主宰している「岩国エッセイサロン」という同好会のメンバーは17人いる。その中の2人の女性が、昨年毎日新聞社の「はがき随筆」という読者投稿のエッセイ欄に投稿したものが、年間の優秀賞に選ばれるという快挙を成し遂げた。
つい先日、その表彰式が山口の毎日新聞支局で開催され、出席し大きな賞状をもらって帰ってきた。2人の内のYさんは受賞の常連であり、今まで何度も賞をもらっているベテランであるが、もう1人のKさんは初めての受賞であった。
表彰式に出席した様子を電話で報告してきたとき、「ひとつお願いがあります。表彰状を入れる額を作っていただけませんか」と突然言う。先日の同好会の定例会のときに、「DIYで板の角を45度に切って、額の角をぴったりと90度にする技術を持っています」と自慢たらしく雑談をした。Kさんは、それを覚えていての電話であった。
「要望があれば作ってあげますよ」とは一言も言ってはいなかったが、女性から「作っていただけませんか」と言われれば嫌とは言えないのが私の大きな弱点でもある。つい「はい、いいですよ」と言ってしまっていた。
外で仕事するにふさわしい天気の日、電動ノコとトリマー、それに手持ちの板を庭に持ち出して、一仕事をして額を作った。大きさは28cm*40cmの表彰状を入れることができる大きさで、結構大きいものとなった。できたものに軽くペーパーをかけた後、ガラス店に走って厚さが2mmのガラスを切ってもらう。その道すがら、画材店によって、裏から止めるフックを買って帰り、裏当てのベニヤ板を切ってはめると完成品となった。
ベニヤ板に「贈呈 Kさんへ 2018.3.25 茅野友 作」と書いた後、再度、ペーパーを丁寧にかけ、Kさんにいつでも取りに来るように電話をしておいた。まだ見ぬ額なのに弾んだ声で喜んでくれていたが、現物を手にしての感想を聞くのが楽しみである。
「工房木馬」。オーナーの腕前確かに拝見。
秘蔵の道工具にも目を見張りましたが、それらを使いこなし、突然の注文であろうと、ちゃんと応じられる力量。お見事!
今度賞状を頂くようなことがあったら、一つ甘えてみましょうかねー。
性別の関門がありますかねー。
ありがとうございます。明日伺います。幸運を呼ぶお花を持って。
作ってください?エッセイでなくては、だめですか?
大きすぎると、作れない場合があります。
私手作りの額では、もらった賞状にふさわしくないかもしれませんね。市販品の購入をお勧めいたしますが……。