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歴史上の有名人と横浜生まれ:横浜オクトーバーフェスト2019年


明治3年(1870)、横浜の山手、天沼で、
ウィリアム・コープランドにより、
日本初のビール醸造所「スプリングバレーブルワリー」が設立された。
このコープランドのビールは、評判が良かったけど。
共同経営者とのトラブルから、閉鎖となってしまう。
この工場の再建に、トーマス・B・グラバーらが乗り出すこととなる。
グラバーの呼びかけで、三菱財閥、岩崎弥之助ら、
9人の日本人が資本参加し、「ジャパンブルワリー」が、
明治18年(1885)に設立される
その後、ドイツの技術者らによって、
本格的なラガービールが造られることとなり。
明治21年(1888)5月に「キリンビール」が発売される。
販売は、明治屋が行うこととなった(大瓶1本、18銭)。
日清戦争以降、ビールの需要は、日本国内で急上昇していくが、
ビール業界への課税によって、
多くのビール会社が淘汰され、売却の話も出てくる。
キリンビールの成長を支えてきたという思いもあった明治屋は、
三菱に呼び掛け、明治40年(1907)2月「キリンビール株式会社」を発足。
これがキリンビール誕生の流れになる。



現在のキリンビールは、横浜周辺で印象的なビールメーカーと言うだけでなく。
(関連する過去の記事)
「キリンビール横浜工場見学(2014年1月)」

日本最大級のビール会社でもある。
主力ブランドである「一番しぼり」や「キリンラガー」とは別に、
プレミアムビールの「ブラウマイスター」や「ハートランド」。
(ハートランドに関する過去の記事)
それにクラフトビールの市場を意識した「グランキリン」などもある。
原料や技術、経験に加えて、マーケティングを含めた営業戦略など。
あらゆる面で、隙のない洗練さがある。
例年、横浜オクトーバーフェストの会場において、
そんなキリンビールのブースがあったのだけど。
今年(2019年)の会場にはなかった。
近年は、ビールに限らず、お酒のイベントも多くなり。
その状況は、かなり複雑なのかも知れない。
横浜オクトーバーフェストは、10月20日まで、
今年も楽しませていただきました。

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10月の祭りと横浜の麦酒:横浜オクトーバーフェスト2019年


神奈川県の人口は910万人ほど。
その県庁所在地は、横浜市になる。
小さな漁村だった横浜は、幕末から明治にかけて、
外国との開港により発展していく。
東京からは30kmほどの位置であり、
電車での移動でも時間的な負担を受けない立地にある。
そんな横浜の赤レンガ倉庫にて、
今年もオクトーバーフェストが行われている。

(関連する過去の記事)
「さらに、もう一杯!2017年の横浜オクトーバーフェスト:(4杯目)」

横浜は、山手の洋館や中華街など外国の文化を
受け入れてきた港の町であり。
日本におけるビールの生誕の地(諸説あり)。
イベント会場である赤レンガ倉庫の最寄り駅は、
JR線の「横浜」駅より、「桜木町」駅になる。
半年遅れだけど、新元号「令和」を祝って行ってみるかな。



オクトーバーフェストの公式醸造所の1つ「アウグスティナー」。
今年は、生ビールで味わせていただきました。



それにしても…。
オクトーバーフェストは、ビールイベントの王道のようなところがあり。
(かなり)大きな酒販店や本格的なレストランでも
扱っていないドイツのビールを、生ビールで味わえる。
さらにステージイベントの楽曲には、会場中が盛り上がる。
だから…。
ビールを、ただ味わうことを考えれば、お手頃の値段とは言えない。
ハッキリ言えば、ある程度の出費は、覚悟したいところ!
外国のブランドビールに生バンドの演奏ともなれば、
仕方がないとも言えるけど、ね。
(とほほ…。:続く)
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