俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

バスク料理とともに夜は更けて @ 金沢 大工町 「アロス」

2012年08月08日 19時30分17秒 | 時系列でご覧ください


金沢のナイトクルージングに永遠のディスティネーションがあるとするならば、個人的には間違いなくそれは我が愛すべきアミーゴ・タカがやっているスペイン料理店である「アロス」だ。

基本的に大繁盛店なので満員で断られることを避け、夜の深い時間に行くことが多く、おかげで酔いに任せて調子に乗ってしまい、幾度となく窓から白々と明ける空を見上げたものだった。

そんな中、一昨日の夜、今週末で金沢を離れることとなったパブロを、たまたまガレタッソに残っていたボンソワ・ミカ嬢とともに引き連れて、金沢の思い出作り(なのか?)として、そんな「アロス」へレッツラゴー!



実は小学生の頃に3年間コロンビアに住んでいたことがあり、その時にスペイン語を覚えたというパブロ、スイスに帰ってからは使うこともなくかなり忘れていたものの、今回日本に来る前にグアテマラにて3ヶ月滞在し、すっかり言葉を思い出したとのことだったけれど、タカこと石浦くんの淀みなく速射砲のように繰り出される言葉の洪水に最初は圧倒されてしまい、何ともたじたじ状態 w

ちなみに石浦くんはパブロというおよそスイス人らしからぬ名前から彼をついスペイン人だと勘違いしたようで、だからこそか「懐かしい?」とか言いながら出してくれたハモン・セラーノ。
こんなシチュエーションだからかいつにもまして 「 Bueno! 」



とにかくアロスは遅い時間になるほど知り合いと会う確率が高くなる店なのだけど、ちょうどカウンターで美味しそうな「鰻のパエリア」を今まさに食べようとしていた 「 ボルドール 」 の岩本くんを発見し、思わずお裾分けを強要(苦笑)。


そしてこれが何と言うか、とにかくただならぬ美味しさ!
具材たっぷりなパエリアに1尾丸ごとの鰻は、まさしく黄金比率的バランスの良さで、とにかく旨いったらありゃしない。
岩本くん、ほんまゴチになりました。感謝!



実のところ基本にオーダーはいっつも完全にお任せなんだけど、出ました! 初めての人と一緒だとかなりの頻度で登場するご存知 「 塩鱈のピルピル 」。
6年前に開業した際に初めて食べた感動をいつでも思い出させてくれるピルピル、例のコラボバーガーではあまりに量が少なくて残念だったけれど、まだ食べたことのない人は是非!
詳しくはその開業当時に書いたブログのエントリーをご参照あれ! → コチラ



とにかくいろんな人が集まる店なんだけど、この日は後からさらに映画好きな 「 ラファロ 」 のアキさんも来て、これまた旨そうなオニオンスープを頼んでいたので、ついついつまみ食い。エヘッ
玉葱の旨味がとてつもなくたっぷり凝縮されたスープはもうもう堪りまへん! なのであります。ゴチでした。



そしてフランス生活体験者であるミカ嬢が 「 私の知ってる(モンサンミッシェルの)ものの3~4倍もありそうなムール貝、大感激でした!! スープがまた美味しい! 」 と後から FB に書き込んでくれるほど喜んでくれた広島産ムール貝のてんこ盛り!
ムール貝を出してくれる店はこの街にも数あれど、その豪快な盛り付けと旨さはまるでヨーロッパだがや~!
ということで、本当に大好きなひと品なのであります。うひゃ~!



この日は今の季節にはお馴染みのチャコリに加え、あっさり味のシェリーをチョイスしてもらったのだけど、これが実に程よい軽さと口当たりの良さでさすがシェリーを知り尽くしている(※アロスにはワインセラーのほかに、ちゃんとシェリー庫まであったりするのであります)石浦くんならではのチョイスで、料理ともども三人とも大満足だったのでありました。



ちなみに10月の移転話がちゃんとアナウンスされ始めた通り、あと2ヶ月で木倉町へと移るアロス、いったいどんな店となるのかいろんな意味で大いに楽しみなのであります。




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