長男が盆休みに、嫁と1年生となった孫息子を連れて帰省してきた。夜、スイカをほお張りながら、ふとあるものを孫に見せてやることを思いついた。
フジカスコープ、8㎜フィルムの映写である。今の孫と同じ年頃の長男が撮影されているフイルムがたくさんある。映写機にフィルムをセットしようとするが、何分久しぶりなためフィルムの巻きつけ方や動かし方を忘れていて手間取る。
やっと1本目が映し出された。錦川へ川遊びに連れて行った時のものが出てきた。30年前の親が小さかったころを見ながら孫はにんまりとしている。不思議なものを見ているような感じがしたのだろう。
「私でも写せます」という、若かりし扇千景がテレビのコマーシャルでやっていたころに買ったものである。フィルムはカセット式、1本でたったの3分間しか撮影できない。それなのに結構値は高かった。
今は撮影するといえばビデオカメラ。私は持っていないが、1時間でも2時間でも写すことができるという。技術は進歩し、いい時代になったと言いたいところであるが、そうとばかりは言えないように感じている。
8㎜フィルムで撮るときには、ここぞという場面だけを選りすぐり、フィルムの残量を気にしながら細切れに撮影した。テレビCMを作るような気持ちで濃縮した場面だけを写した。
今ならそんな必要はない。だらだらだらと3脚にビデオカメラを乗せっぱなしでメリハリもなく写している人もいる。
もちろんビデオカメラが優っているのは認めるが、蝉の一生にも似た3分間という非常に短い時間しか撮影できない8㎜フィルムの切羽つまった緊張感ある撮影が今はただ懐かしい。暗くした部屋で映写機を回しながら、古きあの時代を思い出していた。
(写真は、40年前に買った未だ現役の映写機「フジカスコープ」)
フジカスコープ、8㎜フィルムの映写である。今の孫と同じ年頃の長男が撮影されているフイルムがたくさんある。映写機にフィルムをセットしようとするが、何分久しぶりなためフィルムの巻きつけ方や動かし方を忘れていて手間取る。
やっと1本目が映し出された。錦川へ川遊びに連れて行った時のものが出てきた。30年前の親が小さかったころを見ながら孫はにんまりとしている。不思議なものを見ているような感じがしたのだろう。
「私でも写せます」という、若かりし扇千景がテレビのコマーシャルでやっていたころに買ったものである。フィルムはカセット式、1本でたったの3分間しか撮影できない。それなのに結構値は高かった。
今は撮影するといえばビデオカメラ。私は持っていないが、1時間でも2時間でも写すことができるという。技術は進歩し、いい時代になったと言いたいところであるが、そうとばかりは言えないように感じている。
8㎜フィルムで撮るときには、ここぞという場面だけを選りすぐり、フィルムの残量を気にしながら細切れに撮影した。テレビCMを作るような気持ちで濃縮した場面だけを写した。
今ならそんな必要はない。だらだらだらと3脚にビデオカメラを乗せっぱなしでメリハリもなく写している人もいる。
もちろんビデオカメラが優っているのは認めるが、蝉の一生にも似た3分間という非常に短い時間しか撮影できない8㎜フィルムの切羽つまった緊張感ある撮影が今はただ懐かしい。暗くした部屋で映写機を回しながら、古きあの時代を思い出していた。
(写真は、40年前に買った未だ現役の映写機「フジカスコープ」)
うらやましいです。
実家には、20年前の古い掃除機がまだ健在ですよ。
今や骨とう品の存在ですが捨てられません。
運動会の季節が近づきますが、ビデオを撮ると観られなくて、何位になったのかさえ分からないときあります。
先日は、お越しくださいましたのに気付かず失礼しました。
ご覧下さいまして、ありがとうございます。
今夜は、ゆっくり拝見しています。
お孫さんが、映写の中の、小さかった頃のお父様の姿を見て、喜ばれたことでしょう。
歓声を上げられる様子が見えるようです。
先日の文章を600字に纏めてみました。
まだ8mm映写機を持ってもられるとは。
小生も自分の結婚式を友人と言うか上司が8mmで撮影してくれたフイルムを持っています。
途中ビデオテープにダビングし、今はDVDにダビングして保存しています。
それにしても懐かしい映写機、今も現役…。
さすがですね、エンジニヤーさん。
娘が3歳の誕生日に、吉香公園の鯉泳ぐお堀に片足入れようとしているフィルムだけはありますが、映写機はどこへやら…。
8mmに成長の記録を残しています。
何年か前に、それを全部ビデオテープに落とし、
子ども達に見せました。
「音は?音がない!」
ビデオ世代の彼らには、
無声映画のように思えたようです。
懐かしい物を拝見しました。わが家では何十年も使っておりません。
1本3分、緊張をして撮り、編集のためズタズタに切り番号をつけて・・・、映写機が回るように思い出せます。ありがとうございました。