俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

どじょうの蒲焼き @ 金沢 主計町 「一葉」

2011年06月23日 20時57分36秒 | 時系列でご覧ください

実はずいぶん大人になるまで 『 どじょうの蒲焼き 』 が金沢(正確には富山の一部も)独特の郷土料理だなんて全く知らなかった。
実際、「三丁目の夕日」みたいにその町その町に商店が並んでいた頃には、市内のあちこちに蒲焼き屋さんがあって、夏場は特に普通におかずとして食卓に上っていたし、全国どこにでもある食べ物だとすっかり勘違いしていた。

ただ当時のちっこい子供には、そのほんのりとした独特の苦みが今ひとつ理解できず、さらには『ウナギの蒲焼き』にはなかなか手が届かない分、その代用品であるという間違った認識が高まるに連れて、自ら積極的に食べたいと思ったことはなかった。
思えば鯨肉もそんなイメージだったような気がするなあ。



ま、それはさておき、先日是非ともお座敷遊びを体験してみたいので案内をして欲しいとガレタッソのお客さんから相談を受け、ならばとその人のご厚意に甘え、案内がてら主計町の「一葉」に同行させてもらった。

そして4年振り(前回のエントリーはコチラ)に上がらせてもらった一葉さんのお座敷、今回は先日1周年を迎えた「バー 一葉」から庭を眺めながら登っていったこともあって、さらに風情があるように感じられ、夏の設えに変わったばかりの御簾障子などを見ていると、まさに「日本の夏!」



そんな中、酒のあてとして「枝豆」とともに用意されていたのが、なんと!これからシーズンを迎える金沢の夏のスタミナ食である『どじょうの蒲焼き』だったのであります。

近江町の杉本水産さんの国内産天然どじょうを一匹ずつ背開きにして串打ちをし、長七輪の炭火で香ばしくていねいに焼き上げたというこの蒲焼き、一口食べるとそのコリコリとした歯触り、ウナギとは大違いのあっさりとした、でも香ばしい奥深い味わい…、食べているところが食べているところだからということもあって、今まで食べた中で一番上等な味のする蒲焼きだったのでありました。



いつもながらついつい見入ってしまうなあ、たか子お母さんの艶やかな舞い。ふぅ~

   

レギュラーバージョンのお座敷遊びもしっかり楽しませてもらい、すっかり満足満足




今日の1曲 “ 星くず ” : アン・サリー

こんな人と一緒にこうしたところ行ったらさぞや楽しいでしょうね。
ということで、ご存知、久保田さんの名曲をカヴァーしているこのバージョンを

こちらをクリック → http://youtu.be/eQM68VU4VKg


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