
先日観た「ボビー」でヘレン・ハントに相変わらず心引かれ、彼女繋がりでDVDにて久々自宅鑑賞したのがこの作品。
病的なまでに潔癖症で自己中心的偏屈オヤジな小説家に扮するジャック・ニコルソン。
そんなオヤジが恋をしてしまう喘息持ちの息子と暮らすシングルマザーのヘレン・ハント。
そして小説家の隣の部屋に住むゲイの芸術家のグレッグ・キニア。
そうした3人に、最優秀助演動物賞ものの演技を見せる犬が加わって、ある程度人生を過ぎた大人同士の恋を、言葉や気持ちの行き違いを重ねつつ、丁寧に描いた好編だなと改めて実感。

そして後に続いた作品「恋愛適齢期」の前哨戦みたいなジャック・ニコルソンの不器用な偏屈ぶり演技も見ものだけど、それよりも何よりもヘレン・ハントの演技がやはり最高。
NYでシングルマザーとして生きていかなくてはならない気丈夫さを持ちつつ、何故かちゃんとした恋人が出来ない現実を嘆くもろさも見せ、しっかりもののでありながら少し「天然」も入っていて、そして何ともキュートというその演技ぶりに、心ときめいてしまったのだ。
特に精神分析医から薬さえ飲めば病状は良くなると言われながら薬を嫌っていた小説家から
「薬を飲むのが嫌いなんだ。でも飲むようになった」と告白され
「どこがほめ言葉なの?」と聞き返し
「いい人間になりたくなった」と言われ
“ That's maybe the best compliment of my life ”と答えるときの彼女のなんとも言いようもない素敵な表情にハートめらめら(苦笑)。

とにかく単なる恋愛ドラマとしてだけではなく、人生ってそんなに悪いもんじゃないというメッセージが込められていて、人間ドラマとしても楽しめる作品でもあります。
加えてこのときニコルソン兄貴は60歳。こんなのもありだなと、手前勝手ながら何となくこれからの人生に夢を持たせてもくれますのだ(笑)。
ちなみに監督はジャック・ニコルソンとのコンビでそれぞれオスカーの助演男優賞と監督賞を獲得した「愛と追憶の日々」の名匠、ジェイムズ・L.ブルックス。
この作品では第70回オスカーの主演男優賞&主演女優賞を受賞しています。機会があれば是非。
今日の1曲 “ For Sentimental Reasons (I Love You) ” : Nat King Cole
映画の中でジャック・ニコルソンが何度も口ずさむ曲が、あのロッド・スチュワートもカヴァーし、スタンダードの定番となっているこのナット・キングコールの名曲。
ちなみに彼のことを往年のファンや洋楽通はナッキンコールと呼ぶそうで(ひえー!)、そんな彼の娘が実はナタリー・コールだったりします。
1曲丸ごと聴ける動画を探したのですが、彼のものは見つからず、何故かウディ・アレンに捧げた作品にこの曲が流れていて、これはこれで面白かったりしました。
そんな動画はこちら
病的なまでに潔癖症で自己中心的偏屈オヤジな小説家に扮するジャック・ニコルソン。
そんなオヤジが恋をしてしまう喘息持ちの息子と暮らすシングルマザーのヘレン・ハント。
そして小説家の隣の部屋に住むゲイの芸術家のグレッグ・キニア。
そうした3人に、最優秀助演動物賞ものの演技を見せる犬が加わって、ある程度人生を過ぎた大人同士の恋を、言葉や気持ちの行き違いを重ねつつ、丁寧に描いた好編だなと改めて実感。

そして後に続いた作品「恋愛適齢期」の前哨戦みたいなジャック・ニコルソンの不器用な偏屈ぶり演技も見ものだけど、それよりも何よりもヘレン・ハントの演技がやはり最高。
NYでシングルマザーとして生きていかなくてはならない気丈夫さを持ちつつ、何故かちゃんとした恋人が出来ない現実を嘆くもろさも見せ、しっかりもののでありながら少し「天然」も入っていて、そして何ともキュートというその演技ぶりに、心ときめいてしまったのだ。
特に精神分析医から薬さえ飲めば病状は良くなると言われながら薬を嫌っていた小説家から
「薬を飲むのが嫌いなんだ。でも飲むようになった」と告白され
「どこがほめ言葉なの?」と聞き返し
「いい人間になりたくなった」と言われ
“ That's maybe the best compliment of my life ”と答えるときの彼女のなんとも言いようもない素敵な表情にハートめらめら(苦笑)。

とにかく単なる恋愛ドラマとしてだけではなく、人生ってそんなに悪いもんじゃないというメッセージが込められていて、人間ドラマとしても楽しめる作品でもあります。
加えてこのときニコルソン兄貴は60歳。こんなのもありだなと、手前勝手ながら何となくこれからの人生に夢を持たせてもくれますのだ(笑)。
ちなみに監督はジャック・ニコルソンとのコンビでそれぞれオスカーの助演男優賞と監督賞を獲得した「愛と追憶の日々」の名匠、ジェイムズ・L.ブルックス。
この作品では第70回オスカーの主演男優賞&主演女優賞を受賞しています。機会があれば是非。
今日の1曲 “ For Sentimental Reasons (I Love You) ” : Nat King Cole

ちなみに彼のことを往年のファンや洋楽通はナッキンコールと呼ぶそうで(ひえー!)、そんな彼の娘が実はナタリー・コールだったりします。
1曲丸ごと聴ける動画を探したのですが、彼のものは見つからず、何故かウディ・アレンに捧げた作品にこの曲が流れていて、これはこれで面白かったりしました。
そんな動画はこちら
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