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レトロメディアとノスタルジックな気分


ちょっと前の雑誌に読んでいたところ。
興味深い記事があった。
1877年に発明王と呼ばれたエジソンは、
円筒式のフォノグラム(蓄音機)で、
世界初の音声記録と再生装置を実用化させている。
その後、1887年には、ドイツのエミール・ベルリナーが
円盤式のグラモフォンを発明する。
単純に考えても、円盤式は円筒式と比べて、
収納しやすいなどの利点もあり。
その後の市場争いでは円盤式に軍配が上がることとなる。
これが初期のレコード盤になるとのことだった。
天才的な発明者として知られるエジソンだが…。
同時代の発明者との諍いも絶えなかった人物であったことは、
あまり知られていない。
「天才とは、99%の努力と1%の才能(もしくは、“ひらめき”)」は、
エジソンの名言とも知られている。
しかし、この言葉は(美談として)誤解されているところもある。

何故なら、“努力では100%にはなれない”という意味も含んでおり。
そのため、エジソンとの確執があったニコラ・テスラは、
この言葉を皮肉ったとも言われている。



さて、30分ほどの収録ができるLP盤が開発されるまで、
レコード盤の収録時間は3~5分程度であり、
ポピュラー音楽は、3分以内という制約もあったと聞く。
CD初期の最大収録時間(12cm、74分42秒)は、
ベートーヴェンの交響曲第九番の収録を考えてのものとも聞く。
現在のスマートフォンやミュージックプレイヤーなら、
CD(コンパクトディスク)に換算して、
数10枚分になる楽曲数(音源)を持ち歩ける。
それほど音源にこだわりもない身には、
円盤式のレコードはレトロメディアにすぎないけど。
やはりノスタルジックで、どこか味わい深い。


2021年8月画像追加:
画像は、東京駅前の郵便局「KITTE」にあった、
インターメディアテクの展示物(写真撮影可能エリアのもの)。


追記:
こんな記事をアップしておきながら…。
古いCDプレイヤーとVHSビデオテープを処分することにしました。
日々の生活での思い出や思い入れがあっても、
待ってくれないのも日常生活というもの。
残念ではあっても、仕方のないところです。
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