神経のある歯にヒビがみつかった場合、凍みたり痛みがなければ
様子を観ることが多いです。
ヒビが神経に近くなるまで広がっていくと凍みるようになったり
痛みを感じるようになります。
神経があればその神経がセンサーとなってヒビの範囲を教えて
くれます。
ヒビがあっても凍みたり痛みがないということは、ヒビが深くない
ということです。
特に前歯はふつうは食事で力をいれなくても済むので様子を
みることが多いです。
問題は奥歯です。
奥歯は常に噛む力を受け止めていますので、ヒビが広がり
やすいです。
(ヒビが入っているということは、すでにその歯に強い力が
かかっている証拠です。)
ですから様子をみるといっても、ヒビが広がらないように注意する
必要があります。
患者さんには
歯ぎしり、食いしばりをしないようにする
http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html
食事で歯を強く噛まないようにする
http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20121026
ストレスがあればそれが少なくなるようにこころがける
努力をしていただきます。
歯科医としてはその歯に力がかからないように咬み合わせの調整をします(少し歯を削ります)。
前歯でも心配がある時はこれらのことを考慮します。
歯のヒビをみつけたら食事の仕方、咬み合わせ、生活習慣など
総合的にチェックをする必要があります。
小幡歯科医院