花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

スイレンの花咲く「せせらぎ公園」

2011年06月07日 | カメラ教室
完全に仕事を辞めて2ヶ月が過ぎました。
月に2週間、1日4時間の、公的施設のボランティアのような仕事でしたが
たかが4時間、されど4時間で・・・
日々親のことでもバタバタし、なかなかあれもこれもとお稽古ごとに手を出す余裕はありませんでした。

最近は幸い両親の容態も落ち着いていることだし、そろそろ本格的に何かをしたくなり
この3年間、自己流で写してきた一眼レフカメラを少し勉強しようと「写真教室」に入りました。

初出席の日がいきなり「撮影会」で・・・
横浜の地下鉄「仲町台駅」から歩いて5分のところにある「せせらぎ公園」に行きました。

(1)

5月25日(水)、入梅発表寸前のこの時期、池にはスイレンの花が咲き出していました

周辺は港北ニュータウンとして造成された整然とした住宅街で、
そこに暮らす人たちの憩いの場として親しまれている公園のようです。

先生は「判らないことがあったら質問してください」と言うだけで、こうしなさいとは一切教えてくれません。
「自分で考える力」が大事なのだそうです。

(2)

三脚を立て、持ってきた200mmの望遠レンズに替えて、池の中のスイレンのアップを狙いました。

私のイメージは周囲をボケさせて、スイレンだけを浮き立たせたいのですが、
絞りを最大に開放させても全然ボケない
「被写界深度」と言う言葉が頭をよぎります。

先生に助けを求めると、「この晴れた光にこのレンズでは難しいわね」
「こういう周りをボケさせるフィルターもあるけど、馴れないと無理かも」と・・・
要はレンズの性能次第なのですね

「でもね、今持っているカメラで如何に上手く写すか、頭を使うことが大事なのよ」と
激励してくれました。

(3)

この公園の池には「カワセミ」がいるようで、
撮り鳥のオジサンたちがあちら側の岸に、大砲のようなカメラを並べていました。

カワセミが飛び立ったようです。
慌てて鳥を追うおじさんたちの姿が面白いので狙い、スイレン越しにシャッターを押しましたが
主人に言わせると、ちっとも面白くない画像

(4)

池の奥には「古民家」が建っています。
旧内野家の住宅で、江戸中期から後期にかけての建築だそうです。

ただし我が家近くの「舞岡公園」の古民家のような茅葺屋根ではないので、イマイチ雰囲気が出ません。

お教室の先輩達は中も色々写していましたが、私は古民家の裏で鳴いていた
色鮮やかなニワトリを追いました。

(5)

何でもここに捨てられて野性化したニワトリ(名古屋コーチン?)だそうです。

チョコマカと動きが早すぎて構図もヘッタクレもありません
殆んどがボケました

(6)

池をグルリと廻って反対側に来ました。

もう「カワセミ」はいないようです。
撮影時間は2時間ですから、とても待っている余裕はありません。

(7)

カワセミは諦めて、「カルガモの親子」を撮りました。

(8)

誰かが投げ入れたエサをめぐって、鳩とにらみ合いです。

物語の流れとしては面白いけど、画像がゴチャゴチャしすぎてこれはボツですね。

(9)

池からは人工の水路が続き、上が渡り道路のトンネルをくぐります。
トンネルの中から見た、あちら側の景色を狙ってみました。

水路に写る緑と、偶然に入った光がちょっと面白いかも・・・?

(10)

「せきれいのみち」を通路代わりに利用する地元の人々が行き交っています。
老若男女が憩う公園のようですね。

(11)

水路脇の遊歩道を東に辿ると小さな池があります。
池の脇には東屋が置かれ、ベンチに腰を下ろしてくつろぐ人の姿が・・・

長い人生を共に生きてきたであろう老夫婦の姿を撮らせて戴きましたが、
ちょっと構図が気に入りませんわ。

(12)

こちら側の小さな池には「カモ」のツガイがいました。

そこにもう一羽のカモがやって来て、オス同士の戦いが始まりましたが
動きのある画像はぶれてしまい、ガックリ・・・

(13)

公園の一番奥の「スイレン池」から、駅に近い入り口の集合場所まで戻ってきました。

駅から公園内に入ると右手(東側)に草原の広場があります。
広場はそれほどの広さはありませんが、
木々や竹やぶに囲まれ、子供を遊ばせるには丁度いいところです。

広場の木陰ではシートを広げて公園でのひとときを楽しむ親子連れの姿もありました。

「でも構図としては平凡だわね~、これもボツだわ」
一人ゴチついていると、夫が「写真を選ぶ基準となるお前のポリシーは何なんだ?」と・・・
「今回は動きと奥行き」と、初心者なのにエラソーに答えると、
「それだけ明確に答えられるならよろしい」と褒められました。

「あとは感性だなぁ~、それが先生と合えばベター」とのことでした。

(14)

今までの私は、風景写真とお花の記録写真ばかりしか撮ってきませんでしたから・・・
今回も「個性のある画像は1枚もなし」

明日、先生に見てもらう10枚の写真を選ぶのは至難の技ですわ

「よく絵ハガキ的写真は駄目と言うけど、俺は写真は綺麗であるべきだと思うよ」
とは、元広告マンだった夫の意見です。

(15)

公園の入り口に、デコイのようなカモが・・・
仲間皆が撮っていましたが、私の腕では動きも綺麗さも出なかった

170枚近く写した中で、取り合えずこれだけセレクトして写真屋さんで2Lサイズに焼いてもらいましたが
更に10枚に絞らなくては・・・

この作業が一番難しいのですね。それが実感です。


コメント (39)
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