花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

芸術の秋・「10月大歌舞伎」

2007年10月14日 | 映画、観劇

私は山や自然の中を歩くのが大好きなアウトドァー派ですが、年に1~2回、歌舞伎や文楽を観に行きます。
そして映画は4~5本程度でしょうか・・・

ご近所仲間のぷりんさんとノンちゃんが、観劇や映画が大好きなインドァー派なので、時々一緒に連れて行ってもらっています。
人間何事もバランスが大切ですものね

9月には国立劇場で「文楽」を楽しみ、つい先日は中村勘三郎大奮闘の「10月大歌舞伎」を観てきました。
今回の演目は
1,近松門左衛門作「平家女護島・俊寛」
2,河竹黙阿弥作「連獅子」
3,三遊亭円朝口演、榎戸賢治作「人情噺文七元結」


勘三郎が出る舞台は人気があって、チケットも中々取れないと聞いていますが、ぷりんさんが中村屋の友の会に入っているので、すべてお任せしているんですよ。
ぷりんさん、いつもありがとう


場所はいつもの歌舞伎座ではなく、その近くにある「新橋演舞場」です。
昔、母と何度か行った覚えのある演舞場ですが、今はこのようにビルの中に入っているのですね。

席は真ん中の列の前から2番目・・・
熱演する勘三郎の汗が飛んできそうな距離です。
着物姿の女性も多く、華やかな雰囲気の場内でした。
私たちの4~5列後の席に、アノ国会議員の亀井静香氏がいましたが・・・
チョットチョット
国会は開期中ではなかったかしら




勘三郎の襲名披露公演を観に行った時は有名な方々がたくさんいました。
松平健様に、鈴木京香さん、そして少年隊の東山君・・・
3人とも別々でしたが、揃って黒のお洋服で決めていましたね。






「俊寛」の勘三郎は、平清盛によって南海の孤島に流された流人の役です。
赦免船が来たものの、妻が死んだと知った俊寛は、自分の代わりに海女の千烏を夫の成経とともに都へ帰る船に乗せるためにある決心をします。

圧巻はやはり幕切れですね。
たった一人、孤島に残ることを決意したはずの俊寛が、いざ船が出ると、とも綱にすがりつき、打ち寄せる波に身を濡らし、ついには岩によじ登って遠ざかる船を呆然と見送り、悲しみにのた打ちまわります。
勘三郎の汗と唾が飛んでくるような大熱演でした。


「俊寛」が終わったところで30分の休憩タイムが入ります。
銀座三越の地下で買ってきた「観劇弁当」を席でいただきました。
薄味ですがシッカリと味がしみていて美味しかったですよ。
こういうのもお楽しみの一つですね

勘三郎が子息の勘太郎、七之助と親子三人で踊る「連獅子」は、息の合った迫力あふれる華やかな舞台が楽しめました




最後の「人情噺・文七元結」は三遊亭円朝が口演した人情噺が原作の世話物の名作です。
今回は映画監督の山田洋次が補綴・演出したそうで、とても味のある舞台となっていました。

本所割下水に住む左官の長兵衛(勘三郎)は、腕は立つし、人柄もいいのですが、困ったことに大の博打好き。女房のお兼とはいつも喧嘩ばかり・・・
そんな状況を見かねた娘のお久は、両親のために吉原に身を売る決心をします。

ホロリとさせて笑わせて、勘三郎はこういう役をやらせたらピカイチですね。
とても面白かったです

AM11時開演で終わったのがPM3時過ぎ
流石に目と首が疲れました。


歩いて銀座方面に向かいます。
日本の古典芸能のメッカ「歌舞伎座」の前を通りました。
ここにも毎年一度はこのメンバーと一緒に訪れますが・・・
この日の午前中、入り口付近には大勢の人々がいました。









昭和通りを渡ります。
このまま真っ直ぐ左に進めば銀座、有楽町、そして日比谷公園ですね。
反対の右に行けば築地方面です。









ご存知銀座4丁目の交差点です。
私が立っている所が、日本一地価の高い所でしょうか・・・
私たちは「銀座・千疋屋」でフルーツパフェーを食べる事にしました






残念ながら「千疋屋」は混んでいて並んでいる状態で・・・
銀座「松坂屋」の地下にあるフルーツショップ「万惣」に行きました。

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マウスオンクリックで、フルーツパフェーとフルーツサンドをご覧下さい
サンドイッチは一皿とって、三人でいただきました。ベリー・グッド
できれば昔からの思い出のある「千疋屋」方が良かったけど、ここでは2時間以上もゆっくりとお喋りができたので良しとしましょうね

この後家路に着くのが普通の主婦ですが、このご近所仲間とはトコトン楽しむのが当りまえ・・・
(去年の中欧旅行記をお読みの方は良くご存知かと思います)
夕食も楽しむことにしました。
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銀座でイタリアン
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歌舞伎座の右隣にある「文明堂」2Fのイタリアンレストラン「TO THE HERBS」に行きました。
勘三郎さんのお姉さんの波乃久里子さんが、TVで紹介していたのをノンちゃんと私がたまたま見て知ったお店です

お料理をnon_nonさんのソースをお借りしてUPしましたのでご覧下さい。
パスタは、手前がジャコとミズナのペペロンチーノ、奥がお醤油味の海鮮パスタです。
銀座のわりにはお値段もリーズナブルでお味もグ~~
穴場になりそうですね。

ここでも10時頃までお喋りを楽しんで・・・
真夜中近くに帰宅しました。

今日は歌舞伎のご紹介でしたが、グルメの方が断然多くなりましたね。
題名も「芸術の秋」とするよりも、「食欲の秋」とした方がピッタリだったかしら?
痩せたい!と言いつつも食べる楽しみから逃れられない私たちです

※新橋演舞場「10月大歌舞伎」の詳しい情報はこちらです
※イタリアンレストラン「TO THE HERBS」の情報はこちらです

コメント (24)
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