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はんぐおーば

二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094

寒空小人の回想、隠蔽、親会社、性犯罪者、

2024年09月15日 09時06分54秒 | 寒空小人
さて…、
次の出勤日、親会社の所長からも、
「この間、すごい音だったよ」との言葉がかけられるものとなった。
ちょっとした大事件(珍事件)となっていたらしい。
あらためて謝罪するものとしたが、
それで納得されるものでもなく。
本社の営業担当が、ちょうど昼過ぎに来ることから、
その説明をするものとなり。
お昼過ぎ、事業所の奥での話し合いとなった。
この本社の営業担当は、何度か、研修などでも、
顔を合わせていた人物で、まだ30代(当時)の係長クラスだった。
さらに、現場を知るものとして、
所長と直属の上司も、同席するものとなった。



「まず、何故、こんなことになったのか?」
それは、以前から、自分のロッカーを漁られれている気配があり。
これを放置したままでは、業務に影響します。
その対応として、ロッカー内に、アラームを仕掛けました。
「このロッカーの扉は、鍵をかけられるハズだけど、
何故、そうしなかったのか?」
仕事上、親会社(J◯東日本)から、
鍵やセキュリティカードを預かることも多く。
それらの貸与品を制服のポケットなどに入れたまま、
交代のとき、気付けないで着替えてしまうことは、
私(NA)を含めて、何度もあり。
交代後、鍵やセキュリティカードが見つからず、慌てることもありました。
その対応において、手詰まりとなりかねない弊害を考え、
ロッカーを施錠(せじょう)するのは望ましくなかったからです。
「…では、何故、君のロッカーは開けられたのだ?」
“何故なのか?”は、私も知りたいところです。
当日は、休日であり。
例え、貸与されていたものが、見つからなくても、
本人の承諾もなく、ロッカーを開けられるのは、面白くありません。
…そう、当日、この職場にいなかったのだから、
“なにが”起きたのかは説明できたとしても、
“何故?”なのかは説明できるハズもない。
本社の営業担当は、これまでの話に困惑しているようでもあった。
当初は、現場の社員のしでかした悪フザケを、ガツンと注意して、
反省文でも書かせたら、帰るつもりだったのかも知れない。
それが、他人のロッカーを、物欲しげに漁っている人物がおり、
その用心のため、アラームをしかけていたなどと聞くのは、
彼の許容範囲(キャパシティ)を超えていたのだろう。
それ以上、言葉が出てこないようだった。
「それで、ロッカーを開けたのは、誰になるのかな?」
営業担当にかわって、所長から質問が出るものとなった。
所長は、親会社の所属になり、
職位で言えば、本社の営業担当より、上となり。
契約上は、顧客でもあった。
「“デキるお客様“です」
所長の質問に、現場の上司が答えていた。
「何故、自分のロッカーでもない。ロッカーを開けたのかね?」
「“間違えた”と言ってましたが、今、本人もいますから確認しますか?」
「そうだね。呼んできてもらえるかな」
この所長の言葉で、(NAが)立ち上がりかけたところ、
現場の上司が「(俺が)行くから、いいよ」となった。
しばらくして、こちらに、“デキるお客様”がやって来た。
「あ、俺に用ですか?」
よく考えてみると、この件において、
彼からの言葉は、このときまでなかった気がする。
「いや、例の件のことを確認しているところでね。」
所長を除けば、この“デキるお客様”への言葉使いは、
普通の、上司と部下のものとも違っていた。
当時は、理解できなかったが、
この“違い”こそが、親会社と子会社であり。
給与や待遇面でも、大きな差があった。
だから、彼の高い実務能力を評価されてのものでもなかった。
「あのとき休憩時間になったので、
自分のロッカーから、私物を出そうとしたところ、
間違えて、開けていました」
「そうか、本当に間違えだったのなら、仕方がないな」
所長は、それだけ確認すると、業務に戻るようにと言った。
それで終わりとなった。
それに(NAも)疑問を感じなかった。
「しかし、君が、人を疑うから…、」
「誰かしら、“悪さ”でもするんじゃないかな」
本社の営業担当が、不満気味な声で言った。
この言葉に、ちょっと言葉に詰まった。
「ドロボウの被害にあうのは、
ドロボウを警戒するからだ!」と言うものであり。
職場の上役が、言いがかりじみたことを言い出すなど、想像外だった。
今なら…、
「バカバカしい。トンチキなこと言わないでください!」
…とでも言えるけど。
当時は、まだ本社の上役に対し、
思ったままの言葉を、ぶつけるなどできなかった。
通常、職場の社則や規定に…、
「上司(要職者や役職者)にへつらえ」とは記されてはいないが、
その職場の責任者として、立場は認められたものとなる。
本社の営業担当である上役への配慮もあり、
そこで“落としどころ”とするしかなく。
釈然としないものを感じながらも、
この件は、一旦、終了するものとなった。
それから1〜2ヶ月後、鍵やセキュリティカードを持ち出すときには、
チェックシートに記帳するものとなった。
チェックシートは、A4用紙の横書きの書式で、
まとめて数枚、クリップボードで留められるものとなり。
その項目は、日付、貸出時刻、利用者の名前、
鍵、もしくは、セキュリティカードのナンバー、
最後に、返却時刻(返却確認)となる。
このチェックシートに記帳漏れがあれば、紛失や未返却であり。
利用者ではない、別の同僚が、返却時にダブルチェックすることも、
徹底されるものともなった。



それにしても…。
あまり広くもないロッカー室とは言え、
このロッカーは、ロッカー室の奥にあった。
その扉を開けた、“デキるお客様”のロッカーは、
ロッカー室から入って、すぐ手前に位置している。
なにかが、ヘンだった。
その数ヶ月後、(NAは)別の現場へと社内移動するものなり。
仕事上、この事業所とかかわることもなくなった。
そして、5年後、新しい仕事での、必要な備品があったことから、
この現場へと、ちょっと顔を出してみることにした。
「ちょっと色々とありまして、ね。ここで機材を貸していただけませんか?」
「ああ、いいよ。」
正直、面白くもないことの方が多かった職場ではあったもの、
お世話になった人たちと、久しぶりに顔をあわせるのは、うれしくもあった。
直属の上司だった人物だけでなく、顔馴染みのベテラン同僚、
そして、親会社の所長もいた。
「そう言えば、“デキるお客様”は見ませんけど?」
「本日、お休みですか?」
この言動に、妙な反応があった。
シフトボードを見ると、彼の名前もなかった。
「もしかしたら、部署異動されたのですか?」
「まあ、あの人、ね…」
なにか言い淀んでいるような感じがあった。
「ちょっと(社内でも)話題になったとも思うんだけど、ね」
それを知らない…ということは、あまりいい話ではなさそうだった。
「なんか、あの人ね。チカンで捕まっているんだ。」
かなり予想外のものであり。
どう返事をしたらよいのか?
それ以上、言葉が出てこなかった。
「あの人は、以前にもチカンで捕まったこともあって、
それで親会社(J◯東日本)から、ウチ(子会社)に来たんだけど、ね」
えっ、つまり常習性があったかも知れないということ!?
「そんな事情を知らされることもなかったから、みんな驚いたよ」
グループ系企業の多くでは、
子会社は、親会社の調整弁のようなところがあり、
ある程度の割り切りが必要ともなるけど。
ほとんど転属とかわらないような扱いで、
性犯罪者を、子会社にあずけたのであれば、タチが悪かった。
組織的な隠蔽体質があり。
身内の不始末をつけようという意識もない会社だとしても、
自分たちの顔にドロを塗った“裏切り者”とは思わなかったのだろうか?



チカン行為を、常習的に繰り返す人間には、
それが性衝動や支配欲への成功体験となっている場合があり。
精神科や心療内科には、治療やカウンセリングまであると聞く。
そして、チカン行為を含めた性加害行為(性犯罪)は、
異性(人によっては同姓)への好意や、
性的関心によるものと思いちがいをするものまでいるけど。
それは、ちょっと違う。
性欲や好意などでなく、暴力性や支配欲によるところが大きい。
例えば、プライバシーゾーンであるトイレや更衣室への、
のぞきや盗撮行為といったものにも、
“相手のスペースに押し入りたい”、
“尊厳を踏みつけにしたい”という支配欲が感じ取れる。
この人物の場合、異性のパートナーと家庭がありながら、
被害者である女性に恋愛のような感情を向けていたハズもない。
そもそも、通勤、そして、通学時、都心の鉄道路線では、
これらチカン被害は、少なくもなく。
鉃道会社の社員が、チカン行為で捕まるなど、
許しがたいものがあった。



今、思えば、アラームの仕掛けられたロッカーが、
この人物によって開けられたのは、“間違い”などではなく。
彼は、他人のプライベートスペースに押し入りたいという欲求や、
支配欲を自制できない人間なのだろう。
職場内での実力と立場から、信頼と信用を得ていたことから、
見過ごされていたものであり。
もちろん他人事でなく、今も収まりのつかないものがある。



追記:(以前にも記したものとなりますが…。)
かつて「国の金を失う」という皮肉めいた名称の国営組織があり。
その戒めから、日本最大級でありながらも営利企業としては、
歴史も浅い鉃道会社は…、
「鉄:金(かね)偏に失う」でなく、
「鉃:金(かね)偏に矢(やじり)」として、鉃道と表記していると聞く。
十数年前、ある週刊誌が、この日本最大級の鉄道会社の社員によって、
チカン行為が行なわれたことを特集した。
しかし、駅構内の購買店が、その週刊誌を取り扱わなくなったことから、
雑誌社は、売り上げを落とすものとなり。
音をあげた雑誌社は、“ワビる”しかなかったという話を聞いたことがある。
テレビや新聞、雑誌なども、営利媒体である以上、
販売網を押さえている相手やスポンサーである大企業に対し、
「不都合な真実」を発信するのは、
不利益(ダメージ)にもなりかねないときがあり。
営利企業としての存続にも関わってくる。
メディアの公正性や職業倫理の点でも、かなり悩ましいけど。
テレビや新聞、雑誌などの報道機関が伝えることもない“もの”は、
ほとんどの人が知りようもなく。
こんな社会の実態は知られることもなく。
どこかでメディアコントロールされてきたところもある。



九黒鉄(“きゅうこくてつ”と読んではならない)系に限らず、
日本の鉄道会社の駅構内では“婦女子への、
いかがわしい行為(マネ)”を禁じるポスターを、よく見かける。
団塊世代やバブル時代において、
日本の都市近郊で生活を送られた方であれば、
毎日のように、ギュウギュウ詰めの満員電車で、
ガタン、ゴトン…と揺られながら、通勤、通学する光景は、
見慣れたものの1つ。
これは、ある路線区間と時間帯においては、昔話でもなく。
逃げ場のない都心の満員電車を、通勤、通学の移動手段としている、
婦女子を狙うなど、かなり悪質であり。
その犯罪性を訴えるものは必要ではあるけど。
こんなポスターの存在は恥ずべきことであり。
面白くもない気分にさせる。
今回の“お客様”たちは、ある意味、黒鉄が生み出した、
最大級の不良債権であったけど。
一般的に親会社は、子会社の保有株数を多く所有しており。
かなり大きな企業(大株主である親会社(J◯東日本))であれば、
こんな“お客様:問題ばかりの不良社員”の受け皿(厄介払い先…)にもなる。
それは、“親子の関係”で言えば、虐待にも等しい構図にも思えてくる。
ついでに言えば、
この日本最大級の鉃道会社には税金によって、
旧職員たちへの補償が賄われており。
こんな事実を知っているものとしては、とっとと打ち切って欲しくなる。
これらは、既存メディアが伝えてくれないことの一部でしかない。



寒空小人の回想、悪弊、裏事情、警報、

2024年09月14日 07時02分28秒 | 寒空小人

もう10年以上前のこと。
その日、職場のロッカーを開けると、
なにか違和感があった。
他の同僚たちは、交代時間が過ぎたら、
さっさと制服を着替えて帰っており。
ロッカー室には、誰もいなかった。
そこで、ロッカーの扉を開けたままチェックしていく。
まずハンガーにかかった私服に異状はなく。
念のため、上着のポケットを確かめると、パスケースもあった。
ロッカーの下部に置いたバッグの位置に変化はなく、
ジッパーも閉まっている。
扉側についたミラーの横には、フックがあり、
そこにキーリングをかけ、予備の筆記用具を吊るしていたが、
それも、キチンとあった。
とくに問題はなかった。
以前にも、似たような“とき”があり。
そのときは、“気のせい”だろうと思っていたけど。
この瞬間、“何か”オカしいと感じるものがあり。
それが面白くもない気分にさせていた。



当時の職場では、親会社(J◯東日本)の施設管理を任されており。
親会社から鍵やセキュリティカードなども貸与されていた。
交代時、その鍵やセキュリティカードを、
制服のポケットやキーモールにつけたまま、着替えるものも多く。
昼夜の交代後、それで慌てることもあった。
そこで不用心ではあったが、万が一のときに備えて、
ロッカーには、鍵をかけないようにしていた。
(他の同僚たちも、同じようにしていた訳でもないけど、ね。)
ロッカーの扉を閉じ、しばらく考えていた。
…職場内には、この件とは、別のことで問題のある同僚もおり。
なんらかの対策をしておく必要もあった。
スティール製のロッカーは、標準的なものであり。
ハンガーを吊るすポール部と、位置を変更できるワイヤー製の棚があり。
扉側には、ミラーだけでなく、
下部に、傘が収納できるポケットとフックがあった。
ちょっと思いついたことがあった。
帰り道、¥100ショップで、
防犯アラーム(ピンを抜くと、鳴り出すもの)と、
S字状のポールフック(S字フック)を買っていた。
帰宅すると、防犯アラームの電池をセットし、ピンを抜いた。
部屋中に、アラーム音が響いていたが、
そのままセロテープで、ピンのまわりを、ふさいでから、ピンを差し直す。
これで、アラームの、ピンが抜け、差し直すとき、
テープによる負荷が、手間取らせる。
その後、ガラクタ箱から、キーリングを、2〜3個、出し、
バッグの中に入れていた。
翌日、ロッカー内のワイヤー製の棚を、低い位置に合わせ、
傘用のフック部に、S字フックをかませた。
防犯アラームの本体と、ピンには、それぞれヒモがついており。
そのヒモの長さを合わせると、キーリングをつけ、
S字フックへと、引っかける。
これで、扉の内側に、手を入れると、指先でキーリングを外せる。
ロッカーは、1日に、何度も、開閉するときもあり。
これなら、手早くアラームを準備できるものだった。
そのまま、様子を見ることとした…けど。
とくに何もないまま、1週間が過ぎていた。



“ちょっと神経質になっていたのかな?”
そんな気分にもなっていた。
そうでなくても、面倒ごとの多い職場でもあり。
余計なことに、いつまでも意識をさかれたくもなかった。
その日の引き継ぎを終えると、1週間ぶりの休日となった。
正直、かなり疲れていた。
録り溜まっていたテレビの録画番組でも見ていたハズだったが、
そのまま眠りこけていた。
翌日、ふっと目覚めると、携帯電話が鳴り続けていた。
画面をみると、職場からのものであり。
床に転がっている腕時計を見ると、もう昼過ぎのようだった。
ちょっと妙な時間帯でもあった。
携帯電話を通話状態にした。
「あ、もしもし、君のロッカーから、すごい音がしているのだけど!!」
電話は、係長クラスの、直属の上司からだった。
しかも、かなり不機嫌な声でもあった。
どうやら、“誰か”が、ロッカーを開けたようだった。
「ロッカーに、市販の防犯アラームをつけました。」
「アラーム音を止めるには、ピンを戻してください。」
…と、簡単に説明したところ。
通話状態のまま、すぐに、彼は指示を出していた。
しかし、その指示に対して、同僚たちの反応は、ニブく。
どうにも要領を得ていないようだった。
それに、ピン近くに貼ったセロテープは、ただの思いつきではあったけど、
予想以上のものとなっていたのだろう。
どう説明しても、ダメなのかも知れない。
「勝手が分からないのでしたら、
アラームのヒモをハサミで切ってください!」
「そのまま冷蔵庫の中にでも入れておけば、いずれ電池が切れます!」
しかし、彼には、この説明が面白くなかったらしく。
そのまま、電話越しで、色々と指示を出しているもの、
鳴り止むこともなかった。
一度、電話が切れた。
しばらく、着信を待ってみたが、かかってくることもない。
そこで、部屋に残っていたパンでもかじりながら、
コーヒーメーカーの電源を入れていた気がする。
30分後、着信があった。
すぐ通話状態にした。
どうやら、20分以上かけて、S字フックを外し、
アラームに、ピンを戻したらしい。
その間、ずっと、ロッカー室だけでなく、隣の事業所内にまで、
アラーム音が鳴り響いていたものらしい。
「色々、お騒がせ致しました。申し訳ありません」
まず謝罪だけはしておく必要はあった…けど。
「ところで、“誰”が、
“何故”、他人(ひと)のロッカーを、許可もなく開けたのですか?」
この言葉がもつ意味もあってなのだろうけど。
電話越しからの、口調も変化した。
「“(親会社の)デキるお客様“だよ。扉を間違えたらしい、ね。」
予想外の人物であった。



この“デキるお客様”とは、
親会社(◯R東日本)から中途入社してきた人物であった。
世間一般的に、子会社は親会社の調整弁であり。
数年前から、親会社である、J◯東◯本から、
中途入社や出向などの名目で、この職場にも人員が送られてきた。
(名目上は…)親会社からの推薦こそあるもの、
ほとんどの場合、厄介払いされただけでしかなく。
責任ある仕事を任せられないような人物ばかりだった。
その“見返り”として、この会社は各関連会社との大口契約を得ていた。
だから、この“お客様”たちには、勤労意欲(やる気)などはなく。
そこで、仕方なく、現場へと、たらい回しされる。
しかも、親会社と子会社の人員では、待遇に格差がありながらも、
自分たちと同レベルの仕事もできないことは少なくなかった。
給与を含め、就業条件の恵まれている、人員のワガママがまかり通り、
無言の圧力となっている状況は、職場を険悪なものとしていた。
これは“社内いじめ”が黙認されているどころではなく。
親会社からの明確な差別意識が存在していたとも言えるのだけど。
当時は、そこまで事情を知ることもなかった。



しかし、この“デキるお客様”は、全体的な業務を把握しており。
他の“お客様”とは、まったく異なるものがあった。
当時、彼は40代であり。
比較的、ハンサムで、人あたりの悪い人物でもなく。
この職場内では、もっとも信頼できる人物だった。
ウワサではあったもの、奥さんも、美人で、
高校生になる娘さんもいると聞いていた。
そんな人物が、ロッカーを漁っていた人物だとしたら、
かなり予想外の事態であり。
ちょっと頭が混乱するものとなった。

さらば、寒空小人。

2021年03月25日 07時25分13秒 | 寒空小人
(前回からの続き⇒)
ある意味、このような会社は悪くないかも知れない。
何故なら、エラい人に認められてしまえば、やりたい放題。
しかも、ウルさいヤツを遠ざけてしまえば、あとは静かなもの。
事実が発覚しても、反省文さえ書けば、
違約金と慰謝料の一部を負担するだけで解雇されることもなく。
閑職となったもの、そのまま定年まで居座れる。
契約先や巻き添えとなった人間たちは、
こんな会社に関わるのが悪いのであって、それは自己責任というもの。
…とは、誰も言葉にしていないもの。
これは、シロアリのような害虫人間の思考。
本社の人間たちには、親会社と顧客との間で関わるだけの業務は、
負担や責任が少なく、ラクにも見えたのだろうか?
それは、Noだった。
準備が足りないまま、安易な介入を親会社から受ければ、
職場内での発言力が弱くなり。
責任の所在や判断に割かれる時間のロスも大きかった。
本社が、現場サイドの仕事を理解できないのは、
単純に、本社の怠慢でしかなかった。


(画像は、JR東日本、東京駅八重洲側)

自分の行動や責任を考えていくのがツラいのは、誰もが一緒。
だから、ルーチンワークに任せたまま、
会社(職場)の利益や信頼など考えもしない人間は、恐ろしく多い。
そんな空間で、何年、何十年もいれば、
何かが失せていることも感じられなくなっていく。
(それにルーチンワークは、成功例を模倣したものでしかない。)
自分たちの会社が工業製品のように、
このような人材を生み出しているのだとしたら、
その商標には「バカ」としかつけようがなく。
手づくりの“ぬくもり”など失せている。
もちろん、これは誰かに聞いた話でも、人づてに聞いたウワサ話でもなく。
ネット上から、かき集めたような話でもない。




AI(電子人工知能)の技術が発展していく未来社会では、
あらゆる機器、機械、建築物なども知性を持つのだろうか?
そのような社会を、自分の考えすら持たない人類が支配するなど…。
もはやSFでもホラーでもなく、タチの悪いコメディでしかない。
それに、今後、このカテゴリー「寒空小人」には、
記事をアップしていく気にもなれない。
だから、オチが必要かな?
「常識で考えれば分かるだろう!」とかヌカして、この始末!!
ついでに、お前ら、まとめて…、
「今度、会ったら、顔に、油性ペンで落書きだぁ!!」




(本当に…)蛇足:
職場で居眠りしている同僚(上司)がいます。
油性ペンで、顔にラクガキしても、よろしいでしょうか?

(NAは…)法律に詳しくありませんが、
職場の休憩用スペースで、仮眠時間や休憩時間において、
顔にラクガキすれば、傷害罪になるかも知れません。
しかし、常識的な就業状況下において、抵抗もせず、
顔にラクガキされる人間などは考えられないこと。
他の同僚が働いている職場で敢えて、居眠りしているのなら、
“挑発行為:ハラスメント”だったとも言え、
その抵抗ともなれば、相殺として扱われるのかな?

いずれにせよ。
無駄だと思われても、直属の上司に相談するべきかと思われます。
(説得力ないけど、ね:おしまい) ⇒ この記事の先頭へ!?


(2022年3月画像追加)

小人たちの黄昏(亥):さらば寒空小人

2021年03月24日 07時25分12秒 | 寒空小人
(前回からの続き⇒)
自分が働いている職場が信じられなくても、
他にできる仕事もないから、働いている。
生活の為の仕事であり、仕事は生活の一部。
色々な事情を抱えているのが生活と言うものであり。
他人の生活より、自分の生活を優先したいと考えるのは、当たり前の感覚。
単に食い扶持を失いたくないだけで、
会社員の肩書きをもった物乞いみたいなヤツだっている。
別におかしな考え方でもない。
しかし、それも“程度”によっては変わってくる。
業界のルールや社風というほどでもないが、
同僚を密告(チックリ)するような行為は嫌われることもあり。
職場内での立ち位置は、微妙なものともなっていた。
不正の疑いがある同僚のことを、申告をしていた事実があるとは言え、
それが無視されてきたことを考えれば、納得できないものだった。
自分たちの勤めている会社の不始末を、自分たちでつけることもできず、
社外の人間に指摘されるなど、かなり情けないことであり。
どれほど大きな問題なのかを分かっていない人間も少なくなかった。

ちなみに、関連会社のメガネ社員とは会うこともなく。
この事業所の業務を外れ、別の事業所へと配属されたとは聞いている。
迷惑をかけてきたことへの、お詫びだけは一言、伝えたかった。


(画像は、JR東日本、東京駅八重洲口側)

1年後、転職先を見つけると、
10年以上勤務してきた会社を辞めることにした。
3カ月後、その転職先も辞め、別の会社に勤務している。
世界が、いつの間にかコロナショックとなり、
たいした仕事も出来ないまま、サエない日々を過ごしている。



自分には、何一つ、恥ずべきことはない。
そう思っているのに、何故、思い出すのだろうか?
恨んでいる。
憎んでいる。
怒っている。
どれも当たり前のこと。
それを時間が過ぎることで、 “じっくり”と実感している。
自分は、人生のフローチャート上において、何を間違えたのだろうか?
…と、考えたもの、答えが出てくる訳もない。
職場の就業環境が、最初からヒドかったという訳でもなく。
雇用条件や就業規則に問題があったとも思えない。
しかし、社内の評価制度は、かなり前から、オカしなところもあり。
社内の評価基準が疑わしいとなれば、そのまま自浄能力も失せ、
気がついてみれば、新しい人員を育てるだけの土壌も失われつつある。

2022年3月加筆追記:
“大人の対応”として、見ないフリをするには限度を超えてはいたもの。
関連会社の方たちは、(NAに)責任が及ばないようにと、部署移動直後でなく、
数週間の日時をあけてから、画像を送ったのは間違いなく。
その配慮には感謝しかない。

しかし、本社の役員たちには、その人間性は理解できないことでもあり。
“悪者さがし”をすることで、問題意識や責任から逃げ回り。
この件で、賞罰(ペナルティ)を受けた本社関係者は、
担当係長くらいしかいなかった。
現場長の不正を、真っ先に疑うべき立場にあったスケジュール担当や、
その人間性を疑うべき人事部の人員には、ペナルティもなく。
結局、社内の体質が改善されることもなかった。
被害者とも言える関連会社の方が、自分への配慮をしていたにもかかわらず、
自分の所属している会社が、それを“裏切っている”状況には、
ただ浅ましさ、と、情けなさしか感じられるものがなかった。

補足:
今回、レポートしようとしたキッカケは、ある転職サイトでの評価にある。
関連する過去の記事⇒「うちの事にかぎって…。:隠蔽しています!?」
そして、レポートしたことで思い知らされたこともある。
それは同じ組織社会(会社)であっても、
立場が変われば、考え方も変わるということ。
仕事の現場では、自分1人で、24時間、365日、働けない以上、
人材の育成は、大事な業務であり。
他人事では済まない話なのは、すでに記した。
しかし、本社のエラい人(役員職)の立場では、
会社のブランドイメージが傷つけば、自分の身も危うくなってしまう。
だから、名前も覚えていない部下の立場を考えることもなく、
なんとか体面や体裁だけでも整えようとする。
今さら、敬意を払う必要もない人物たちだけど。
組織社会のエラい人が、自己保身を重要な判断基準としているのだから、
会社としての成長は終わっていたとも言える。
組織社会のルールは、道義や倫理的なものだけではない。
だから、頭の悪い理想論で、
自分のモチベーションを支えても、意味がない。




サラリーマン社会に限らず、社会人には教養が必要だと思っている。
善悪の判断を、個々人にとって、都合よく解釈するのでなく、
良識で考えるべきだからだ。
しかし、教養を証明するハズの学位がありながら、非常識な人間はいる。
それも、かなり多く、本当にイヤになる。(続く⇒)



(2022年3月画像追加)

小人たちの黄昏(戌):さらば寒空小人

2021年03月23日 07時25分11秒 | 寒空小人
(前回からの続き⇒)
「同じ職場であれば、君が事態を把握していなかったとは思えないけど、
責任を感じないのかね?」
本社の役員の話し方は、他の関係者とのヒアリングによるものではなく。
“結果ありき”のように思えた。
「今回、時間をおいて、本社から話があると聞かされたときから、
多分、面白くない話だと思っていました。」
「それに本社の役員の方々と、顔を合わせる機会などは、
ほとんど初めてではありますが、ハッキリ言わせていただきます。」
「そのような言葉は、不快です」
こんな言葉が、自然に、口から出てくるほど、気持ちは冷静だった。
それでありながら、暗い感情で、全身が燃えているようにも感じていた。
今、考えれば、ちょっと怖ろしいほどのものだった。
本気で、人を殺そうとした経験などはないもの。
“それ”に近いものがあるとしたら、こんな感覚なのかも知れない。



まるでプログラムエラーを起こしたロボットのように、
本社の役員たちは、同じような言葉を繰り返すだけだった。
きわめて不快だったが、気持ちは動かなかった。
人間ではないものと、相手をしている感覚だった。
「何故、これまで本社は、私が申告してきたことを、
取り上げなかったのですか?」
「今回、撮られた画像は、隠し撮りされたようなものでないと聞いています」
「つまり、魔が差したというものでなく、常態化していたということです」
「あ、あれねぇ、企業の窓口サイトに投稿するなんて、非常識だよねぇ」
名前も知らない役員の1人が、“ぼそりっ”と言った。
まるで、他人事のような言葉に、一瞬、強い口調で言葉が出ていた。
「当社に、ちゃんとした自浄機能があれば、身から出た錆(さび)で、
他人様(ひとさま)に迷惑をかけるようなことはありませんでした!」

これまでの人生で、これほど強い口調で言葉を発したことはなかった。
本社の役員は、しばらく言葉に詰まっていた。
「お前が悪い。アイツが悪い。…ではなく、」
「今回のことで、本社は、何を学んだのですか?」



その後も、本社からの呼び出しはあったもの。
もとをたどれば、誰が…、
「問題のある人物に責任ある役職(ポジション)を任せたのか?」
…ということだった。
当然、処分対象から外されることになった。


(画像は、JR東日本、新宿駅)

補足:
この本社での言動は、一字一句、間違いなく、
…とまでは言わないが、脚色はない。
しかし、ただの巻き添えで、反省文を提出していた同僚の後輩社員は、
そのまま処分されることになり。
本社が、系列会社に支払う違約金と慰謝料を(一部)負担することになった。
もちろん、(NAは…)抗議した。
「道理に背くようなマネを看過できない」・・・というものでなく。
どんな職場でも、人は、24時間、365日、働けるわけはなく。
社内外に、業務を安定して提供していける姿勢をアピールするためにも、
“仕事の引き継ぎや”人員の育成”は、大事な業務であり。
このような幕引きでは、後輩社員への“しめし”がつかなくなってしまう。
しかし、認められることはなかった。

本文中では、社内には味方などいなかったように記していたけど。
処分対象から外されたとき、以前、世話になった同僚たちがいる事業所へ、
それぞれ、一通り、挨拶していくことにした。
何故なら、本社の申告など、もはやアテにならず、
社内の反応を、直に確認する必要もあったからだった。
そこで、誰も見ていないと思っていた“自分の仕事”を評価していた人もおり。
ウレしくもあり、情けなくもなった(続く⇒)



(2022年3月画像追加)