波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第18回『ほんのおつきあい』全記録【その2】

2020年06月27日 | 読書

MS(女) 『「千と千尋の神隠し」の謎』(Tako Studio著:王様文庫)、ジブリ作品の中で唯一最後まで見ることの出来る作品で4回観た。50問のうち25問しか正解出来なかった(笑)。神様がお風呂に入って「よきかな、よきかな」というところが好き(笑)、楽しく読めたので★4。『棚から哲学』(土屋賢二著:文藝春秋社)、サクサク読めて面白い。この人の感覚が好き★5。

SN(女) 『四つの死亡時刻 』(季刊メディカル・トリートメント:さいころ社)、阪大病院「脳死」移植 殺人事件の真相 が副題、臓器移植のために「命」が①治療以前②脳死判定1③脳死判定2④心肺停止で測られる実態。知らないところでこんなことが進んでいる★5。コミック『素晴らしきかな人生』(北原雅紀著、若狭星画:小学館)、もし過去に戻れるとしたら・・・の短編集。【参加者意見「過去に戻れるとしたら」】同じ失敗したくないから戻りたくない(ママヨ)、早く時を進めて亡くなりたいから戻るなんてことは思わない(KK)、せっかくここまで来たんだから戻りたくない(MS)、もっと生きてもっと知りたい(SN)、昔が良かったと思ったことが一度もないなあ(波風)。『レシピに託した料理人の夢』(百瀬しのぶ他著:KADOKAWA)、体が動かなくなる難病「脊髄小脳変性症」の母にかわり6歳で台所に立つ昇兵、自分も母と同じ病に、火を禁止され「火を使わないレシピ」で料理人に希望が★4。

波風 『星々の悲しみ』(宮本輝著:文春文庫)、活字の大きいので再読、亡くなった友人をずうっと誤解していたことを忘れていた、感じていたいことがある本、また読むだろう★5。『陶酔と覚醒』(沢木耕太郎著:岩波書店)、10人との対話集、沢木耕太郎の〈訊いて、聴く〉シリーズⅢ、建築家安藤忠雄の「つくりたい」野心、登山家山野井泰史・妙子夫妻(「垂直の情熱」)の死と判断が読ませる★4.5。『「かっこいい」とは何か』(平野啓一郎著:講談社現代新書)、読書途中、哲学、社会思想文化論。


カッコいいと思った体験 

・高校時代、屋上から飛び降りると騒いだ友に「手を離して飛ばせなさい」と言った同級生(SN)
・舞台発表の時に、騒がしい見学の子どもたちを叱った教頭先生、中学生のきちんとした合唱(MS)
・信念を持ちストイックに生きている人、カッコ悪い人は想像力の無い人(KK)
・ものごとを自分の価値観だけで判断しない人、誰に対しても公平な人(ママヨ)
・・・・・何を話したのか全然覚えていない(波風)


15度前後の寒い日が続く。朝顔も風船蔓も雨にあたれば終わってしまう。鉢にビニール袋被せる、レインコート一枚が命を守る エッセー(野見山、井上ひ、米原ま)読み文末にやっぱり関心、小説『熱源』読み始め、もうすぐ『「カッコいい」とは何か』読み終わる。

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