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ヴィンランド・サガ:全国区の放送局でアニメ化

(画像は、2年前のオークニー諸島のもの。)

以前、ウイスキーエキスパートの試験にともなって、
イングランドやスコットランドなどの歴史を勉強していたとき。
ヴァイキングの進攻がヨーロッパ全土へ与えた影響の大きさに
圧倒されたことがある。
そんなヴァイキングの世界や時代が描かれている
「ヴィンランド・サガ」というコミック作品があることは、
かなり前から知っていた。
(関連する過去の記事「コミック買い足し:ヴィンランド・サガ」)
物語では、歴史上の人物も描写され、
時代背景や生活を感じさせるものが、細かく描かれている。
もちろんコミック作品だけに脚色や創作は加えられているのですが、
ヴァイキングの勢力が、イングランドやスコットランドに侵攻し、
その影響が欧州圏を超えていたのは歴史的な事実。
物語中では虐殺や略奪などの描写もあり。
強く印象に残っていた。
そんな「ヴィンランド・サガ」が全国区の某放送局でアニメ化される。
コミック作品が映像化されることは多く。
とくにアニメ化の話は珍しくもないけど。
コミック作品での描写は、“どぎつい!”として、
“やわ”な表現にされれば、ちょっと内容が薄くなるのでは?
…という不安要素も感じさせられてしまう。




蛇足:
近年、日本のマンガの影響は、海外でも無視できないものがあり、
コミック業界への社会的な認知度も高いものになっている。
ここ数年、電子化されつつあるコミック作品なども、
海外での商業展開を想定したものだと思われ、
これらの作品に不用意な”もの”が描かれていれば、
なにかと面倒臭いことになるのだろう。
配信だけでなく、雑誌に掲載されるマンガにも、色々な制約が思いつく。
それに人気がなければ、連載は終わってしまう。
そう言えば…。
「ここ数年、マンガ以外の紙媒体のメディアを、ほとんど読んでいない。
※さすがにマンガしか読まないのは、恥ずかしいのだとは自覚しているのです。」

…と記したのは、何年前だったかな?
最近は、ほとんどマンガすら読んでいないことに気付いた。
既存の紙媒体にすら追いつけないまま、
メディアが多様化していくのは、なんだが居心地が悪い。
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Belgian Beer Weekend:日比谷公園2019年


お酒の種類や楽しみ方は、色々とあり。
そのイベントも多くなってきた。
今年も、東京都内にある日比谷公園では、
6/27~7/7まで「ベルギービールウィークエンド」が行われている。


最近のクラフトビール・ブームで、
日本でもさまざまなタイプのビールが飲めるようになってきたけど。
そんなクラフトビールの原点はベルギービールとも言われている。
麦100%で造られたものだけをビールと認めるドイツと異なり、
ホップを使用せず、色々なハーブやスパイスを加えたものや、
ワインのように酵母を取り除かない無ろ過のビールなど、
その種類は一説では800種類とも1200種類とも言われる。
「う~む…。」
手持ちの現金は、ちょっと頼りないけど行ってみるかな。



ベルギーは古くから「ヨーロッパの十字路」と呼ばれ、
さまざまな文化が交差するお国柄。
特に隣接するフランスのローマ文化と、ドイツのゲルマン文化の影響は強く。
フランスのワイン文化、ドイツの優れた醸造技術、
ブルージュとアントワープから入ってきたハーブやスパイスを取り入れ、
発展させることでベルギービールが誕生した。
その複雑かつ多彩な魅力は、大国に囲まれたベルギーの地域制、歴史そのもの。
世界でも類を見ない醸造法、ベアリングといった独自の文化は、
「ベルギービール文化」として世界無形文化遺産にも認定されている。
「会場内のパンフ」から引用。



フライドポテトをアメリカ人が「フレンチフライ」と呼ぶのは、
フランスへの憧れからと聞いたことがある。
(諸説あり!)
そんなフライドポテトの発祥は、ベルギーになる。
毎年、冬に小魚を唐揚げで食べられていたものを…。
ある年、保存食のジャガイモを小魚のように切って、
揚げたものが始まりとなる。
原作:城アラキ
作画:ホリエリュウ
…のコミック作品「ギャルソン」より引用。



昔のヨーロッパでは、水を介した疫病が人々の致死問題。
ベルギーに限らず、飲料水の確保が難しかったヨーロッパでは、
中世の頃から水の代わりとなる保存飲料として、
修道院などでビールやワインが造られてきた。
醸造過程で殺菌されるビールは、水よりずっと安全な飲み物。
人々の救済にベルギーの修道院がビール造りに乗り出したのもうなずける。

ベルギービールは、120以上の醸造所があり、
種類の豊富さにおいて、ベルギーに勝る国はないと言われている。
気候風土がワイン造りの良質なぶどう栽培に適さず、
ドイツなどと異なり良質なホップに恵まれなかったのも理由とも言われている。



「1hour Beer」という言葉があり。
ベルギー人は1杯のビールを1時間かけてじっくり味わう。
それぞれのビールの香りや味わいを
最大限に引き出すのに適した銘柄別グラスが存在し、
醸造所では、新しいビールができる度にグラスメーカーに赴き、
そのビールに適した形状のグラスが製造される。
多数の種類のビールを置くビアカフェでは、
カウンターに幾つものビールグラスが並べられる。

ワインを味わうように舌でビールを転がし、
その香りと味を吟味しながら飲むこととも聞くけど。
こだわらずに楽しむのもイベントの醍醐味。
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