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映画 マット・デイモン「ボーン・アイデンティティー」(02)

2005-06-11 17:29:34 | 映画
 嵐の夜、瀕死で海に浮かんでいたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、イタリアの漁船に助けられる。弾丸を数発うけていて、船長が摘出し尻に埋め込まれたマイクロカプセルにスイスの銀行口座番号があった。
しかし、ボーンは記憶を失っていた。ボーンを狙う暗殺者の目を逃れながら、自分探しの行動をスイスの銀行から始める。

 暗殺者との格闘や銃撃、カーチェイスとアクション映画には欠かせない要素が織り込まれているが,見終わって今ひとつ印象に残らない。考えてみると、なぜボーンが暗殺者に追われなければならないのかという点が、はっきりしていないせいだ。allcinema onlineのユーザーコメントを読むと、原作を読んだ人がこの点を指摘していた。映画としては、非常に肝心なことだと思う。

 さて、むしろ監督の解説のほうが面白かった。厳寒の地でのロケーションやマット・デイモンのすぐれた面として、フランス語やオランダ語などのセリフの習得方法とその完璧さだそうだ。そうであっても、この映画でのデイモンの演技がいいのかそうでないのか私には分らない。

 監督はダグ・ライマンで、監督の父はイラン・コントラ事件(アメリカのレーガン政権が、イランへの武器売却代金をニカラグアの反共ゲリラ援助に流用していた事件。イランは当時イラクと戦争を行っており、アメリカ政府関係者が、イランに対し武器を売却した収益をニカラグアで反サンディニスタ活動を行うコントラ・ゲリラに与えていた)の検察官の一人だった。父からいろいろ聞いていて映画作りの参考になったと言う。これはボーン・シリーズの第一作目で、二作目の「ボーン・スレマシー」が出来ている
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