栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

12/5,6の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2020-12-09 11:19:12 | 共有クラブ

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したロードプレジール(牡2歳)が日曜阪神5Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

★ロードサラブレッドオーナーズ
父キングカメハメハ
母キャトルフィーユ(ディープインパクト)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018102576/
牡 募集価格:5500万円
母キャトルフィーユはクイーンS勝ち馬で、母母ワンフォーローズは3頭の重賞勝ち馬を産んだ名繁殖。キングカメハメハ×ワンフォーローズはThe Dancer=Kazadancoaの全姉妹クロス4×4とKingmambo≒Majestic Lightのニアリークロス2×5になり、レディアルバローザ=エンジェルフェイス姉妹が出た実績十分の配合です。本馬は間にディープインパクトが入った形ですが、ディープインパクト×レディアルバローザでオープン馬オールフォーラヴが出ており、その点でも信頼度が高い配合といえますね。実馬も見た目はキンカメ、歩かせるとディープという感じで、芝中距離馬としての高い素質を感じさせます。高価格帯ではこれをピックします。(望田)

【11月21日追記】4分の3兄ロードラウレア(父ロードカナロア)は8戦未勝利に終わりましたが、この馬は動画のアクションも良好で馬のデキは悪くないと感じました。母キャトルフィーユはクイーンS(G3)をレコード勝ちするなど重賞で再三上位争いをした活躍馬。ディープインパクト産駒でありながら2代母ワンフォーローズ(カナダ最優秀古牝馬3回)の影響を強く受け、瞬発力よりもスピードの持続力を武器とする馬でした。これにキングカメハメハを交配して誕生した本馬は、レディアルバローザ(中山牝馬S2回)、エンジェルフェイス(フラワーC)の4分の3同血で、オールフォーラヴ(府中牝馬S-4着)の父と母の父をひっくり返した配合でもあります。このファミリーの特長である先行して粘り強い芝中距離タイプになるのではないかと思います。(栗山)

『望田潤のPOG好配合馬リスト(2020)』で推奨したアレナマエストロ(牝2歳)が土曜中京2Rの未勝利戦(ダ1400m)を勝ち上がりました。

アレナマエストロ(牝・父ヘニーヒューズ・母ダブルゴールド)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105130/
ゴールドタンバリンの全妹でステファノスのイトコ。母母ゴールドティアラは南部杯勝ち馬で、モズカッチャンやラテンロックなども同牝系。母父ゴールドアリュール、牝系Good Exampleだからヘニーヒューズのダート巧者に期待できる配合で、全姉は小柄で新馬勝ち以降伸び悩み気味だが、こちらは一回り大きく出ている。(望田)

『ディープインパクト好配合リスト(2020)』で栗山求が推奨したレッドジェネシス(牡2歳)が土日曜阪神4Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

レッドジェネシス(牡・母リュズキナ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105343/
東京サラブレッドクラブで募集価格7000万円。母リュズキナは不出走。「ディープ×Storm Cat」はキズナ、リアルスティール、エイシンヒカリなど国内外で8頭のG1馬が出現しているニックス。2代母LuckyはアサシS(愛G3・芝7f)の勝ち馬で、英2000ギニーを勝ったキングオブキングスの全妹にあたる。2代母の父がSadler's Wellsでありながら鈍重さが感じられないのは、スティールハート(ニホンピロウイナーを出したスピード型種牡馬)の4分の3同血を3代母に持つこのファミリーの影響だ。母にNorthern Dancerの強いクロスを持つパターンは好ましい。確実性と大レース向きの底力を併せ持つ中距離向きの好配合馬。(栗山)

土曜阪神11RチャレンジC2着 ブラヴァス(POG・望田)
土曜阪神11RチャレンジC3着 ヒンドゥタイムズ(一口・栗山)
土曜中京12R栄特別 モーソンピーク(ディープ・望田&栗山)
日曜中京2R1勝クラス エイシンバッカス(POG・望田)
日曜中山11RラピスラズリS アストラエンブレム(一口&POG・望田、一口・栗山)



ノースブリッジが葉牡丹賞を完勝し、現時点でのモーリス3強はノースブリッジ、カイザーノヴァ、インフィナイト、この3頭ともサンデーサイレンスのクロスをもち母父がMr.Prospector系なんですね

ただモーリス産駒全体における勝ち馬率や平均賞金などでみると、サンデークロスやMr.Prospectorの有無で有意な差はみられません

またノースブリッジとカイザーノヴァは母系にマルゼンスキーの血を引くという共通点もあり、重賞・オープン・1勝クラスで馬券に絡んだモーリス産駒7頭のうち、インフィナイト以外の6頭はTom Fool(≒Attica)のクロスをもっています



上のように母系にTom Fool(≒Attica)をもつ産駒ともたない産駒では明らかに有意差があるので、やはりひとまず、モーリスはTom Foolなのだろうと

モーリスの血統表の3代目までの祖先で最もスピードがあるのはダイナアクトレスで、ダイナアクトレスの母モデルスポートはTom Fool≒Spring Run2×3、名繁殖モガミヒメはTom Fool4×5ですね

コメント (2)
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