■『ディープインパクト好配合馬リスト(2011)』で望田潤が推奨したディサイファ(牡6歳)が日曜札幌11R札幌記念(G2・芝2000m)を勝ちました。
グラスワンダーの近親で、Fall AspenにGraceful Touchとパワーと母系にはスタミナのハイインロー血脈が流れる。母父がSeeking the Goldのラインだけにダートも巧そう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102678/
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』で望田潤が推奨したケルフロイデ(牡2歳)が土曜新潟5R新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)キングカメハメハ編』でも推奨しております。
★キャロットクラブ
父キングカメハメハ
母ケルアモーレ(Monsun)
牡 募集価格:3600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105867/
3代母Qui BidはNasrullah≒Royal Charger4×4・4・5とスピードを強く固定していて、母として独オークスと独1000ギニーに勝ったQue Belleや短距離で4勝をあげたダンツシュアーなどを産んでいます。そこにBeau Geniusが配された母母Qelle AmieはBold Ruler4×4、Raise a Native4×4で、そこにNasrullah血脈を全く持たずドイツ血脈で固めたMonsunが配されたのが母ケルアモーレ。完全なるアウトブリードなので強いクロスを持つ種牡馬との配合に打ってつけの繁殖牝馬といえます。本馬の半姉Quadunaはヴェルツィエーレ賞(伊G3・芝2000m)に勝っていますが、その父はNorthern Dancer3×5、Buckpasser4×4を持つDuke of Marmaladeでした。本馬の父キングカメハメハもNorthern Dancerのクロス4×4・6なので、母父Monsunを1/4異系とし、残りの3/4の部分でNorthern DancerやNasrullahをクロスするという、キンカメ産駒としては最も成功しやすくオススメしやすい配合形になりました。自身はナスキロの薄いクロスもあるので、柔らかな体質の芝中距離馬で東京や外回りの2000m前後が活躍の場でしょう。
○ケルフロイデ(牡、母ケルアモーレ)
母母Qelle AmieはBold Ruler4×4、Raise a Native4×4、Nasrullah≒Royal Charger5×5・5・5で、そこにNasrullah血脈を持たずドイツ血脈で固めたMonsunが配されたのが母ケルアモーレ。そこにNorthern Dancer3×5とBuckpasser4×4を持つDuke of Marmaladeが配されたのが本馬の半姉Quaduna(伊G3ヴェルツィエーレ賞勝ち)。父キンカメでもやってることは同じで、Monsunを1/4異系とし残りの3/4の部分でNorthern DancerやNasrullahをクロス。母方のスピード色が濃い体型で早期からマイルで動ける。
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』で望田潤が取り上げたウインムート(牡2歳)が土曜札幌5R新馬戦(芝1500m)を勝ち上がりました。
★ウインレーシングクラブ
父ロージズインメイ
母コスモヴァレンチ(マイネルラヴ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101442/
牡 募集価格:3800万円
ドリームバレンチノ、マイネショコラーデの全弟で、母コスモヴァレンチは小倉2歳S勝ち馬。ロージズインメイはアウトサイダー血脈が豊富なアウトブリードであまり自己主張が強くなく、だから強いクロスを持つ自己主張の強い牝馬との配合に向いており、たとえばコスモオオゾラの母はNorthern Dancer4×4、Raise a Native4×4です。コスモヴァレンチはNasrullah6・6×4・5(血量にして4×4)のクロスを持つので、この組み合わせは大抵の場合は母のスプリンター資質がONになりやすい配合。体型や体質も母の長所をよく受け継でいるように見えるので、オープン級のスプリンターの期待をかけていいのではないでしょうか。(望田)
■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)ハーツクライ編』で望田潤が推奨したペイシャフェリシタ(牝2歳)が土曜札幌2R2歳未勝利戦(芝1800m)を勝ちました。
○ペイシャフェリシタ(牝、母プレザントケイプ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104606/
叔父にフランスとオーストラリアで重賞に勝ったGatewoodがいる。母プレザントケイプはNorthern Dancer4×4で、母父父Green Desertはワンアンドオンリーの母母サンタムールと3/4同血で、War Admiral+La Troienneの名繁殖Courtly Deeに辿り着く牝系。Sadler's Wellsを通じてSpecialの血も引き、ややパワーと粘着力に寄っている感はあるが、3/4姉のペイシャフェリスのような活躍を見込みたい。
■日曜札幌7R500万下 ヴェネト(ディープ・望田)
■日曜小倉10R西部スポニチ賞 トーセンビクトリー(POG・望田)
ケルフロイデはドイツ血統Monsunの娘でアウトブリードの母にNorthern Dancer4×4・6のキングカメハメハ、ウインムートはNasrullahクロスが強い(6・6×4・5)母に北米アウトサイダー血脈が強いアウトブリードのロージズインメイ、私としては最もオーソドックスかつ確実な狙い(緊張→緩和)でピックした馬たちです
「ハーツクライ×Courtly Dee」は昨年はワキノハガクレとジャストザルーチェ、今年はペイシャフェリシタとPOG書籍でピックしつづけていて、しかしなかなかワンアンドオンリーみたいな馬は出てこずみんなラトロパワー全開のナリタポセイドン型になってしまうので困ったもんです(^ ^;)
ペイシャフェリシタも明らかにパワー型で洋芝小回り1800mズンドバやと思うので、2歳Sに出られれば出てほしいなと
私はハーツクライ産駒の中で、ウインバリアシオンとフェイムゲームを評価していて、ワンアンドオンリーは二頭に似ているから、これは走らないことないと思いました。
今度サラブラッドが出る時には、ウインバリアシオンとフェイムゲームとワンアンドオンリーの三頭を比較出来る特集があったらなぁと、思っています。
やっぱり血統だけで体質はわからないものですかね?
例えばレーヴドスカーの子供が体質弱いとかそういうので判断するしかないんでしょうか。
まあレーヴドスカーやブラックエンブレムのように配合が良くてクロスが強くて自己主張が強い繁殖の場合は、10頭子供を産んだら7頭ぐらいはレーズドスカーらしいブラックエンブレムらしい馬が出ると思いますが、そういう確率の問題ですから
今ちょうど先週の小倉のレースを見直してますが、「レッドファルダはロブロイにこれだけLa Troienneがいっぱい入れたら、肩が立っててパワー体質の中距離型で夏馬やろなあ…」と血統表を見た第一印象そのままの馬もいれば、「オウケンダイヤはブライアンズタイムにロジータにジャングルポケットで血統はダート中距離やのに、小柄な短距離体型の牝馬で芝1200mで斬れたなあ…」ということもありますから
「配合が良いので、2歳3歳になればこういう良い資質が開花してくるはずだ」というようなジャッジやアプローチも当然しますが、いつも言うように血統屋のお仕事は「生まれる前のお仕事」と「生まれた後のお仕事」に大別されますから、実馬とすり合わせるのもお仕事なのですよ(・∀・)
国分優作くん→母父グリーンデザートのティーハーフで、この間重賞を勝った。
ノリさん→母父父グリーンデザートのロジユニヴァースでダービーを勝った。
ルメール→母父グリーンデザートのマクフィに乗っていた。
これは、偶然でしょうか?