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個人の興味・・・。世間の反応:大河ドラマでの話

(画像と記事内容は、まったく関連なし!)
気になる俳優や女優が出ている話題のドラマや映画なのに、
見ないままになってしまうものがある。
何故か?興味を覚えても、心が動かないことがある。
そんな中、某放送局〇HKから放送されている大河ドラマ「平清盛」は、
ほぼ毎週、見させてもらっている。
”ほぼ”と記したのは、ロンドン五輪の影響で、
レコーダーに記録できなかったことが1度あったため。

平清盛は、平安時代末期の武将。
武家社会の礎を築いた人物の1人。
ちなみに平清盛の出自は、物語によって異なり、
白河法皇と祇園女御の妹が母親となっているものもあるが、
今回の大河ドラマでは、白河法皇と愛人である白拍子の隠し子として展開される。
歴史的な背景や時代考証には、かなり気を配られてはいるが、
おカタいイメージのある某放送局とは言え、
ドラマである以上、脚色や演出が加わってしまうのは、仕方がないところ。

主人公である平清盛を演じている松山ケンイチは、若い俳優だが、
存在感のある役どころを押さえている。
もちろん、白河法皇や鳥羽上皇など、
当時、最大の権力者を演じている配役も悪くなく。
権力社会に生きる人間たちの悲哀が感じられる構成になっている。
しかし・・・。
残念ながら、大河ドラマ「平清盛」の視聴率は、それほど高くもないらしい。

さて、ドラマにおいて、権力闘争が火種となった戦乱に勝利し、
平清盛は武士としては異例の出世をすることなる。
それを快く思わない者達との軋轢が、また生まれることとなる。
強大な権力者となっても、思いがままならないのは、世の常だが、
また新たなドラマへの展開が興味深いところ。
そして・・・。
その一方で、かつての宿敵、源義朝の息子、頼朝たちにも、
それぞれ試練のときとなる。
こちらのドラマも、また気になるところ。

(2019年1月、一部訂正)
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キリンビール「ハートランド」を味わってきました。:さらに…。

(前回の続き)
「ハートランド」は、
かつて東京、六本木にあった同名の飲食店”ハートランド”のため、
ハウスビールとして、26年前(1986年)に誕生した。
“素(そ・もと)”をコンセプトとしたビール。
「heartland」という言葉を、英語の辞書で調べると、
「経済・政治などの中心地域」となるが…。
キリンビールの意図には、
「heart(心)」と「land(大地)」というものもある。
現在は、この「キリンビアパーク取手」のみで製造されている。



ここからは、一部、以前にも記した内容になりますけど…。
1516年、ドイツにおいて。
「ビールには、「大麦」「水」「ホップ」の3つの原料以外は使用してはならない」
・・・と言うビール純粋令が公布された。
この法律は、現在でもドイツで遵守されている。
「大麦・・・二条大麦の麦芽」
二条大麦とは、穂が2つになっている種類の大麦。
麦茶などに使われる六条大麦は穂が6つある。
それぞれの大麦で、でんぷん質や酵素などの含有率が異なり、
ビールを造りに向いているのは、やはり二条大麦となる。
「ホップ・・・ホップの雌花」
ハーブの一種としても知られるホップは、松かさのような外観だが、花の一種。
ホップの雌花には、花粉のような成分”ルプリン”があり、
ビール特有の芳香と苦みを与え、泡立ちをよくする。
ハートランドでは、苦みをメインとしたビターホップは使用せず、
香り付けをメインとしたアロマホップのみを使用している。



「水」は、酒造りにおいて、重要な要素だが、穀物を原料とするビールは、
糖化や発酵などでの影響が味わいにも出る。
さらに日本国内の酒税法では、ビールの味を調整し、
すっきりとした味にするための副原料として、
米、コーン、スターチなども認められているが、
ハートランドでは使われない。

ビールの製造工程は、ワインなどとは異なり、
一度、原料である麦(麦芽)の主成分である”でんぷん質”を、
糖分へと変える必要がある。
そのため、「仕込釜」で、まずは麦芽を粉砕し、温水と混ぜ合わせていく。
温水(お湯)の温度にも、適温が存在する。
麦の中に含まれる”でんぷん質”を、糖へと変える酵素が働く、
摂氏60~70度くらいの温度で調整されることで、
糖分を含んだ液体、”麦汁”ができあがる。
これを、ろ過して、最初に抽出されたものを、”一番しぼり麦汁”と呼ぶ。
キリンビールの主力ブランドの1つ「一番しぼり」では、
商品の名称通り、この”一番しぼり麦汁”しか使っていない。
しかし、ハートランドでは、さらに水を投入して、”二番しぼり麦汁”もとり、
一番しぼり麦汁と二番しぼりの麦汁をあわせたものを使っている。
麦汁は、麦の香りのする甘い液体。
これにホップを加えていく。

ビールに使われる酵母は、直径10ミクロンほどの大きさの微生物。
この酵母を、麦汁に加えることで、アルコール発酵が始まるが、
熱湯状態の麦汁に酵母を投入すれば、酵母は、熱さで死んでしまう。
一旦、冷ましてから、酵母の投入となる。
麦汁に加えられた酵母は、糖分と引き換えにアルコールと炭酸ガスを吐き出していく。
発酵は、このまま、タンクの中で、一週間ほどかけて行う。
タンクと言えば、容積があるだけの建造物にも思いがちだが、
ビールのような酒造りでは、温度管理も重要なもの。
つまり、巨大な冷蔵庫でもある。
これがキリンビアパーク取手では、139本もある。

発酵が終了したばかりのビールは、ろ過されて、貯蔵される。
商品ごとに貯蔵期間は異なるので、おおよそ1~2ヶ月ほど。
この貯蔵期間は、きっかり何日と決められている・・・わけではない。
酵母は、生き物。
本来、発酵食品(飲料)はバラつきがあってもおかしくない。
ミスをすれば、1万リットルはある貯蔵用タンクが、
何本も商品として使えないだけでなく、全てゴミになる。
このような厳しい条件で、安定的に大量に出荷できる技術や高いレベルの検査は、
やはりスゴい。

さて、まだ不明なこともありますが、
この2~3年、色々と調べていたハートランドに関しても、
これで1つの区切りがついた形になりました。
そのこともあり、今回は、これまでビールに関してレポートしてきた内容を、
まとめる形にもしてみました。
(おしまい:「キリンビール「ハートランド」を味わってきました。」の最初の記事へ)



蛇足:
キリンビールでは、今年も秋に限定発売される「秋味」も販売される。
(キリンビール「秋味」に関しての過去(2010年)の記事)
厳しい残暑のなかでの話。
ノドが潤いを求めていることもあって、ついつい飲んじゃいますけど。
炎天下の中で、がぶがぶとビールを飲んでいたら、水分を欲している身体は、
アルコールが回るのも早いのか?
1~2本で、クラクラしちゃいました。
困ったところです。
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キリンビール「ハートランド」を味わってきました。:そして…。

(前回の続き)
以前にも記した内容になりますが…。
19世紀にフランスの細菌学者ルイ・パスツールによって、
アルコール発酵は、酵母の働きによるものだと確認されたが、
その数千年前から、パンやチーズ。
そして、ワインのような発酵食品は存在していた。
ビールも、メソポタミアの時代から作られてきたお酒。
麦に含まれるデンプン質を、糖質に換えてから、
発酵させ、アルコール(酒)へと換える複発酵酒。
しかし、当時のビールは、現在とは、味も製造工程も、大きく異なっていたと思われる。
電気やガスで温度管理ができるステンレスタンクも、
酵母を除去するマイクロフィルターもない。
おそらく、水質の安定した豊潤な水源地を確保するのも、
大変だった時代から、科学的に解明されないまま、
数千年かけて、新しい技術や設備を導入し、
やがて、多くのノウハウが体系化されてきたのだろう。



ビールは醸造製法によって、大きく2つに分けることができる。
下面発酵タイプと上面発酵タイプとである。
発酵が終了した酵母が、上に上がってくることから、上面発酵。
下に沈んでいくことから、下面発酵と呼ばれる。
日本の大手ビール会社の四社が出している主力ブランドは、
どれもピルスナータイプの下面発酵ビール。
これは、現在の主流でもあり、比較的に低温での発酵で醸造できるので、
管理がしやすい(らしい)。
低温のほうが、管理しやすいというのは、
保存や作業工程の煩雑さを考えれば、納得。
個性的なベルギービールほどの特色はないとは言え。
各社、それぞれに魅力があり、強い思い入れもある方も少なくないかと思われる。



ありがたいことに日本国内の大手ビール会社などでは、
多くの場合、工場見学を受付けている。
工場見学の内容は、ビールの製造工程の説明と、
各社商品のセールスポイントや事業方針などといったものになる。
日本最大級のビール会社であるキリンビールともなると、
主力ブランドの「一番しぼり」や「キリンラガー」とは、
別に「ブラウマイスター」などのプレミアムビールや「ハートランド」がある。
そして、今回(8/18(土))。
ついに「ハートランド」が製造されている「キリンビアパーク取手」を、
見学することになった。
茨城県は、東京から、そう遠くもない位置にあり、JR取手駅までは、
1時間前後で到着した。
そこから、バスで5~10分ほどの位置に「キリンビアパーク取手」はある。

ここまでの記述とは、矛盾するが…。
キリンビールでは、ハートランドをワンランク上のプレミアムビールとしては、
扱っていない。
ハートランドは、かつて東京、六本木にあった同名の飲食店”ハートランド”のため、
ハウスビールとして用意されたビール。
キリンビールの主力商品から、外した個性派ビールという位置付けが近いところ。
注意:ハートランドの見学コースには、事前の予約が必要。
(キリンビールのホームページ)
(「キリンビアパーク取手」のホームページ)



蛇足:
現在、キリンビールではオランダのハイネケンもライセンス生産している。
(オランダのビール「ハイネケンのグッズ」での記事)
その製造工場も、この「キリンビアパーク取手」になります。
(次回に続く)
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キリンビール「ハートランド」を味わってきました。:まずは…。


90年代の話。
バブル崩壊後の不景気ムードで、オジさん世代のお小遣いが減ったことに比例して、
消費者の財布のヒモも固くなった。
近年の社会情勢を考えれば、この当時の不景気ムードも、
まだ可愛いものだったのだけども。
このため、お手頃価格の”発泡酒”というジャンルが生まれることになった。
こうした影響によるものか?
最近の消費者の嗜好は、”どうせなら、美味いもの”と、
”いつも飲みたいから、お手頃のもの”との二極化しているように思える。
各ビール会社が主力ブランドとは、
別にワンランク上の味わいのあるプレミアムビールを出している背景を考えると、
このようなところかな?
もちろん、”発泡酒”にも、当初に比べて味わいのあるものが、
各ビール会社で出され、市場の動向と味わいは興味が尽きない。
しかし、プレミアムビールやお手頃価格帯の発泡酒を出すと、
主力ブランドの印象が薄くなってしまうのだろうか?
プレミアムビールの先駆けとなったエビスビールは、たしかに美味い。
…でも、エビスビールを出しているサッポロビールの主力ブランド”黒”生は、
最近、印象が薄い気がする。
妻夫木聡を起用したテレビCMも悪くないのに、ね。
テレビCMに矢沢永吉や竹内結子を起用しているサントリーのプレミアムモルツは、
たしかに美味いけど、スタンダードのモルツを見かけることが少ない。



そんなことを、色々と知っていくうちに、気になったものがあった。
それが、キリンビールの「ハートランド」。
涼しげなグリーンのボトルデザインにライトな味わいをした特徴的なビール。
どこで?どのように製造されているのだろうか?と、2~3年前から調べてはいた。
※半年前、キリンビールの仙台工場で「ハートランド」が、
製造されているというウワサを聞いて行ってはみたのですけど。
この情報は、まったくのガセ!
(キリンビール仙台に関しての過去の記事2012年)
結局、茨城県の取手にある「キリンビアパーク取手」で
製造されていることが分かった。
先日、8/18(日)に見学してきました。


(キリンビール「ハートランド」に関する過去の記事)

予告?:

ココまでの記述とは、矛盾するけど。
キリンビールでは、ハートランドをワンランク上のプレミアムビールとしては、
扱っていない。
ここまで追ってきたハートランドとは、どういうビールなのか?
まあ、それは次回。
(次回に続く)
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先週、新宿にて


何かの用事で、街に出ることはある。
そういうときに新たな発見があったとしても、
いつの間にか、それは見慣れた光景の1つとして加わっていく。
意識することもない見慣れた光景。



先日、学生時代からの友人とともに新宿をブラついてみました。
最近は、仕事の都合などで、友人と時間をあわせることも難しくなったけど、
「へぇー、知らなかった!」という新しい驚きがある。
人によって、態度を変えているつもりはなくても、
相手は、それぞれ異なることもあって、意識はしなくても表情は変化する。
それと同じように、街が見せる表情も、人によって異なるのなら、
同行している相手によって、街から受ける刺激も、やはり違うのかも知れない。

蛇足:
色々と・・・。
いや、実は、それほど大したことではなくても、
言葉で説明するには、”かなり”面倒くさいことがある。
そのおかげで、ブログにアップするのに手間取ってしまいました。




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