波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

詩『また あいたくて』

2018年04月16日 | 読書

 

46の詩が集められた『あ・い・た・く・て』(大日本図書:工藤直子 詩、佐野洋子 絵)。最初が『あいたくて』で最後が『また あいたくて』。このブログで繰り返し繰り返し『あいたくて』の記事が読まれているので、久しぶりにこの詩集を開いた。

だけでなく、自分にも、自然にも、猫にもあいたいという。この詩では、「さよならをくりかえし さよならをつみかさね」に立ち止まり、「また」なにかにあいたくて「きょうも あるいていく」で、やはり映画『あん』のエンドロールの言葉を思い出す。この詩も『あいたくて』も、幼年・青年・壮年・老年の全てにあてはまる感じ。今の波風氏には、隠居生活の道しるべのような。


話題の『おらおらで ひとりいぐも』(河出書房新社:若竹千佐子著)読み始める。「青春小説の対極、玄冬小説」「63歳の新人、新たな『老い』を生きるための感動作」と帯に 裏ブログ「蜜柑」を書き、ふと「柑橘類  遺伝子」で検索すると。紀州蜜柑がルーツとの京都大学の研究結果が。面白いなあ、こういうのも「あいたくて」あえた、ということになるのかも。

コメント    この記事についてブログを書く
« 『暮らしを犠牲にしてまで』 | トップ | こんなに笑える「政治」なのに »

読書」カテゴリの最新記事