花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

甘えず! 強く!

2015年07月25日 | 私の呟き
酷暑が続いています。

家の窓も半分だけ雨戸が閉められ、更にビニールでふさがれているのに
外壁工事の方はさっぱり進まず・・・

私の囲われの身は相変わらずで、朝から冷房を入れざるを得ません
流石に閉塞感で気が変になりそうで、「ちょっと出かけてきます」と家を飛び出しました。


行った先は桜木町からMM21へ・・・

7月22日の水曜日は、太陽光線がギラギラでしたが
風が強くて空は真っ青でした

一ヶ月前の、45周年になるはずだった「結婚記念日」にも
このラウンドマークタワーを見上げ涙しましたが
この日も何故が?涙がにじむ


昨年の7月21日の「海の日」には、山仲間3人で
賑やかに楽しくここを訪れましたこちらです。

まさかその2週間後に夫が入院し、そしてさらに2週間後には逝ってしまうなんて・・・
考えてもいませんでした。

そんなことを思い出させる暑い暑い夏がやってきました


去年と同じように「ピカチューフェアー」をやっていました。

先週近所の病院に行った時、80代とおぼしき女性が2人、私の前に座っていました。

一人の方はキリリと姿勢よく、もう一人の娘さんだかヘルパーさんだかとご一緒の方に
「もしかして同じ年頃ではないかしら?」と声をかけていました。

「私は84歳ですよ」と少し弱弱しい声でお返事があり、先生に呼ばれて
付き添いの方に抱えられるようにして診察室に入っていきました。

聞いた方の方は「あら、私は88だから4つも上だわ」とニッコリ

「お若くて信じられない、私の母は2年間寝たきりで88歳で亡くなりました。」と
私は思わず口を挟みました。

「私は15年前に夫を亡くし、子供も居ないのでずっと一人住まいよ」
「長年中学校の教師をやっていたから教え子たちが助けてくれるけど・・・」
「甘えないで、庭も家も私が手入れをしているの」と、きっぱりとおっしゃた

未だにメソメソしている私は思わず「見習わなくてはと思った次第です。


今回出かけた目的はこちらで、山岳保険の継続手続きです。
もう高い山には登らなくなりましたが、丹沢や高尾山でも遭難騒ぎがありますから
安心料と思って入っています。


職人さんが着たり来なかったりで一向に作業が進まずイライラ
息子にやいのやいのと愚痴っていますが、彼は昨日から出張でいない・・・

「naoさん、女一人だと軽く見られるから言うべきことはちゃんと言った方が良いわよ」と
ご近所さんたちにも言われ、

今日来た責任者という人に(下請けに孫請け、そして更に塗料会社と一体何人責任者がいるの~
「予定の4分の1も工事は進んでいないようで」

「窓も開けられずに閉じ込められて、それですぐに作業が進むのなら我慢できますが・・・」
「職人さんが来ないとは何事(もちろんやんわりと言いましたよ)

「申し訳ございません、雨であちこち作業が遅れてご迷惑をかけています」
「身体が大事ですから、クーラー入れて過ごしてくださいね」ですって
電気代は持ってくれるのかいと、喉まで出かかりましたよ


夫がリタイヤ後に庭師になりましたから、
この季節の職人の仕事の大変さは充分に分かっていますが・・・

夫たちは施主様との連絡は常にしていて、朝の8時前には現場に行って
お昼も1時前には戻りましたよ。

(現にこの日、斜め向かいのお宅のお庭の剪定に夫の後輩が7時45分には到着し
作業を始めていたのに、我が家に来るはずだった職人のお兄ちゃんは9時過ぎにやってきて
「午後に塗料を持ってきます」と言って帰ってしまった)

なまじ住宅関連メーカーの息子の会社の系列会社に頼んだから、
下請けに孫請けひ孫請けまであって、人も話の流れもさっぱり見えな~い

社長自ら現場をやるような、小さな所に頼めば良かったかなぁ~と反省です。
(実際に夫はそのような職人さんに惚れ込んで、昨年の入院前に見積もりを頼んでいたのです)


16畳のリビングに私一人で朝からクーラーガンガン入れるのも、電気代を考えると恐ろしくて
家で一番狭い部屋はどこかと考えました。

2階の6畳の夫の書斎です。

まだ去年の夫が入院した時のままで辛いのですが、背に腹は代えられません。
去年のカレンダーなどは整理して、パソコンや暑中見舞いの手紙などは
この部屋ですることにしました。

元息子の部屋だった私の寝室は7畳で、吹き抜けの天井に4畳半のロフト付きで
エアコンの効率が極めて悪いのです


夫が毎日仕事の現場に持って行ったバックをようやく整理しました。
中には「忘備録」と書かれたノート2冊と、ケガ用の救急箱、
そして汚れたタオルが2枚と小銭がバラで1000円ちょっと・・・

今、夫の前に置いてありますが、底が擦り切れているので処分しましょう。

昨日TVを観ていたら、どうやらいつまでもメソメソしている私の症状は
「複雑性悲嘆」というのに当てはまるような気がする

①覚悟もできぬうちに突然相手に逝かれた人
②おしどり夫婦の片方や子供を失った人
③最後の時に後悔がある人
以上の場合がなりやすいとか・・・

②はちょっと違うけど、
夫が嫌がっていた人工呼吸器を、医者の言う通りに勧めたことに後悔の念がある。

今さら言ってもせんないことですが・・・
呼吸は苦しそうでしたが、まだ喋れたし、懸命にノートに思いのたけを記していたのに

この「複雑性悲嘆」から脱出するには
思い出の品をキッパリと整理することだとTVでは言っていました。

今回は画像とは関係のないお話ばかりになり、カテゴリーも「我街横浜」ではなく
「私の呟き」と致します。




コメント (37)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする