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深夜のドキュメンタリー番組から…。:今、知ったこと、今、知らないこと


レコーダーの不具合が発生したことから、
見そびれていた深夜のドキュメンタリー番組で、
「筋電義手」が特集されていた。
筋電義手とは、筋肉を動かすときに生じる微弱な電流(神経情報)を、
読み取り、指(義指)を動かせる構造になっている義手。

このようなハイテク義手などについては、
あるコミック作品の影響もあって、
数年前から、ドキュメンタリー番組や特集番組を見てきたけど。
義手は、義足に対し、進歩がなかった分野で、
「つかむ」、「はなす」など、手の機能を再現するには、
高度な技術が必要になる。
数年前のドキュメンタリー番組では、
これらの動作を、指の位置と機能から分析し、
改めて「親指は、どの指とも向かい合わせにある」などを確認し、
失った腕に残った神経をセンサーで読み取り、
制御する研究も行われていた。
当時、セグウェイの発明で知られる、
デカ社のディーン・ケーメン氏も参加する大型プロジェクトも、
米軍(国防総省、ダーパー)の総指揮で、
1億ドルの予算を用いて行われていた。
それから、7年以上になる。
最新の技術や研究は、どうなっているのだろうか?
興味を覚える分野の1つでもあったけど、
今回のドキュメンタリーは、
生まれながら、腕のない子供を焦点にしたものになっていた。


筋電義手は、構造上、筋肉を動かすときに
生じる微弱な電流(神経情報)を読み取れるようになっているとは言え、
最初から、思い通りに動かせるものではなく。
訓練(トレーニング)を必要とし、使いこなしていくことによって、
繊細な動作が出来るようなってくる。
「義手だけではなく、
その訓練を指導できる人材や場所も必要になる」
というのは、
考えれば、当たり前のこと。
それだけに、正直、かなり衝撃でもあった。
1台、150万円以上する筋電義手も、
医師によって、“使いこなせる”と意見書があれば、
国からの補助を受けられ、およそ4万円で購入できる。

身体の成長過程にある子供にとって、
腕がないということは、肉体的にも精神的にも
大変な負担であろうかと思われるけど。
まだ日本国内でも、訓練を行える施設や人材、設備は限られていて、
筋電義手は普及しきれていない。

追記:
日本テレビの深夜のドキュメンタリー番組、NNNドキュメントでは、
過去に「血液製剤フィブリノゲンの事件」を特集したものがあった。

(関連する過去の記事「救済は遠く:NNNドキュメント」)
ウイルスに汚染されていた血液製剤「フィブリノゲン」は、
国も製薬会社も危険だと分かっていたのに使用が続けられ、
その事実が、感染者には伏せられていた。
汚染された薬が、原因となる薬害。
そんな薬害問題を起こしたので、会社の名義や所在地を変え、
「あとは知りません」という手段が許されていいハズはないのに…。

日々の雑事に追われ、いつの間にか忘れてしまいそうになる。


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レーベンブロイ:10月には、まだ気分も遠いけど!

(画像は、以前のもの)
営業時間も長く、通勤経路内にあることから、
よく利用しているスーパーマーケットの店頭に、
月末のセール対象品のチラシが貼り出されていた。
この都心の店舗は、住宅街周辺にある店舗などとは異なり、
あまり、お手頃価格でもないのが悩ましいところだけど。
月末のセール対象品には、「レーベンブロイ」があった。

以前にも記した内容になるけど…。
1516年、ドイツにおいて。
”ビールには、「大麦」「水」「ホップ」の3つの原料以外は、
使用してはならない”
・・・と言うビール純粋令が公布された。

この法律は、現在のドイツでも遵守されている。
「レーベンブロイ」は、そんな麦芽100%のドイツビールを、
代表する世界的に知られているビールの1つ。
ビールの故郷ミュンヘンで、創業600年になり、
オクトーバーフェストの6つの公式醸造所の1つでもある。
日本国内では、1983年から、
アサヒビールがライセンス生産している。
(関連する過去の記事「2016年横浜オクトーバーフェスト(2杯目)」)
10月(オクトーバー)には、まだ気分が早いけど。
いくつか購入していくことにしました。



蛇足:
以前にも記したけど。
日本にいると「欧州ではビールが常温で飲まれている」と、
聞かされている人も多い。
ところが、現地(大英帝国やアイルランドなど)に行ってみれば、
わざわざヌルいままのビールを楽しむような方はいませんでした。
これはTVアニメ化された人気コミック「もやしもん」の(8巻)でも
描かれているのだけど。
おそらく、常温醗酵・常温貯蔵される上面発酵のエールを、
自分では味わいもしないで間違った解釈をした資料や文献が、
そのまま、浸透されていったからではないかな…というところ。

飲料は、提供される温度によって味わいが変わる。
とくにアルコール飲料は、味わいや香りへの影響が大きいけど。
ビールのような飲み物なら、ノドごしは無視できない。
そんなビールを暑っ苦しい夏場に味わうとき、
ヌルいノドごしでは、ちょっと爽快とは思えないところ。


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八月前、都心通勤者の蜃気楼


「“昨日”と“今日”に違いがあるのだろうか?」と言えば、
どこか哲学的にも聞こえるけど。
それほど大したことではなく。
いつも乗り換えている駅のホームに降りたところ。
普段なら、混雑することもない時間帯なのに、乗降客が多く。
ふと、そう思っただけのこと。



10~20代ほどの年齢ばかりで、
2~3人ほどの友人同士の組み合わせが多いように見える。
服装もカジュアルだった。
そこで、やっと気が付いた。
夏休みとなった学生たちが、街へと出てきたのだろう。
強い日差しの中、通勤するのも億劫な気分になりがちな身には、
異世界の住人たちと遭遇したような気分にもなった。
彼らが、乗りなれない路線と駅にマゴマゴしているうちに、
さっさと改札口を抜けると、職場に急ぐことにした。

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