花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

爽やか信州&飛騨の旅・その4

2013年08月11日 | 旅日記
関東地方は再び猛暑の日々が続き
上高地や立山で、爽やかな風に吹かれてきた身には堪えます


寝る時はクーラーを点けず高窓を少々開けて寝る私ですが、昨日今日の暑さには
夜中に何度も目が覚めて、流石にクーラーを点けたり消したりで落ち着きません
こんな経験は初めてです。

山口や島根に続き、東北地方が豪雨で被害が出ているようですね。

「これまでに経験したことが無いような大雨で、直ちに命を守る行動をとってください」
という気象庁の呼びかけ自体に驚かされました

最近の日本の気候はやはり異常としか思えません。


河童橋から明神池へ
さて7月17日から三泊四日で行った「爽やか信州&飛騨の旅」の続きです。

車山や霧が峰を廻って、松本の「美ヶ原温泉」で一泊した翌日は、
車を沢渡の駐車場に置いて、シャトルバスで上高地に入りました。

帝国ホテル前から歩き出し、田代橋を渡り梓川右岸のウエストン・レリーフを見学
40分かけて河童橋に出ました。


橋の近くのお店で早めの昼食を済ませ、午後からは明神池まで歩くことにしました。
明神岳は良く見えていましたが、残念ながら穂高の峰々には雲が・・・


あの明神のふもとには「穂高神社・奥宮」があり、明神池が広がっています。
そこまで行って、嘉門次小屋でイワナの塩焼きを食べるのが目的です。

梓川の水の色も綺麗になってきました。


千手観音のような姿のイチイの木
成長が遅いので他の木よりも低くなり、日光にあたることができない。
それで木漏れ日を得ようと、枝をたくさん伸ばすためにこのような形になるらしい。


私達は湿原や木道のある、変化に富んだ「右岸コース」を行きました。


綺麗な声でさえずる「ウグイス」の姿も見られます。


振り返ってみると「焼岳」の姿が・・・


涼しげな水の音を聞きながら歩くのは心地よいものですね。


湧き水が豊富な「岳沢湿原」では、マガモやオシドリの姿も見られます。


明神岳が近づいてきました。


登りの階段をしばらく行くと、梓川にかかる明神橋が見えてきます。


左手にある菊の紋章の鳥居をくぐります。


嘉門次小屋が見えてきました。

20年くらい昔、ご近所のK子さんご夫妻と一緒にこの小屋の囲炉裏ばたで
イワナを食べたことがあります。

あの時は2組の夫婦で、横尾山荘まで行って泊まりましたね。


今では嘉門次小屋前に立派なベンチとテーブルが並んでいて
そこに座ってイワナの塩焼きをつまみに、ビールを飲んでひと休みです。


130年前に建てられたこの小屋は、日本アルプスを世界に紹介したウエストン
案内役だった嘉門次の住まいだったところです。

小屋の前には嘉門次のレリーフも立っていました。


「穂高神社・奥宮」と明神池
日本アルプスを守る山の神様を参拝します。
祠の正面に「明神岳」の頂上がそびえていました。


嶺宮は奥穂高岳の山頂に祀られ、本宮は安曇野にあります。


300円の拝観料を払って、その奥の明神池に行きました。

私達が嘉門次小屋で食べたイワナの、三倍以上はありそうなイワナがたくさん泳いでしました。


パワースポットとしても人気が高い、ひょうたん形の池だそうです。


神秘的な池に夏空が写り込んでいて、絵になります。
思わず何度もカメラのシャッターを切りました。

ここが一之池で、すぐお隣に少し小さい二之池があります。
以前は三之池もあったそうですが、消えてなくなったとか・・・


明神橋を渡った所にある明神館前のここからが、穂高神社の参道です。
この横には綺麗なトイレも完備していました。

私としてはここから更に40分歩いて「徳沢園」まで行きたかったのですが・・・

本当は前日は徳沢園に泊まって「徳本峠」まで登りたかったのですが・・・
主人に「俺を殺す気か~と言われて諦めました

20代の頃、友人と初めて上高地に行った時に泊まったのが「徳沢園」でした。
まだ古い建物で・・・
如何にも井上靖原作の「氷壁」の舞台に相応しい雰囲気でしたが、
その後、ウッディーでモダンな造りに建て替えられ、ビックリしたものです。

この時期はウツボグサ白いセンジュガンビくらいしか写せませんでした。


カラマツソウもたくさん咲いていましたが、全体的にお花は少ない感じでした。

6月初めに訪ねた時は、一面に咲く白い「ニリンソウ」と、
紫色の「ラショウモンカズラ」が見事でした。


帰路は、梓川左岸の平坦な道をひたすら歩きます。
11時にスタートし、梓川沿いをノンビリと4時間かけて午後3時頃「河童橋」に戻ってきました。

この日歩いた行程をデジブックに纏めました。

デジブック 『夏の上高地ハイキング』


お時間があり、上高地に興味のある方は是非大型画面でご覧ください。


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24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
涼しそう (恵那爺)
2013-08-12 04:55:12
この辺りだと朝は少し寒いくらいでしょうか。
イワナを肴に泡は、美味しそうですね。
穂高の空気 (おみや)
2013-08-12 07:00:30
おはよいうございます
何度も通いなれた道です、いつも通過点で
ゆっくり見たことありません
嘉門次小屋は槍ヶ岳に行った時にとまりましt。

今は堂かわかりませんがその当時は
たとえ夫婦であっても男部屋と女部屋に分かれて泊まりました

目の手術がが終わったら仲間の人たちと・徳澤園にとまりにゆきます。
上高地 (写楽爺)
2013-08-12 11:45:00
こんにちは。
デジブック拝見しました、大画面で見る明神池の青い空と白い雲が印象的でした、40年近く昔生まれた始めてで最後となった登山槍ヶ岳から徳沢園へ下り明神池を通ったのを想いだします。
ハイキングは我が家では無理としても河童橋付近の散策でもまた出来ればと思いました。
かっぱ橋から明神池 (ころん)
2013-08-12 15:41:15
爽やか信州旅ご一緒させて頂きました。
もう何年前でしょうか・
息子とツアーで二人旅しました。
名神池に写り込んだ空見事な出会いでしたね。

途中猿にも出会ったのです。
かっぱ橋見えるとほっとしました。
撮りながら楽しんだのですが。
最後雨に会いました。

デジブック楽しみました。
良いアングルで撮られて綺麗でした。
Unknown (ななごう)
2013-08-12 16:22:55
本文を読んでから、デジブックを見ますと雰囲気が良く判りました。
綺麗な空と川の水、気分も清々しく成りますね。
暑い毎日の東京ですが、少し涼しさを感じました。
☆恵那爺さんへ (nao♪)
2013-08-13 05:43:30
翌日は晴れたので、河童橋で朝の5時から撮影しました。薄い上着だけでは寒かったです。
ダウン姿の人も居ましたね。

たくさん歩いた後に食するイワナの塩焼きとビールはサイコーですが・・・
イワナが少々やせっぽっちでした
☆おみやさんへ (nao♪)
2013-08-13 05:54:35
娘時代に友人と初めて上高地に行った時には徳沢園に泊まり、翌日横尾まで歩いて
屏風岩を見上げてきました。
6月上旬で、上高地はお花がとても綺麗でした。
今回も前日に徳沢園に泊まって、徳本峠まで登りたかったのですが、
主人にその気がなかったので諦めました。

上高地は登山に熱中している時は穂高や蝶ヶ岳に登る時の通過点でしたが、
今回はノンビリ上高地を満喫したという感じです。
こういう楽しみ方は、まだまだこれからも出来そう・・・
でも山を見て、登らないのも悔しいので、その後友人と立山に行って登って来た次第です。


☆写楽爺さんへ (nao♪)
2013-08-13 06:04:23
最初で最後の山が「槍ヶ岳」とは恐れ入りました。
若さがあれば何でも出来てしまうのですよね。

大正池も明神池も昔見たイメージと少し違っていましたが・・・
(太陽の位置によっても雰囲気が変わりますが)
今回明神池の空の映り込みが綺麗で、たくさん写真を撮りました。
構図的にも満足できました。
長いデジブックも見ていただき有難うございます。

河童橋周辺の風景も素晴らしいです。
お天気の良い時期に是非お出かけください。


☆ころんさんへ (nao♪)
2013-08-13 06:13:15
デジブックも見ていただき、有難うございます。
今回はノンビリ歩いて、絵になる上高地の風景をたくさん撮りました。
特に水面の映り込みが綺麗でした。
ころんさんも、同じ道を息子さんと歩かれたのですね。
ツァーは集合時間がありますから、河童橋が見えるとホッとするお気持ち、よく分かります。

私も今回、17~18年ぶりくらいに訪ねた上高地です。
立派なバスセンターが出来ていてビックリしました。


☆ななごうさんへ (nao♪)
2013-08-13 06:46:39
連日クーラーの「ドライ」を設定して寝ていますが、体がだるくて・・・
涼しい上高地や立山に逃げ出したい心境です。

上高地には北アルプスの雪解け水を集めた、シンボル的な梓川が流れておりますが・・・
この明神池は湧き水だそうです。
岳沢湿原も湧き水が多く、思いがけなく水と写り込みの風景がたくさん撮れました。
デジブックも見ていただき有難うございます。

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