写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

賞状額作成

2018年03月26日 | 木工・細工・DIY

 主宰している「岩国エッセイサロン」という同好会のメンバーは17人いる。その中の2人の女性が、昨年毎日新聞社の「はがき随筆」という読者投稿のエッセイ欄に投稿したものが、年間の優秀賞に選ばれるという快挙を成し遂げた。

 つい先日、その表彰式が山口の毎日新聞支局で開催され、出席し大きな賞状をもらって帰ってきた。2人の内のYさんは受賞の常連であり、今まで何度も賞をもらっているベテランであるが、もう1人のKさんは初めての受賞であった。

 表彰式に出席した様子を電話で報告してきたとき、「ひとつお願いがあります。表彰状を入れる額を作っていただけませんか」と突然言う。先日の同好会の定例会のときに、「DIYで板の角を45度に切って、額の角をぴったりと90度にする技術を持っています」と自慢たらしく雑談をした。Kさんは、それを覚えていての電話であった。

 「要望があれば作ってあげますよ」とは一言も言ってはいなかったが、女性から「作っていただけませんか」と言われれば嫌とは言えないのが私の大きな弱点でもある。つい「はい、いいですよ」と言ってしまっていた。

 外で仕事するにふさわしい天気の日、電動ノコとトリマー、それに手持ちの板を庭に持ち出して、一仕事をして額を作った。大きさは28cm*40cmの表彰状を入れることができる大きさで、結構大きいものとなった。できたものに軽くペーパーをかけた後、ガラス店に走って厚さが2mmのガラスを切ってもらう。その道すがら、画材店によって、裏から止めるフックを買って帰り、裏当てのベニヤ板を切ってはめると完成品となった。

 ベニヤ板に「贈呈 Kさんへ 2018.3.25 茅野友 作」と書いた後、再度、ペーパーを丁寧にかけ、Kさんにいつでも取りに来るように電話をしておいた。まだ見ぬ額なのに弾んだ声で喜んでくれていたが、現物を手にしての感想を聞くのが楽しみである。

 


5 コメント

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面目躍如! (Yattaro-)
2018-03-26 21:44:58
看板に偽りなし!
「工房木馬」。オーナーの腕前確かに拝見。
秘蔵の道工具にも目を見張りましたが、それらを使いこなし、突然の注文であろうと、ちゃんと応じられる力量。お見事!
今度賞状を頂くようなことがあったら、一つ甘えてみましょうかねー。
性別の関門がありますかねー。
Yattaro-さん (ロードスター)
2018-03-27 17:11:05
頼まれれば「イヤ」とは言わないのは妙齢の女性に対してだけですから。あっ、あの人は、妙齢ではなかったか?な。
願いが叶う (K)
2018-03-27 20:50:30
平昌オリンピックのアスリートの誰かが言っていました。夢を口にしていたらいつか叶うと。やっぱり言ってみるものですね(にんまり)
ありがとうございます。明日伺います。幸運を呼ぶお花を持って。
私にもお願いします (anne)
2018-03-31 19:29:48
昨年、読売書法展入選しました。私にも、素敵な額を
作ってください?エッセイでなくては、だめですか?
anneさん (ロードスター)
2018-04-03 16:53:03
賞状の大きさをお知らせください。
大きすぎると、作れない場合があります。
私手作りの額では、もらった賞状にふさわしくないかもしれませんね。市販品の購入をお勧めいたしますが……。