花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

花巡りの旅・那須「沼原湿原」

2007年06月26日 | 花シリーズ
主人の古い友人ご夫妻から那須の別荘に招待されて、23日の土曜日から行っていました。
今の季節は東北南部に「ヒメサユリ」が咲いている頃・・・
翌日はこのお花を求めて南会津に出かけ、ついでに尾瀬まで足を伸ばして昨夜遅くに帰ってきました。

最初にお誘いのを受けた時の23日の天気予報はマーク。
古い友人ご夫妻とユックリ、ノンビリ語り合うのも良いかな~~と思っていましたが、出かける2日前に見た天気予報はマークに変わっていました。

こうなるとジッとしていられない私たち夫婦です。
お昼に来るように指示されていましたので、朝の5時半に我が家を出発し、那須岳の中腹に広がる「沼原湿原」に寄っていくことにしました。


尾瀬の写真ではありません。
那須岳の西南、標高1230mの所に広がる「沼原湿原」(ぬまっぱらしつげん)です

当日は思った以上の好天に恵まれ、爽やかな風が吹きぬける湿原には、レンゲツツジが咲き乱れ、ニッコウキスゲが咲き初めていました。

那須高原の「板室温泉」から「那須ハイランドGC」前を通り過ぎ、狭い林道を12km走ると展望が開けて、「沼原池」の駐車場に出ます。
途中ダートな道もありますので、走行注意ですが
こちらが「沼原池」
大自然の中の池ですが、周囲をコンクリートで囲っていてちょっと異様です。
もちろん人工のダム湖で、下にある「深山湖」に向かっての”自然な流れ”を利用した揚水発電を行っているそうです。


池の脇から登山道を10分ほど下っていくと「沼原湿原」に出ます。
私たちは登山靴に履き替え、水だけ抱えて歩き始めましたが、入り口にはこんな看板が

土曜日のせいか、人の姿もそれなりに見られて、熊さんもきっと恐れをなして出てこないでしょう・・・





林を抜けると突然青空が広がり、オレンジ色の鮮やかなレンゲツツジが目に飛び込んできました。
木道を歩きながら湿原に目をやると「ニッコウキスゲ」もポツポツと咲き出しています
正面に「大倉山」や「流石山」が望める、明るいミニ尾瀬のような湿原でした。


昭和天皇がここを気に入り、何度も足を運こばれたとか、近年は皇太子ご夫妻も訪れて楽しんだそうです

この季節に咲いていた「沼原湿原」のお花を、non_nonさんのソースをお借りして纏めましたのでご覧下さい。
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沼原湿原のお花
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他にもコバイケイソウの蕾がたくさん見られました。今年は当たり年でしょうか・・・


ここの湿原はモリアオガエルの繁殖地としても有名で、今の季節、木の上に白い卵塊が見られます。
黄色に囲ったところにあるのが分りますか?
最初は白いお花かと思いました。







「近年の温暖化の影響が心配される」と書かれています。
ウ~~ン








又ここは「クロサンショウウオ」の生息地でもあります。
オタマジャクシに良く似た子供の姿を見ることも出来るそうですが・・・
キョロキョロと探しながら歩きましたが、分りませんでした。


カッコウの声を聞きながらノンビリと写真を撮り、およそ40分で一周・・・
湿原を充分に堪能できました。


車で簡単に行けるミニ尾瀬の「沼原湿原」は、青い空と爽やかな風が吹きぬける気持ちの良い所でした
コメント (16)
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