波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

相談回答の『一線』

2023年07月23日 | 新聞感想

相談者の老人、といっても波風氏より10歳ぐらい若いから老人見習いだが、その行動力に驚く。「2歳年下のバツイチの方と仲良くなり・・・携帯メッセージ交換までたどりつき・・・公園でデート」、なかなかやるじゃないか。それ以上の関係を求めず、大体を家族も知って反対してないのだからこれで何を悩む?家庭を壊す気も妻をないがしろにする気も無いのだし。新聞に投稿する時点で「私、がんばってますよ、皆さん」を言いたくてたまらない感じ。※画像は7/15朝日新聞『悩みのるつぼ』から

コンビニで煙草を買っていた50歳時の波風氏、そこに挨拶や笑顔のとても素適なアルバイトの娘さんがいて、いないと寂しい気持ちになった。これを職場で話をしたら、同僚女性から「いやらしい」と言われ驚いた。好きとか交際したいでなく、感じよい応接を口にするのは憚られることかなあと疑問に思った。この方に相談者がもし相談したとしたら「私の側に寄らないで。キモ、キモ、キモーーー」とバリヤー張られるな(笑)

ほのかな恋心を抱くぐらいはいい、肉体関係を求めないを貫け、今のままが一番と回答者(あの美輪明宏氏)。常識的な回答で万人完全納得回答だが1つ疑問残る。『肉体関係』求めなければ、という点。求めなくても相手から『求められたら』どうする?肉体でなく愛情が人生史上最高に熱く燃え上がってもOKなの?『一線を越える、越えない』という言葉があるが、不倫の厳密な境界線に『一線』は有効かなあ。肉体が精神より確実な重い意味があるの?説得的な合理性あるのかなあ?相談者の言動は波風的に言えば既に『一線』を越えている、のだが。


金沢で暮らしている教え子が顔を見せてくれ、波風氏製作の時計にどうして段ボールの工作で針が動いているのですか?感心の深さに「持って行く?」と言ったらその喜びようといったら。ずうっとトイレで使っていたものだけど・・・ 『生きることの意味』の著者・高史明氏、91歳でご逝去。本箱から探し再読、10年に一度ぐらい読む精神の土台本。鶴見俊輔氏の解説「日本にめざめる一つのいとぐち」、いつも立ち止まる。

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