今まで、「歯石がつきやすい人は、唾液の中にカルシウムやリンが
多い。」という説明をしてきました。
歯石は歯周病の原因となるもので、こまめに取ることをお勧めして
います。
歯石がつきやすいのは生まれつきの体質であると思っていましたが、
体の中の代謝によって説明がつくようになりました。
実は、歯石がつきやすい人は体の中のカルシウムが不足している
可能性があるのです。
普通は「カルシウムが余っているから、歯に歯石がつくのだろう」と
考えますね。
歯に石がつくほどにカルシウムが体の中にたくさんあるのだろう、と。
ところが体の中のカルシウムが不足する方が結石が生じる可能性が
あるのです。
結石には、腎臓結石、胆嚢結石・膀胱結石・尿管結石などが
ありますが、口の中の石といえば歯石です。
これらがカルシウム不足によるものだという説明をしていきます。
小幡歯科医院