波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

眼鏡屋さんのエッセー

2023年12月15日 | 新聞感想

波風ブログでおなじみの当地ローカル新聞に掲載される眼鏡屋さんの広告。広告と書いたが、優れたエッセー。エッセー(随筆)の本質は自慢話だから相当の筆力が無ければ読むに値しないと井上ひさしさんが喝破していたが、この『広告』には「俺はエライ」の空気が全くない。題名の『一浪』からして泣かせる。文頭で先代のご苦労を綴り、文末の息子さんの二浪突入も一家をあげた専門的な技術向上を願い、さりげない激励になっている。眼鏡屋さんはその専門性を高める努力を必死にし続けなければならないことをこのエッセーで知る。この眼鏡屋さんの広告は国語教材になると思っているが、今回もだ。連載エッセーの感じがし続きが楽しみ。記録文学の傑作、松下竜一著『豆腐屋の四季』みたいな『眼鏡屋の四季』のような話をいつか読んでみたいなあ。


公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」に『カジトモ』をUP。今日は文字通り、洗濯、地中海ヨーグルづくり(種菌の初回から70回目)、掃除、調理、蜜柑の返礼のホタテ送付、そしてパチンコという家事忙殺の日であった。明日、カジトモに鍋焼きうどんの馳走予定 ママヨさんの長期不在で困るのはクスクス笑う相手がいないこと。単身高齢者として覚悟しておくべきはここらへんだね。

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