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ちょっと思い出したこと:超人ロックのことで…。


昨年(2022年10月に)、亡くなったマンガ家、
聖悠紀の代表作「超人ロック」において、
巨大な販売網をもつ、大企業が、常習性のある薬物を用いて、
人々を搾取していくエピソードがあった。
主人公も、薬物投与され、洗脳状態に陥るもの。
別の登場人物たちによって、解放され、その組織のトップは倒される。
この物語中、主人公に敵対する人物から…。
「空気と水に、食料、人間に必要なものが、
また1つ増えたところで、大きな違いはないだろう」

…というセリフがあり。
この悪役のセリフは、よく思い出してしまう。
物語(フィクション)とは言え、かなり恐ろしいからだろう。



※こちらは、手元に残っている「超人ロック」シリーズのコミック本。
上記のエピソードとは、別物です。
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デュークだけが代表作に非ず!


「ゴルゴ13」などの劇画コミックの作者としても知られる、
“さいとうたかを”が亡くなられたのをネット上で知った。

先々月、実写映画での「ゴルゴ13」で主演もされていた千葉真一が、
亡くなられていたこともあり。
どこか予感にも似たものもあった。
ゴルゴ13のキャラクターとハードな世界観が強くて忘れがちだけど、
“さいとうたかを”のコミック作品には、やんちゃな性格の主人公も多く。
人間味を感じさせる作風のものも、強く印象に残っている。
歴史上の人物や、実在の企業人を主人公としたものもあり。
ゴルゴ13以外で印象的な作品を、個人的に選ぶなら、
「運慶」と「傀儡(影侍)」になる。
「運慶」では、歴史上の人物でもある運慶が、
迫力のある画風で描かれたこともあり。
その存在に、“ずしり”とするものがあった。
“さいとうたかを”には、時代劇のコミック作品も多いけど。
「傀儡(影侍)」では、既存のスタイルを外した視点で展開されており。
水戸黄門の物語がアレンジされたとき、
また違う雰囲気となるのも興味深かった。



現在、東〇MXの深夜では、
テレビアニメ版の「ゴルゴ13」が再放送されている。
コミック作品として長期間連載されていることもあり。
時代を象徴するようなエピソードも多い。
“さいとうたかを”が亡くなられても、連載は継続されると聞くけど。
そう言えば、ゴルゴ13のエピソードだけでも、
見ていない作品が多かったことに気付かされる。
本当に、ありがとうございました。
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ペラっちいけど、4千年さ!


1912年 アジア初の共和国として“中華民国”が成立していたが、
政府は分裂状態にあり。
国内は不安定だった。
孫文は、中国国民党を結成し、新たに政府を樹立させる。
その孫文の死後、後継者となったのが、蒋介石だった。
蒋介石は、第二次世界大戦中に、
日本への停戦条約を求めたカイロ条約にも出席している。

1945年8月15日に、昭和天皇による玉音放送が流れた。
そのラジオ放送の1時間前、蒋介石(国民党)は重慶の放送局から、
「我々は、こう言い続けてきた。日本軍は、好戦的な敵だ」
「だが、日本の人民を敵としない。我々は敵に報復を与えてはならず、
敵国の罪なき人民に屈辱を与えてもならない(以下略)」
しかし、日本軍が去った中国は、
国民党(蒋介石)と共産党(毛沢東)との内戦状態になる。


国連の中国代表権を保有していたのは、台湾にも思えてくるけど。
国際社会において、台湾は主権国家として認められていないと聞く。
一方で、中華人民共和国は、主権国家として承認されている。
東西冷戦下において、東側諸国に属していた中華人民共和国だったが、
ソビエト連邦との友好関係が崩れ、
経済成長を望んでいた中国陣営への政治的な動きもあったのだろう。
西側諸国は、時代遅れの社会進化論から、
抜け出せなかったからと言う訳でもないけど。
経済成長すれば、民主化するという幻想があった。
この悪影響によるものなのか?
日本においても、親中派と呼ばれる存在を生んでいる。
正直、この辺の経緯は、教科書には書いていなかったように思える。
歴史の資料や教科書を読み直すことで、部分的なことは分かるけど。
全体像として、説明できるかと言えば、ウソになる。
もうちょっと勉強するかな?



追記:
現代の中国(中華人民共和国)は、一党体制。
中国の憲法には「中華人民共和国は、中国共産党の指導に従う」とある。
これは、政府すら、共産党の支配下にあるということ。
軍隊(人民解放軍)も警察も、政府のものでなく共産党の支配下。
(国家の軍ではない)
アメリカに匹敵するほどの大国になったと言っても、
中華人民共和国は、かつてのソビエト連邦のような存在ではない。
ソビエト連邦が解体する(1991年)までの冷戦時代において、
アメリカ合衆国を中心としていた西側諸国と、
ソビエト連邦を中心としていた東側諸国とで分かれていた。
西側諸国は、”資本主義陣営”に属し、
東側諸国は、“共産・社会主義陣営”に属していたという背景があったけど。

現在の中国には、“それ”(社会的なバックグラウンド)はなく、
“深み”が感じられない。
悠久の歴史をもつ大国は、どこか不気味だけど。
ハッキリ言えば、“ペラっちい”(薄っぺらい)のだ。
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金栗四三物語:…と、イベント会場での言い訳?


コミック雑誌を定期的に購入していたとき。
週刊少年サンデーの誌面にて、若手の漫画家による新連載が始まった。
それが「拳児」(原作:松田隆智、作画:藤原芳秀)であり。
藤原芳秀の作画作品として、強く印象に残っている。
その後、「闇のイージス/暁のイージス」「JESUS砂塵航路」などにも、
ハマっていったこともあり。
今回、本屋に、こんなコミック作品を取り寄せてもらうことにしました。
この物語の主人公、金栗四三は、実在の人物。
今年から放送となる大河ドラマの主人公でもあり、気になっていた。
ついでだから、テレビ番組の番組情報から、
配役や物語のあらすじをチェックしてみることにしました。
おっ!
なんと脚本は、宮藤官九郎。
この方が、脚本を書いたドラマ「木更津キャッツアイ」や
「タイガー&ドラゴン」などは、大変、楽しませてもらった覚えがある。
コミック作品だけでなく、
テレビ番組の予約も忘れないように
レコーダーをチェックしておくことにしました。

蛇足:(2019年1月8日作成)
バツの悪いマネをして、後ろめたい気分を引きずってしまうときがある。

先週末、浅草で行なわれていたミリタリーイベントに寄ることにしました。
最近、あまり時間に余裕が持てなくなってしまったけど。
こういう機会こそ、色々と調べておきたいこともある。
それにイベントがもつ雰囲気から受ける刺激もあり。
(悪い影響を受ける方も、稀(?)にいますけど…。)
どれも興味深い。
もちろん、このようなイベントブースは、
物販がメインだから、ただ1つのブースに長居するのも申し訳ないところ。
おやっ!?
なにやら珍しいパッチ(所属や階級などのミリタリーワッペンのことです)が、
置かれているブースがある。
近年では、映画や海外ドラマ、コンピュータゲームで、
登場した架空の軍隊などで使用された制服や所属ワッペンを
アパレルメーカーが製作し、商品化されることがある。
ブースに近づいてみたところ。
なんと!
コミック作品「JESUS ジーザス」に登場した特殊部隊ナイトゴーンツと、
外人部隊デザートラビットのもの。
どちらもコミック作品上の架空の部隊。
つまり、コミック作品のファンのために作成したことになる。

どうにもウレしくなってしまう。
(関連する過去の記事「JESUS砂塵航路」)
ブースには、眼鏡をかけた40~50代くらいの男性が腰かけていた。
パッチ(ワッペン)を製作されたアパレルメーカーの方かな?
それとも雑誌関係者の方だろうか?
ブースの前で、色々と話していると、デザインが考案される経緯から、
色が2種類あることが聞けるなどがあり。
いつの間にか長居していた。
コミック作品「JESUS」の個人的な感想を話したりしながら、
どのパッチにするかで迷っていた。
他のイベント会場内のブースを回らずに、
軍資金(予算のこと…)が足りなくなれば困ってしまう。
まずはブースを離れることにしました。

いつの間にか、時間が過ぎていた。
片付けを始めているブースまである。
このようなイベントでは、予算以外にも、もう1つ購入に迷う理由がある。
それは購入したものが手荷物となって、
会場内を移動していくのが負担となること。
そこで後回しにしていれば、買い忘れてしまったときもある。
急いで、会場を後戻りして、目的のブースを回っていく。
予算的にあきらめないといけないところもあるけど。
パッチなら買えそうだった。
迷った末、ナイトゴーンツを購入することにした。
ブースの男性が、紙袋にパッチが入れると、なにやら書き込んでいた。
アパレル用サイトのアドレスだろうか?
一旦、ブースを離れたあと、
今後、どこかの販売店やサイトなどでの販売もあるかが気になり。
もう一度、戻って聞いてみる。
またイベント会場で会えるのが、いいのだけど
そうはいかないかも知れない。



数時間後、帰宅してから、
紙袋には「ふじわら よしひで」と書かれていたことに気付いた。

あれっ?
あの方が「JESUS ジーザス」を作画した藤原芳秀先生だったのか!?
著名な方であっても、
それほどメディアに露出することもない漫画家や作家の方には、
作品のイメージなどから勝手な人物像を持ってしまっているときがある。
もちろん、俳優やタレントではないから、当たり前とも言えるけど。
「JESUS ジーザス」や「闇のイージス」での大胆ながら、
細かい描写がされた迫力のあるコミック作品の印象から、
職人気質でカミソリのような雰囲気をもった人物で、
不用意なマネをすれば、Gペンでバッサリ!!

…などと勝手に思っていたのですけど。
実際には、非常に話しかけやすい方でした。
漫画家さんに対して、マンガ的でステレオなイメージを持っていたのは、
笑えないところ。
それにしても、コミックの作画をされていた先生を前にして、
コミックの内容や感想をするなど。
我ながら、恐れ多いマネをしていたことに気付いたもの、
どうして、いいものやら。

今回、本屋さんへ、取り寄せをお願いすることとなったのは、
まあ後ろめたさが、大きな要因…というところ
正直、猛省しているところです。

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王様の仕立て屋 サルトリア・ナポレターナー 13巻より:今更だけど、ね


最近、スコットランド関連の資料を見直している。
その中には、読みかけのままだったものも多く。
なかなか悩ましいところ。
そんな1つでもある、お気に入りのコミック作品、
「王様の仕立て屋 サルトリア・ナポレターナー」の13巻では、
物語の行間において、
「タータンはスコットランドで発祥した伝統的な格子柄…」との説明が、
加えられていたけど…。
チェック柄を、“格子柄”と記すところは、なんとも粋なところ。
ポピュラーで便利な外来語に慣れて、
忘れがちになりそうな言葉を思い出させてくれる。
この巻では、スコットランドのタータンを発端にして、
チェック柄の装いに関わる物語が進行する。
服飾に関わる物語では、コミック作品ならでは表現が活かされ、
楽しませていただきました。
来月には、新刊も出るだけに楽しみなところ。
(過去の記事「「コミック購入:王様の仕立て屋・・・続編」」)

蛇足:
スコットランドの話が出たこともあって、
英国風に紅茶でも味わいたい気持ちになった。
さて…。
日本では、日常的に、お茶が飲まれていたこともあって、
嗜好品としては、紅茶より、テイストの違うコーヒーが楽しまれるけど。
日本人なら、まず紅茶を味わう前に思い出して欲しい国と人物がある。
それが“インド洋の真珠”とも呼ばれる国、スリランカ(かつてのセイロン)。

1951年のサンフランシスコ講和条約において、
連合国と日本との間の和平条約では、
第2次世界大戦の賠償請求に加え、領土分割案まで出ていた。
その会議において、
後にスリランカの大統領となるジャヤワルダナ大臣から、
「我々は、権利を行使するつもりはありません…」との言葉が、
出たことで、会議の流れは変わり、日本は領土を分割されることを免れた。
当時、首相であった吉田茂は…。
「日本人は、この大恩を、後世まで忘れてはならない」とまで言った。

しかしながら…。
こんな大事なことを、学生時代の教科書には、
どこにも書いてなかったような気がする。
教科書に書いてなくても、
知らないといけないことがあるということかな?
それにマンガも読まないと、ね?
(2019年1月訂正)
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