栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

11/5,6の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2016-11-07 09:43:54 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2015)』で栗山求が推奨したエピカリス(牡2歳)が火曜門別10R北海道2歳優駿(Jpn3・ダ1800m)を勝ちました。

★キャロットクラブ
父ゴールドアリュール
母スターペスミツコ(カーネギー)
牡 募集価格:3600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014103121/
メイショウナルト(小倉記念、七夕賞)の4分の3弟。父はハーツクライからゴールドアリュールに替わりました。母方にマルゼンスキーが入るゴールドアリュール産駒は信頼性が高く、フーラブライド(中山牝馬S、愛知杯)、タケミカヅチ(ダービー卿CT)、トウカイパラダイス(大阪杯-2着)、トップカミング(日経新春杯-2着)などが出ています。連対率21.8%、1走あたりの賞金額268万円は、ゴールドアリュール産駒全体の17.0%、150万円を大きく上回っています。ダートに強い種牡馬でありながら、芝・ダートほぼ同じぐらいの成績を残しているというのがこの配合の特長。母の父カーネギーは「Sadler's Wells×Riverman」なので、父の代表産駒の1頭クリソライト(ジャパンダートダービーなど重賞3勝)の母クリソプレーズを彷彿させます。芝・ダートどちらでも行けるタイプで、中距離がベストでしょう。(栗山)

■『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で栗山求と望田潤が推奨したクリアザトラック(牡2歳)が土曜京都7Rの新馬戦(芝1600m)を勝ちました。

◎クリアザトラック(牡・母クロウキャニオン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105897/
ボレアス、マウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオン、ラベンダーヴァレイの全きょうだいにあたるおなじみの血統。これで5年連続の指名となる。牡馬に出たのは3年ぶりで、過去、全兄4頭はすべて重賞で連対経験があるので確実性が高い。母方に入るCaerleon、Vaguely Nobleは父とニックスで、「ディープ×フレンチデピュティ」もショウナンパンドラ、ウリウリ、マカヒキなど活躍馬が目白押し。(栗山)

○クリアザトラック(牡、クロウキャニオン)
カミノタサハラ、マウントシャスタ、ボレアス、ベルキャニオン、ラベンダーヴァレイの全弟。クロウキャニオンはNorthern DancerとナスキロラトロとEight Thirty≒Speed Boatのクロスで、フレンチデピュティとクロカミ(京王杯AH)のパワーを確実に伝えるのでディープインパクトとの配合はまず外さない。牡なのでタサハラやベルキャニのような中距離型だろう。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2015)』で望田潤が推奨したゼアブラヴ(牡2歳)が日曜京都6Rの新馬戦(芝1400m)を勝ちました。

★シルクホースクラブ
父ファルブラヴ
母ジェシカ(トニービン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105969/
牡 募集価格:1500万円
アイムユアーズとは父ファルブラヴ、母母セシルカットが同じで、イトコかつ3/4同血の間柄。とはいえ、アイムユアーズは母父がエルコンドルパサーで、ここでFairy King=Sadler's Wells≒NureyevとSeattle Slewをクロスする名配合ですから同列に扱うわけにはいきません。しかし「Special持ち種牡馬×ダイナカール=ダイナフェザー全姉妹牝系の繁殖」の組み合わせはこれまで43頭が出走し29頭が勝ち馬となる高確率で、ドゥラメンテやルーラーシップなどキングカメハメハとのニックスは有名ですが、オペラハウスでもファントムライト、メイショウサムソンでもトーセンアルニカ、リンカーンでもオマワリサンと最長飛距離が出ています。本馬の母ジェシカもレイヴ(父タイキシャトル,2勝)やパブリックアフェア(父キングカメハメハ,1勝)を見てのとおり、Special持ち種牡馬との配合では外していません。アイムユアーズとはタイプは違うでしょうが、父をしなやかな体質にしたような中距離馬として、上級出世の計算は立つ配合ですから、この募集価格ならばオススメしたいです。(望田)

■土曜東京7R500万下 マイネルエスパス(一口・望田&栗山)
■土曜東京11R京王杯2歳S3着 ディバインコード(一口・望田)
■日曜東京8R1000万下 サーブルオール(一口・栗山)
■日曜京都12R500万下 エイシンティンクル(ディープ・望田)

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ディープインパクト×フレンチデピュティは出走34頭中24頭が勝ち馬となっており、うち11頭が重賞で馬券に絡んでいますが、母母のところにBurghclereとニアリーな血、AureoleとかFair AlyciaとかFlower Bowlを持つ場合と持たない場合とで分けてみると

Burghclereとニアリーな血あり…マカヒキ=ウリウリf=エンドレスノットf、ボレアス=カミノタサハラ=マウントシャスタ=ベルキャニオン=ラヴェンダーヴァレイf=パラダイスリッジf、メジェルダf、ケイティープライド、カレンバッドボーイ、アンレールf=プリモンディアルf

Burghclereとニアリーな血なし…ショウナンパンドラf、アヴニールマルシェ、フライングレディf、アドマイヤキンカク

ディープ×フレンチデピュティのニックスにおいても、「ディープインパクト産駒が中距離をこなすには、牡馬はBurghclereのニアリークロスが必要だが、牝馬はその限りではない(Burghclereのニアリークロスのスタミナは牡のほうが伝わりやすい)」ということが実感できます

「Special持ち種牡馬×ダイナカール=ダイナフェザー全姉妹牝系」のニックスについてはゼアブラヴの推奨文で説明していますが、これはNureyev≒Sadler's Wells=Fairy Kingとダイナカール=ダイナフェザー姉妹を通じる「Northern DancerとHyperionとNasrullah(とBlandford)」の組み合わせのクロスが根拠

種牡馬別にみても
キングカメハメハ(Nureyev)…ドゥラメンテ、ルーラーシップなど出走16頭中14頭勝ち馬
オペラハウス(Sadler's Wells)…ファントムライト、ピアチェヴォーレなど3頭中3頭勝ち馬
メイショウサムソン(Sadler's Wells)…サムソンズプライド、トーセンアルニカなど4頭中3頭勝ち馬
エルコンドルパサー(Nureyev≒Sadler's Wells)…フェザーレイ、ウイングビートなど3頭中2頭勝ち馬
ファルブラヴ(Fairy King)…アイムユアーズ、ファニーチェなど10頭中3頭勝ち馬
ジェイドロバリー(Number)…ジェイキングなど5頭中3頭勝ち馬
ゴールドアリュール(Nureyev)…サアドウゾなど3頭中1頭勝ち馬
ジャングルポケット(Nureyev)…シルヴァーノなど4頭中1頭勝ち馬
リンカーン(Sadler's Wells)…オマワリサン1頭(4勝)
ヴァーミリアン(Nureyev≒Sadler's Wells)…シャンデリアハウス1頭(2勝)
アルカセット(Nureyev)…2頭出走で勝ち馬なし

産駒のJRA勝ち馬率17%のアルカセットはひとまず自己責任ということにしておいて(^ ^;)、キングカメハメハとの大成功はもちろん、いわゆるマイナー種牡馬との配合でも高確率かつ代表産駒級を叩き出していることがおわかりいただけるのではないかと

今日はこれから出かけるので、重賞回顧はまとめて夜にやりますです

今週は秋華賞だから、アイムユアーズの配合がどれだけSpecialなのかを言っておきたい
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/d13d601304c3fc46715b13dfca0c5987

コメント (13)
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