波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

『長いお別れ』の助走みたいな

2018年09月27日 | 読書


ATMで3千5百円の送金を3万5千円と勘違いし、最後の「確認」ボタン押した直後に気づいたこと。「これは大事だから無くしてはいけない」入金取り扱い票を、提出直前になって「あれどこいったべ?」と探し回り、冷や汗かきながら再発行もお願いし、結局は最初に保管したファイルケースにあったこと。用事3つ果たす外出で2つ実行し、「用事3つ、用事3つ」と言葉だけは忘れず、最後の1つを家につく直前で思い出したこと。

           

のごろ、一日に1つのことしかできない感じ。2年前から始めた日記風メモも書くことが少なくなってきた。前は、風呂に入ったり、ブログを書いたり、何を作って美味かったなんてことも絵記号で記録。このごろは、手紙4つ出す(誰に出したか書いてない)なら良い方で、何も書かない日もあり後で思い出して書いたりする。メモを欠かさないママヨさんは必須(笑)。
退職後の一日一日は結構色々あり刺激的で面白いのだが、もう一方で面倒臭がりやの面も増えた。1ヶ月単位いや1週間単位で考えると何をやったかがすぐに思い出せず、過ぎ去る時の早さに驚く。えっ、もう週末。わっ、もう月末、っていう感じ。もうすぐ、ぎゃっ、もう年末、のはず。

                              

つて中学の校長だった主人公が認知症をわずらい予測不可能なアクシデントに周囲を巻き込みながら、病気が進行していく話。『長いお別れ』(中島京子著:文春文庫)。毎回同じ場所で開かれる同窓会に辿りつけず家に戻ってきて、異変に気づいた妻が病院に連れて行き認知症と診断。この主人公が妙に愛わしく哀しい。嫌だなあ、行き先を忘れてしまったり、家に戻って来られなくなったら、と波風立男氏は近未来を想像するのであった。


昨日は、展覧会搬入の準備作業しあとは車に積み込むだけ、夜は医療講演会に出かけ講師の楽しい話しに笑いながら学ぶ。帰りに、実に珍しく外でラーメン食べる。朝と昼の食事も思い出せた(笑)。まだ大丈夫だな 丸い月をしばらく眺める。空や雲が月の光でこんなにきれいなんだ。一昨日、手作りの焼いた串団子(粒あん、きなこ、黒蜜)が昼食だったな。ヨモギの草団子が美味かった。

コメント    この記事についてブログを書く
« 10月のお誘い【波風食堂】 | トップ | 2人展のご案内 »

読書」カテゴリの最新記事