こちらは私たちが泊まったお部屋の反対側にあるお庭です。
緑の山々に囲まれていて、どこからが敷地内かハッキリしないくらいの自然のお庭でした。
「自由にお入り下さい」と女将さん自らが案内してくれて・・・
あちこちに可憐な山野草が自然な姿で咲いていました
このシットリとした苔が良いですね。
日本は世界平均の2倍の降水量があるそうです。
その上南アルプスは他にも増して雨の多いところ・・・
こちらも湿気のある所に咲くお花ですね。
日本の庭園に欠かせないのがこの「苔」ですが、乾燥したオーストラりアのパースにはありません
日本庭園の造園は代わりに小石を敷き詰める方法を取るしかないようです
他にもたくさんのお花が咲いていましたが、名前が判らないものも多く、教えていただければ幸いです。
non_nonさんのソースをお借りして纏めました。
宿の庭の花々 | ||||
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お庭の脇には自然の沢があって、リュウキンカの他にも色とりどりのクリンソウが咲いていました。
他にもショウマ、クロユリなどもありましたが、撮った写真がブレブレで載せられないのが残念です。
中でも一番悔しいのが、キエビネの隣に咲いていた「クマガイソウ」ですが・・・
丁度ブログ仲間のsiawasekunさんの所に、素晴らしい「クマガイソウ」の写真がUPされていました
許可を得て使わせていただきましたが、他にもたくさんのクマガイソウの群落の写真がありますので、興味のある方は是非訪ねてみてくださいこちらです。
さて・・・
大好きな山野草を楽しんだ後のお楽しみは夕食です。
鋲や金具が付いた、昔のお城の門扉をそのまま使ったような重厚なテーブルに運ばれてくるお料理の数々は、季節の食材をたっぷりと使った素晴らしい内容でした。
前菜とイワナの塩焼き | 桜肉のサラダ | ||
ホタテの蕎麦グラタン | 竹の子とつくねの煮物 | ||
竹の子の甘辛煮 | お蕎麦 | ||
カモ肉の石焼 | 五平餅 | ||
写真のUPはしませんでしたが、お蕎麦の後にはお口直しのレモンシャーベット、最後の五平餅のあとにはレモンムースのデザートが出ました。
たくさん並んだ小鉢の中には、蜂の子の佃煮やセリのおひたし、フキの煮物などが入っていて、伊那地方独特の味も楽しみました。
オーナーご夫妻のお話を聞きながら、日本酒とワインもすすみます
我々世代と同じ奥様の「還暦を迎えて無理が利かなくなり、娘に頼み込んで戻ってきてもらいました」というお話どおり、黒いエプロンをきりりと締めたお嬢さんが次々とお料理を運んできます。
古さの中に新しい感覚がキラリと光るお料理の内容や食堂の雰囲気は、若い娘さんの影響でしょうか?
家系図を紐解くと、初代は清和天皇から発し15代目には今川義元の名前が載るという前島家・・・
江戸時代は大鹿村の名主、明治以後は造り酒屋をしていたそうですが、今では歴史を感じる古い家屋を使っての旅舎を家族でやっていて・・・
温かいおもてなしが好評の、お料理良し、環境良しの申し分ない「やすらぎの宿・右馬允」でした。