花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

新緑の奥多摩「高水三山」縦走記・その2

2008年05月01日 | 山シリーズ

「常福院」から新緑の中を5分登れば「高水山」の頂上です。
登山口から1時間ちょっとのコースですが、私たちは途中でお食事タイムを取ったり、「常福院」でトイレ休憩をしたりで・・・
軍畑の駅から2時間以上かけてノンビリ登ってきました。



こちらが標高759mの「高水山」頂上です。
頂上は木立に囲まれた広場でベンチが置かれ、何名かのグループが休憩し昼食を楽しんでいました。
私たちは記念写真を撮っただけで、次の「岩茸石山」方面に進みます。



植林地帯を通り抜けた頂上からのトレイルは一旦急降下します。
浅い萌黄色の新緑が鮮やかで
その中に見え隠れするピンク色のミツバツツジとのコントラストが素晴らしく
感激しながら歩きました。



「常福院」で一緒に休んでいた10人くらいの若者のグループが、我々を追い越していきました。
聞けば大学のハイキング部の皆さんのようでした。
春に入部した新人さんデビューの山としては、この「高水三山」は打ってつけだと思います。
山で若い人たちに会うと嬉しいものですね。
何せ、最近の山は圧倒的に中高年の姿が多いものですから・・・

この日、新宿から「ホリデー快速おくたま1号」に乗り、あふれんばかりの登山姿の乗客を見た時、仲間のKさんがいみじくも呟いたんですよ。
「私たちが40歳前後で山を始めた頃は一番若い方だったけど、今でもさほど状況は変わっていないみたい」って・・・


「高水山」からおよそ30分・・・
岩が顔を出すキツイ尾根をヒィヒィ言いながら登りきると「岩茸石山」の頂上です。
三山の中では一番高く(標高793m)、最も展望の良い山です。



標識の足元にナント!「打出の小槌」が・・・
一体どんな意味があるのでしょう?
何かと出費がかさむ我が家に持って帰りた~~い



霧が晴れてきて、少し明るくなりました
頂上付近は北側が開けていて・・・
北西方面に「棒ノ折山」(写真一番奥の一番高い山)が見えてきました。

私たちは展望を楽しみながらパンを食べ、ノンビリと近況を語り合いました。
3人とも同じ頃にアルバイトで銀行に入行した同僚です。
10年以上も一緒に仕事をした仲間です。

歯医者さんの奥さんだったKさんは40過ぎで未亡人になり、ご主人の遺した遺産管理を学ぶために、私とYさんのいる職場に入ってきました。
丁度バブルの時でしたね。
今Kさんは、ヘルパーさんを派遣する老人介護の会社の副社長さんです
国家試験も受けて、次々に資格も取っているようで
同じ歳の私・・・
「もう歳だから」なんて言っていられません。
彼女に会うたびに刺激を受けて、反省しています


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お昼の12時を過ぎて、時々お日様が照り始めました。
まるでスポットライトがあたった様に、その一帯が輝いて見えます
マウスオンでご覧下さい
光の移動が分るでしょうか?

芽吹きだしたばかりの薄い新緑の中にヤマザクラやミツバツツジの色が混じって、タメイキが出るような美しさです。
このような景色に逢いたくて「山登り」をしているといっても過言ではありませんね。

私たちとは反対の方向から登ってきたグループが近くに腰を下ろし、リーダーの男性が声をかけてきました。
お互い山の話で盛り上がり、「僕達は蒲田の山岳会だけど、横浜ならそんなに遠くないから入会して欲しいな~、最近人数が減る一方で」と勧誘されましたが・・・
「今の私たちは皆とても忙しくて中々山には行けないけど、スケジュールが合った時は3人で気ままに登っているの」と、お断りしました。


「岩茸石山」ではすっかり長居をしてしまいました。
大学生のご一行の姿ももう見えません。
私たちも次の「惣岳山」を目指して歩き始めました。

コメント (16)
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