすることはありません。

             

             

小幡歯科医院

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プラークの悪影響

2009-09-17 09:01:00 | 予防

                     

お口の中の病気の原因の一番の犯人は「プラーク」です。

                   

そして一番の共犯者が「歯ぎしり、食いしばり」です。

                            

無菌の状態で飼育した豚の実験でですが、プラークがなければ歯ぎしりや

食いしばりをしても歯周病にならないことがわかっています。

                 

また理論上、プラークがなければ砂糖をどんなに摂取しても虫歯になりません。

                

虫歯は砂糖でなるのではなく、虫歯菌の出す酸によってなるからです。

               

                  

現実的にはプラークを0にすることはできません。

                   

少しでも食べかすがあれば、細菌はすぐにプラークをつくるからです。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20071030

                      

患者さんが毎日のプラークコントロールをしっかりして、時々歯科医院で

徹底的にプラークを落とすことによってプラークの悪影響を限りなく0に

することが予防の目的です。


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インプラントで前歯を守る

2009-09-14 09:01:00 | インプラント

インプラント治療の症例をまとめてみると、奥歯のインプラントが圧倒的に

多いです。

              

Implant1_019

           

Implant_006_2

               

Yasui_008

             

11

                         

一般的に歯は奥歯から悪くなり、最後に前歯が残ることが多いのでインプラント

を奥歯に入れることが多くなります。

                

インプラントを入れて再び奥歯で噛めるようになることが第一の目的です。

                 

そしてもう一つ、奥歯を強くすることによって前歯を守るという目的もあります。

              

奥歯がなくなると前歯で噛むようになってしまいますので、前歯も悪くなって

しまいます。 

                

それをインプラントによって食い止めることができるようになります。

           

奥歯のインプラントは前歯を守る意味もあるのです。


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ガムは売っていないのですか?

2009-09-12 09:04:00 | 予防

キシリトールは虫歯予防に有効です。

               

ガムを好む人で、虫歯の予防が必要な人にはお勧めしています。

                

お勧めするとたまに、「こちらで売っていますか?」と訊かれます。

                 

キシリトールを販売している歯科医院はありますが、当院には置いていないので

        

「スーパーやコンビニで買ってください。」

          

とお答えするのですが、、、、、、。

                      

                    

お勧めしているのだから医院に置くべきだとも思うのですが、なんか歯科医院で

ガムを売ることには抵抗があります。

                   

キシリトールは良いものだと思うが自分で売りたくない。

                   

複雑な心境です。


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隙間を埋めたい(続き)

2009-09-10 09:29:00 | 審美歯科

加齢によって歯ぐきが後退すると、歯と歯の間の隙間が目立つようになります。

                   

これは自然にできてしまった隙間なので、無理に閉じることをお勧めしていま

せん。

                        

無理に隙間を埋めると、かえって歯ぐきに悪影響を及ぼすことがあるからです。

                    

確実な方法は歯を削って義歯によって歯の形を変えることです。

                         

Fukusima_014

                                                                    

Hukusima_006_2

                  

Hukusima_007_2

                          

もったいない気もしますが、自分の歯を削って人工の義歯に替えます。

           

                 

この治療は以下の理由がある場合に行います。

            

審美的要求がある

見た目を美しく変えたいという理由があれば歯を削って義歯にする意味が

あります。

             

歯がぐらぐらしている

歯がぐらぐらしていて歯周病が進行しそうな状態であれば、歯を削って義歯で

固定する意味があります。

                    

                 

この治療により見た目もきれいになり、弱った歯を補強することができます。

                 

                

               


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All-on-4

2009-09-07 09:15:00 | インプラント

インプラントは可能な限り少ない本数で治療するようにしています。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/implant.html

                      

すべての歯を失ってしまった時に、最少で何本のインプラントで歯を回復させる

ことができるでしょうか。

                                

条件がそろえば4本のインプラントで歯を回復させることができます。

                 

Dscn4642_2

            

Implant_005_2

                      

         

これはオール・オン・4と呼ばれる治療法で、4本のインプラントで歯を回復させ

ます。

              

歯のない状態から回復させるのには4本が最小限です。

                    

実際には顎の骨の状態、咬み合わせの状態、噛む力などを総合的に判断して

オール・オン・4の治療が可能かどうかを判断します。


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インプラントの本数

2009-09-04 09:38:00 | インプラント

インプラントは最小本数で治療するようにしています。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/implant.html

                 

少ない本数で治療をした方がいろいろな面で負担が少なくなるからです。

            

いろいろな面とは

             

肉体的(手術の負担)

経済的(治療費の負担)

治療日数的(来院回数の負担)

メインテナンス的(インプラントを長くもたせるための負担)

にです。

                 

インプラント治療においては、必要最小限の本数で行うように治療計画を立てます。

                  


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一本のインプラントで流れを変える

2009-09-02 09:27:00 | インプラント

歯は左右同等の状態になっていることが理想です。

                 

決して、左右とも完璧な状態であることが必要なわけではありません。

                  

多少歯が弱っていても、左右同等になっていれば問題は起きにくくなります。

                          

どちらかが相対的に弱くなると、バランスが崩れて良い方の歯がわるくなって

いくからです。

           

良い方の歯ばかりで食事をするようになると、結局良い方の歯まで悪くなって

しまいます。

           

そんな時に1本のインプラントで左右のバランスを取り戻せることがあります。

                   

Implant_001_3

                                           

Implant_002_2

               

Implant_003

                    

                     

1本のインプラントで左右のバランスが回復する場合は、インプラント治療が

ベストであるといえます。


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