「母が好配合で、異なる父との配合で兄姉がコンスタントに走っている」ということは、「母が良い配合に裏付けられた良い遺伝形質を確実に伝えている」ということですから、自身の配合におかしなところがない限りは信頼を置いていい、というのが共有クラブやPOGなどにおける血統的な基本スタンス
エターナルビートは父PentelicusがUnbridledと3/4同血(FappianoとCharediが共通)で、こちらは間にLe Fabuleuxが入らないのでAspidistra(父Better Self)4×3とRough'n Tumble4×4の北米パワー&スピードだけがONになったようで、現役時代は中級スプリンターとしてタフに走りました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1996110143/
母母Blue DoubleはBalladier≒Blue Larkspur4×3・4で、その母Blue BurstはBlue Gay≒Revoked1×2という凄い配合、ここからシャロン(CCAオークス)やトーヨーレインボーやジャスタウェイなどが出ます
このようにPentelicusとBlue Doubleからなかなかエゲツない米血クロスを受けていたエターナルビートですが、母父Sir Wiggleのところにはほとんど米血が入らず、Son-in-Law5×5・6など欧血中心の構成で、ここがクッキリと1/4異系になっているのがもう一つのポイント
このあたりは下記の栗山ブログに詳しいですが、1/4異系(1/4欧)としてのLe Fabuleuxを取り込めなかったために競走馬としても種牡馬としてもUnbridledに及ばなかったPentelicusに対し、Sir Wiggleというハッキリした1/4異系をもってきたのがエターナルビートだったと
Dr.Fager と In Reality のニックス(1)
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/06/drfager-in-real-08b5.html
クリスタルC2着などスプリンターとして高い資質をみせたのもうなずける「3/4米,1/4欧」の好配合で、そして初仔のマルカジーク(父サンデーサイレンス)が共同通信杯とシンザン記念で3着したのをはじめ、ルドベキア(1勝,父マンハッタンカフェ)、シャンパンファイト(2勝,父シンボリクリスエス)、エターナルロブロイ(3勝,父ゼンノロブロイ)と、出走産駒7頭中5頭が勝ち馬となっているように母としても成功しました
「3/4米,1/4欧」ですから、相手種牡馬はあまり米血が強くないほうがベターで、だから母が欧血中心でHyperionとLady Jurorのクロスを持つ「1/2米,1/2欧」のネオユニヴァースはこれまでの配合種牡馬のなかでもベストの選択と言ってよく、堂々と後付けするとフォーエバーモアがマルカジークを超えても何ら不思議ではなかったのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103499/
まあネオユニ牝馬というだけでちょっと尻込みするのはやむをえないし、いわゆるネオユニ産駒の成功パターンの配合でもないのですが、でもエターナルビートのこの好配合と仔出しの良さに着目していれば、ピックすることは可能だったはず
阪神JFはホウライアキコを言わしにいっての際どい3着で、1,2着馬と遜色のないレース内容だったと思うし、立ち回りの巧さを活かせば一泡吹かせられるぐらいの手応えをエビショウは掴んだのではないかとも
初仔から一本釣りというのはたしかにカッチョイイのですが、兄姉と比べて配合がさらに上なのだという釣り上げ方も血統派の醍醐味じゃないかと私は思うし、いずれにしても母は大事ですよ(・∀・)
個人的には、エーシントップの小回り適性が気になってます。
企画、男気ジャンケンに豊さんが
出ていましたが、控えめでしたなあ。。
ふりかけ親方目立ち過ぎ!!
エーシントップは基本Bold Ruler忍者走法だし、今はベストの1400mに落ち着いてきた感じだし、脚抜きのいい馬場ならちょっと死角はないですかね~
男気私見てないんですよ…
まあ園田では岩田が一枚上手でしたね(・∀・)