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ライチ・イズ・ビューティフル:・・・と、DITAとSOHOについて?


食生活のスタイルには、色々ある
単なる好き嫌いで食べない食材がある人もいれば、
宗教上の理由で食べられない人もいる。
それにアレルギーや病気などで食事制限されている人もいる。
もちろん保護動物にされているものであれば、
珍味と言われていても食べてはいけない。
まあ、これほど身構える必要はないけど、
生活のスタイルから、あまり食べない食材があると言うこと。
独り者の生活のスタイルでは、季節のフルーツなど食べることはなく。
気まぐれで購入したときなどには、
冷蔵庫のスミで傷んでしまう前に、大慌てで食すこととなり。
果実(フルーツ)を味わいたくなったときでも、
ほとんど缶詰めばかりとなっている。
そんな生活のスタイルには、
ありがたい果実の1つが、ライチ(茘枝)になる。
ライチは中国南部原産のフルーツで、6~7月がシーズンになる。
ゴツゴツとした外見は、まるで怪獣の卵のようにも思えるけど。
ビタミンC、B1、B2をはじめ、ミネラルも豊富なトロピカルフルーツ。
しかし、寿命は短く。
通常、日本で味われるものは冷凍になる。
そう言えば、数年前、カンボジアにおいて、
ライチと味わいの似た果実“リュウガン”を味わって、
浮かれていたこともあったけど。
(関連する記事「東南アジアへ4300kmほど:カンボジア旅行編の8」)
大型スーパーの冷凍食品コーナーで、
ライチのパックがあったことから、久々に味わうことにした。
この味わいには、多くの逸話もあり。
最も有名なのが楊貴妃の話になる。
玄宗皇帝を迷わせたと言われる傾国の美女(国を傾ける美女)・楊貴妃は、
ライチの産地である華南から遠く離れた長安の都まで、
何頭も早馬を使って届けさせ、多くの人や馬を死なせたと聞く。
そのような横暴さが引き金となって安禄山の乱が起こって、
唐は滅び、楊貴妃も殺される運命になったといわれる。



本文(?):
このブログは、“はんぐおーば(hangover:二日酔い)”なので、
お酒の話も入れないと、ね。
この果実(フルーツ)、ライチを用いたリキュールもある。
フランスのペルノ・リカール・グループによるDITA(ディタ)で、
日本以外では、ソーホー/SOHOの名称で売られている。

しかし、このSOHOという商標は、
日本では、すでに登録されていたことで、
日本向けだけは、中身は同じであっても、
DITAという名称となったと聞いている。
・・・しかし、最近、ネット上で見つけた情報では、
海外で購入したソーホー/SOHOとディタ/DITAとでは、
味わいは、異なるとも聞く。
いずれ、SOHOラベルのボトルを入手して、確認してみたいところです。


※DITAとウーロン茶を用いたロングドリンクのカクテル。
 ちょっと不思議なほど違和感がない。
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自由研究は見えるところから?:夏休みの宿題忘れは、怪談より怖し?


多くの人には見えているものでも、自分には見えないもの。
自分には見えているのに、他人には見えないもの。
自分が見ている世界(もの)と現実とでは、ズレがあるのかも知れない。
こんな話を、子供たちの夏休みが終わる時期にすれば、
怪談話かオカルトにも思えるけど。
個人の主観が、客観的な事実とは異なることがあるということ。
さて・・・。
人間に限らず、視覚というものは、
目に入ってくる光から、空間や物体を認識する感覚。
“光を感じとる”感覚ということ。

それは、物質、そのものが“光”を発しているのでもなく。
物質に照射されている“光”の反射から、物質を認識している。
光に対する学説は、色々あるけど。
光は、宇宙線、ガンマ線、マイクロ波、電波など、
電磁波の仲間であると(も)言われている。
人間が視覚的に認識できる波長は、380nm~780nmになり。
太陽光は、屈折率の異なる7つの色の光から構成されている。
これは万有引力の発見で知られるアイザック・ニュートンが、
天体望遠鏡のプリズムの光が分かれたことで発見する(1666年)。
(ニュートンと万有引力に関する過去の記事「空の下、地の上」 ⇒)
それから、およそ150年後、ウィリアム・ハーシェルによって、
赤外線が解明される。
さらに、ヨハン・リッターが紫外線の存在を証明していく。


※夕空が赤く見えるのは、赤色の光の波長の長さによるもの。

子供の頃、科学の授業で習った話では…。
水のような液体が入ったコップに、光(光線)が入るとき、
水面との角度に対して、ズレが生じる「屈折」と呼ばれる現象が起きる。
この光の方向変更、屈折する角度(屈折率)は、色ごとに異なる。
ちなみに雨上がりの空にできる虹も、自然界における光の屈折現象の1つ。
もう少し説明をするなら…。
太陽光は波長域の異なる複数の光で構成されているから、
異なる波長ごとに屈折する角度(屈折率)が分解されるような状態となる。
長波長 ⇒赤 波が長いから、長波長。
中波長 ⇒緑~黄
短波長 ⇒紫~青
だから、虹の外側の色は、波長の長い“赤”が、長いカーブを描き、
内側は、波長域の短い色(青)へと形成されていく。

この波長の短い紫の光の外に、存在するのが「紫外線」。
(殺菌、熱を冷ます効果もある。)
「赤外線」は、反対に、波長の長い赤の光の外に、存在するものになる。
※通常、「赤外線」も「紫外線」ともに、人間には視認できない。

蛇足:
“色目で見る”とも言われるせいか?
日本人と欧米人とでは「目の色が違う」ために、
色の見え方が異なると言う“俗説”があるけど。
日本人と欧米人との目の色が異なるのは、
眼球内の遮光膜、「虹彩」の色が異なるため。
虹彩は、色が異なっても、光を通さないので、この俗説は間違っている。
所詮、“俗説”でしかないということ(?)。



ブックマーク登録しているブログによると・・・。
空気(酸素や窒素)が、目に見えないのは、
可視光線が吸収されないためだからとのこと。
空気が見えるときは、余分なものが含まれている。
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TONTIKI:これでも主権国家?それに(呆痴)国家か?

中世の時代、
「病気は一種の罰で、心が幸福な状態にあれば、病気は避けられる」
・・・という道徳的汚染の思想によって、ペストの流行なども考えられていた。

悪疫が流行すれば、病気に見舞われた社会の外にスケープゴートを探し、
“罪を犯したもの(悪い人)”がいるために病気が社会を襲ったと考え、
人々は、誰かを血祭りに上げる。
都合の悪いことが起きれば、“お前が悪い!”、
“アイツが悪い!”となるのは、昔の人も変わらないというところ。

数週間前、某半島の国家において、
日本の首相に酷似した人物が謝罪している像を、
慰安〇像の前に設置したというニュースを、
インターネットで知ることとなった。
社会性の乏しい人間であることを自覚している身ではあるけど。
さすがに不快な気分になった。
テレビを点け、韓〇ドラマなどが放送されていれば、
すぐ消してしまうほどのレベルだから、穏やかな心境には程遠いところ。
すべてのニュース番組をチェックしている訳でもないけれど、
ここ数カ月、テレビを点ければ、
公共放送(全国規模の有料放送を含め・・・)では、
コロナショックに関連するニュースしかなく。
先日、このニュースを知らないと言う人物たちに会って、
かなり驚かされることになった。
それだけに、正直、ウンザリしてくる。
〇流ドラマの放送などするのなら、
全国規模の某放送局などには受信料を支払いたくもないが、
「100分で名著」が見られなくなるので悩みどころである。


(正直、どんな顔を入れればいいのか分からない。)

蛇足:
国語辞典では、「ウイルス」も「細菌」も、
まとめて“ばい菌”扱い!
病気の原因とされるものを、“ばい菌”と呼ぶのだから、
ウソではないけど、案外、辞典などと言うのは、大雑把なものです。

さて、単純に言えば、ウイルスと細菌は、大きさが違う。
細胞をもつ細菌は、マイクロメートルになるけど。
(いわゆる単細胞生物、これだって極小レベルだけど、ね。)
ウイルスは、細胞をもたないので、より極小のナノレベルの存在となる。
ウイルスは、電子顕微鏡が発明されるまで、
学説的には、ともかく、人類には確認できなかったものだったとも言える。
光学顕微鏡は、物理的な限界があって、
200nm(nは、ナノ、10のマイナス9乗)ぐらいまでしか見えない。
※光自体が波なので、その波と同じくらいまでしか見えない(回折現象)。

お酒やパンなどの発酵食品にも関わる酵母菌や乳酸菌は、細菌になる。
酵母を含め、“菌”と言われるものは、真菌や細菌など多くの種類があり。
小さな菌は、日常生活において、人の目には見えなくても、
空気中、1立方メートル中に10~1000個の菌がいると言われている。
地球上に、人類より先に誕生し、
人間は、菌の生息圏に住み着いたようなもの。
食品を腐敗させ、劣化させる有害なものもあれば、
酒やチーズなどの発酵食品に活用されるものもある。
菌がなければ、人類の生活はなかったもので、
人類は、細菌とは共生してきたとも言える。
(2020年8月20日加筆訂正)

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CARDAMN TAKE7 WHITESNAKE:キングオブスパイシー


4年前(2016年)、震度7の地震被害にあった熊本県で、
今年、河川の氾濫被害が起きた。
球磨焼酎の蔵元は、今年2月に訪ねさせていただいただけに、
災害被害にあった人たちのことを、イヤでも考えさせられる。
(関連する過去の記事「令和2年2月2日のこと」)
しかし、先日も記したけど、今年は、誰もが“みんな”、苦しいとき。
簡単にはいかない。
そんなとき、こんな焼酎を見かけることとなった。
カルダモンを用いたスパイス焼酎
「CARDAMN TAKE7 WHITESNAKE」

球磨焼酎の産地で造られたカレーにあう焼酎ということだった。
※この焼酎のボトルは「ものがたり酒店」で購入可能です。


※この画像の撮影場所は、お気に入りのインドカレー店、
「ソウルフードインディア」でのもの。
(関連する過去の記事「カレーだけに“ナン”かいい話?」)

カレー料理は、複数のスパイスで構成されたガラムマサラを用いており、
まさにキングオブスパイシー!(こんな言葉はありませんけど)。
日本の食生活において、カレーライスがトップランカーなのも分かる。
インダス文明は、恐るべしかな?
日本の食生活におけるトップランカーが、
外来の食文化なのは釈然としないけど。
よく考えてみれば…、ラーメンや餃子などの中華に加え、
ハンバーグやコロッケのような洋食だって、外来の食文化。
それぞれの料理を、スパイス焼酎で味わってみるのも興味深いところ。



追記:
さて、日本の9倍の国土をもつインドは、
多様な気候帯をもつ多民族国家で、
ヒマラヤ山脈のあるインド北部の気候は、寒帯になり。
そして、北西部には、砂漠のある乾燥帯になる。
南インドは、インディカ米などの栽培地で、
カレー料理にも用いられている。
カレー料理を、ナンで味わいたければ、
インドの北の地域になるというところ。
ちなみに、インド料理のイメージとなっている「ナン」の発祥地は、
ペルシャ(現在のイラン)とも言われている。
かつてペルシャは、国王による独裁政権にあったけど、
ホメイニ師の指導による革命(イラン革命)で打倒されてしまう。
この国王の独裁政権を全面支援していたのは、アメリカだった。
超大国の政治的な思惑によって、独裁政権を容認していただけでなく、
全面支援までしていたと言うのは、どうにもイヤな気分になる。
まあナンで、インドカレーを味わうのに、余計な知識は、イランのよ…(?)。

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地動説と天動説:“信じる”ことと知識は違う。


現在では常識となっている“地動説”は…、
(この場合、地球が太陽の周囲を回っているというものです。)
ある日、ガリレオという偉い“学者さん”によって、
「これまでの考え方は間違っている!」
「私の唱える“地動説”が正しいのです!」と、
自説を強引に押し通したようなものではなかった。

それまでにも“地動説”を唱えていたコペルニクスは、
天体の観測から、説明のつかない事実に気付き、
地球は恒星である太陽を回る惑星であり、
地球の周囲を回っている天体は、月のみになると考えていた。
※もっともコペルニクスには、宗教的な背景もあり、
科学的な始点だけで、地動説への発想に導かれたのではないらしい。



ガリレオは…。
当時、子供の玩具程度にしか扱われていなかった望遠鏡を改良して、
天体の観測に用いていくことで、
地球と同じような惑星である木星にも、
3つの衛星があることを観測し、天体の軌道を導いていった。
その軌道から、“地動説”を裏付けていく。

この発見が、聖書の教えに反するからと、
ローマの異端審問所において、撤回させられたという話の方が、
あまりにも印象的なことから?
“どうして地動説”が正しいのか?を、
ちゃんと覚えていなくて、説明に困ったことがあった。
(関連する過去の記事「ガリレオの衛星を探そう!?」)
「宗教は個人を幸せにするもので、世界を平和にするものではない」
…と言われたことがある。

キリスト教が支配する中世という時代は、哲学は神学に準ずるもの。
17世紀のイタリアで…。
ガリレオに対するキリスト教会の反応は、
科学的な思考が、一般にも浸透している時代ではなく。
宗教が、文化や知識、芸術であり、
そして、権威であった時代。
しかも、古代、アリストテレスらによって提唱された“天動説”は、
日蝕や月蝕を、数値的に予測できるもので、
現代の教養人でさえ、理解するのが困難なもの。

必ずしも、非合理的なものでなく。
おそらく、当時はハイレベルな科学的な教養だった。
アリストテレスは、ギリシアの哲学者プラトンの弟子と言われ、
あらゆる方面への研究を行った“万学の祖”とも言われる人物。
ありきたりな言い方になってしまうけど、天才だったのだろう。
歴史的な大天才の学説に対して、ガリレオが提示した科学的な実証は…。
当時の教養人たちを動揺させたのかも知れない。
「自分には不都合だ!」というだけで、
権威が根拠のある発言を黙らせたという歴史的な事実は、
今後もあり得ることだけに考えさせられるときがある。

ガリレオの科学的な功績としては、「落体の法則」も有名で、
その理論を実験で証明するという手法は、現在の科学にも踏襲されている。(2020年8月16日加筆訂正)



(過去の画像より:イタリアつながりで、イタリアンビール)
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