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レオン:映画では人物像って、見られていないの、ね


テレビ番組表を見ていたところ。
テレ〇東京では、来週9月11日(金)、お昼の時間帯において、
映画「レオン」が放送されるようだった。

主人公であるレオンは、ニューヨークで超一流の殺し屋…。
部屋の中で、黙々と身体を鍛え、2パックの牛乳以外、口にせず。
身の回りには、仕事道具以外、観葉植物しかない。

母国で人を殺したことから、ニューヨークで殺し屋となり、
そのまま心の中の時間が止まっているようなところがある。
社会とのつながりは、ほとんどなく、
(ヒット歌手である)マドンナさえも知らない。
…という人物像は、監督であるリュック・ベッソンのものだと、
思っていたけど。
映画評論家の町〇智浩によれば…。
当初、リュック・ベッソンは、
年配の殺し屋と少女との恋愛物語のようなものを考えていたらしい。
しかし、主演のジャン・レノは、自分の娘よりも年下になるであろう
10代前半の少女とのラブシーンなどへの抵抗感もあり。
たどたどしい話し方をするなどして、
レオンを“大人になり切れない人物”として演じることで、
10代の少女との構図が不自然にならないようにしたらしい。
だから、レオンには、大人の男性としての意識がない言動もあり、
映画中、レオンが酒を飲むシーンなどはない。
これを分かっていない人間は、意外にも多く。
この映画が好きになれないという人間も多いことに、
(NAには…)ピンとこないところもあった。
年配の男性と、10代前半の少女(子供)として、
レオンとマチルダの構図を見れば、収まりも悪くなる。
日本の男性向けファッション誌「LEON」は、
映画レオンにあやかったものだと、最近、知って、(NAは…)驚いている。
ジャン・レノは、ダンディーで魅力的な俳優だけど、
彼が、映画で演じていた登場人物は“大人の男性”ではなく、
このファッション誌のネーミングとしては考えさせられてしまう。
(…でも、NIKITAという雑誌も発行しているからいいのかな?)



追記:
この映画「レオン」では、無数の拳銃と消音装置が
びっしりと納まったカバンが出てくるシーンがある。
殺し屋である主人公レオン(ジャン・レノ)の印象が、
強く残るシーンの1つ。
米国のように銃器の所有に関しての規制が緩い国でも、
民間人への消音装置の販売や民間人の所有が禁止されている。
人を殺せる銃器のような道具から、
銃声を消し去りたいと考える人間が、何をするのか?
そう考えれば、当たり前なこと。
消音装置は、自動車やバイクなどのマフラーと似たような構造で、
いくつかの空洞の層によって、構成され、
射出時のガスが減圧されるようになっている。
このため、音は抑えられるが、同時に銃弾の初速は落ちてしまう。
それに銃身の先に加重が加わるのは、射手と銃にも負担となる。
映画やドラマなどでは、消音装置を使えば、
銃声が消え去ってしまうイメージがあるが、実際は、そうでもないらしい。
(”…らしい”なのは、本物を見たことも使ったこともないからです。)
物語の終盤で、SWATの装備をしたジャン・レノ(レオン)が、
警察の包囲網から脱しようとするシーンがあるけど。
交戦中の特殊部隊員から装備一式を、まるごと奪い取るなど、
まず不可能な話。
こんな映画ならではの演出と、銃器などへのリアルな描写により、
迫力の物語が展開していく。
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