花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

柳沢峠から「黒川山・鶏冠山」へ

2007年06月10日 | 山シリーズ
「南信州伊那地方・ドライブ旅行」の一週間後、いつもの山仲間3人で山梨百名山の一つ「黒川鶏冠山」に行ってきました。
5月最後の日曜日、中央線のあずさ3号に乗り「塩山駅」で下車、更にタクシーに乗って45分(5200円)、柳沢峠まで入りました。


国道411号線(青梅街道)の最高点にある柳沢峠には、市営の広い駐車場があり、食事処や公衆トイレの設備も整っています。

西側一帯には、6月に入ると山ツツジやレンゲツツジ、ツリガネツツジなどが見頃となり、多くの人々が訪れる「三窪高原」が広がっていて、駐車場から直接ハイキングコースが続いていました。

AM10時、私たちは身支度を整え、国道を渡って反対の東側にある大菩薩嶺に続く登山道を歩きだしました。


このコースのほぼ全域が東京都の水道水源林になっているので、道は良く整備されており楽に歩けます。
新緑とマイナスイオンのシャワーを身体全体に感じながら、ユックリと進みました。

なだらかな道が続き、およそ1時間で六本木峠に到着。
ここで大菩薩嶺への道と別れ、左側の「鶏冠山」方面への道を行きます。
少し登りの傾斜が出てきてアップダウンがありますが、柳沢峠の標高が1500m近くありますので、頂上までの標高差は少なく、小学校低学年の子供連れでも大丈夫な楽チン登山のコースです。






森の中はカエデ類が多く、白いガマズミのお花も咲いていました。
秋の紅葉の美しさが想像できますが、足元を探すと可愛い春のお花が見られました
こちらは「白花エンレイソウ」








薄紫のタチツボスミレがたくさん咲いていましたが、こちらはちょっと色合いが違っています。
何スミレでしょうか?
スミレ類は種類が多くて、中々名前が覚えられません







この日見られた山野草の中でも一番目を楽しませてくれたのが「ミヤマカタバミ」です。
白い花びらに紫色のスジ模様がモダンですね

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マウスオンで2枚のミヤマカタバミをご覧下さい

やがて針葉樹林帯に入り、お花も見られなくなりました。
林道を渡ると新横手峠、車はここまで入れるようです。
少し行った所で一休み・・・
持ってきたオニギリを食べました。

目の前の標識には黒川金山という名前が現れて戸惑いますが、目指すのはあくまで黒川山&鶏冠山なので、くれぐれも間違わないように
(間違う人がたくさんいるのか?サインペンで鶏冠山と書かれたところに黒川山と加えられていました)
黒川金山は昔金が採れた場所の名称で、深い谷あいに鉱山町の跡がしのばれるそうです。

この先はダラダラ登りが続いて、右側に大菩薩嶺と思われる山並みが見えていました。


ダラダラ登りに飽きた頃、「黒川山」と書かれた標識が出てきて、左側の急坂を登ると5分足らずで頂上(1716m)でした。
黒川山の方が鶏冠山より少し高いので、ここに一等三角点があります。

広葉樹が茂り、狭くて見晴らしも利きませんが、3人でインスタントラーメンを食べながら酒盛りをしていた男性にカメラのシャッターを押してもらって、我々3人の記念写真を撮りました。
そして「すぐそこの見晴台まで行くと山々が良く見えるよ」と教えてもらいました。


南側に百名山の「大菩薩嶺」(2056.9m)が秀麗な姿を見せていました

お正月に主人と山小屋泊まりで登った事があります。
寒かったけど、富士山も南アルプスもピカピカに見えて・・・
あの星空の美しさも忘れられません
駐車場近くの長兵衛山荘はお風呂があって、ツインベットのお部屋には天窓もあって、まるでペンションみたいでした。
介山荘のお正月はドブロク飲み放題と聞きますが、ここはワイン飲み放題でしたね
他の季節にも何度か登った「大菩薩嶺」・・・
今回はいつもの南側から見る姿とちょっと違って見えました。

本来ならここから富士山が見えるのでしょうが、この日は晴れていたのに黄砂の影響が出ていて、残念ながら見えません
でも・・・
見晴台の周りにはたくさんのミツバツツジがあり、チラホラと咲きはじめていました。
6月上旬には見頃となるでしょうね。









大菩薩嶺とは反対の北側には、奥多摩や秩父の山々が目の前に広がっています。
その中の一番右奥に見える高い山が、東京都の最高峰・百名山の「雲取山」でしょうか?
「毎年雲取山に行こうと、話しは出るのに、中々実現できない山なんだよね~」

年々衰える体力を実感しながらも、細々と山登りを続けている私たち3人・・・
「さぁ!あと30分足らずで鶏冠山よ。頑張ろう!」と声を掛け合って見晴台を後にしました。
コメント (13)
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