海沿いの国道188号線で柳井市に入るころから、はるか左前方の高い山の上に、大きな風車が1基ゆっくりと回転しているのが見える。
風力発電の風車であろう。今年になって初めて気が付いた。最近、建設されたものに違いない。
直近で観察してみたくなった。いつもの3人組みで、弁当を買い込み、ミルで挽いたコーヒーとコールマンの小型ストーブを持ってロードスターを走らせた。
風車は、柳井の南・平生町の大星山の山頂にある。標高は438mと書いてある。入り口が分かりにくかった西側からの道を登っていった。
登るに従い、風車はだんだん大きくなり圧倒される。頂上の少し手前で車を止めた。ぶんぶんと不連続で不気味な、風を切る鈍い音が聞こえる。
頂上の、風車の直下にある広場に着いた。仰ぎ見ると、羽根が頭に当たりそうな感じがする。とにかくでかい。
説明板を読んでみた。「ドイツ製、出力1500kw、年間380万kwh/年、1200世帯分の発電量、羽根中心高さ65m、羽根直径70m、平均風速6.7m/s」と書いてある。
家庭用電力単価10円/kwhとすると、1年間で3800万円を、自然の風が稼ぎ出してくれていることになる。
建設費がいくらかかったか知らないが、東西南北どの方向から吹いてくる風でも、風見鶏のように、この風車は風に向かい、低コストで電気に換えてくれる。
何といっても最大の魅力は、炭酸ガスも出さず、無公害ということであろう。口を大きくぽかんと開けて上を向いていたら、ちょうど12時になった。
弁当を食べる傍らで、コーヒーを沸かした。風が強く、ストーブの炎は横に流れる。時間はかかったが、それでもポットの湯は沸いた。
野外でのコーヒーは久しぶりであった。寒さが厳しいほどおいしく感じる。この日は、天気は良いが風は冷たい。我慢できず、車の中で一服した。
自然エネルギーを利用する点では、静のソーラ発電もいいが、動の風車発電は迫力がある。頑張っているのが目で見えるのがいい。
大星山の頂上で、毎日健気に回っている風車を見ると、「今日、俺も頑張らなければ」と思う人もいるのではないかと思う。そういう効果もこれにはあるように思った。
風が吹けば、昔は桶屋、今は電力会社が儲かる世の中となった。背筋が少し冷えてきた。「はっくしょ~ん」。薬屋も儲かる季節となった。
(写真は、大星山頂上付近からの「風車」)
風力発電の風車であろう。今年になって初めて気が付いた。最近、建設されたものに違いない。
直近で観察してみたくなった。いつもの3人組みで、弁当を買い込み、ミルで挽いたコーヒーとコールマンの小型ストーブを持ってロードスターを走らせた。
風車は、柳井の南・平生町の大星山の山頂にある。標高は438mと書いてある。入り口が分かりにくかった西側からの道を登っていった。
登るに従い、風車はだんだん大きくなり圧倒される。頂上の少し手前で車を止めた。ぶんぶんと不連続で不気味な、風を切る鈍い音が聞こえる。
頂上の、風車の直下にある広場に着いた。仰ぎ見ると、羽根が頭に当たりそうな感じがする。とにかくでかい。
説明板を読んでみた。「ドイツ製、出力1500kw、年間380万kwh/年、1200世帯分の発電量、羽根中心高さ65m、羽根直径70m、平均風速6.7m/s」と書いてある。
家庭用電力単価10円/kwhとすると、1年間で3800万円を、自然の風が稼ぎ出してくれていることになる。
建設費がいくらかかったか知らないが、東西南北どの方向から吹いてくる風でも、風見鶏のように、この風車は風に向かい、低コストで電気に換えてくれる。
何といっても最大の魅力は、炭酸ガスも出さず、無公害ということであろう。口を大きくぽかんと開けて上を向いていたら、ちょうど12時になった。
弁当を食べる傍らで、コーヒーを沸かした。風が強く、ストーブの炎は横に流れる。時間はかかったが、それでもポットの湯は沸いた。
野外でのコーヒーは久しぶりであった。寒さが厳しいほどおいしく感じる。この日は、天気は良いが風は冷たい。我慢できず、車の中で一服した。
自然エネルギーを利用する点では、静のソーラ発電もいいが、動の風車発電は迫力がある。頑張っているのが目で見えるのがいい。
大星山の頂上で、毎日健気に回っている風車を見ると、「今日、俺も頑張らなければ」と思う人もいるのではないかと思う。そういう効果もこれにはあるように思った。
風が吹けば、昔は桶屋、今は電力会社が儲かる世の中となった。背筋が少し冷えてきた。「はっくしょ~ん」。薬屋も儲かる季節となった。
(写真は、大星山頂上付近からの「風車」)
風力発電のコスト例(規模1,000kW程度の場合)
設置コスト 24~37万円/kW
設置コスト 総額 2.4~3.7億円
発電コスト 10~24円/kWh
コスト比(火力発電との比較) 約1.5~3.0倍
それにしても、ロードスターさんは、行動範囲の広い御方ですね?
北海道の風力発電の風車の行列は見ものですよ。一度見に来て下さい。
それでは宜しく。
こんな発電コストなら、もっと建設が進んでも良いように思いますが。
頂上からの景色も格別でした。一度お出かけください。お勧めです。
見に行きたくなりました。
山陰旅行をしているときに、島根県のどこかで、何基も回っているのを見たことがあります。
全国いたるところで、見られるようになるのでしょうか。