1962年007ジェームズ・ボンドが誕生してこの映画で24作目となる。私としては、初代のショーン・コネリーの存在があまりにも大きく、以降のボンド俳優には期待できなかった。
ダニエル・クレイグもちょっと役柄には合わない気がする。銃の扱いや格闘技に秀でていても、ちょっとロマンティックな雰囲気も必要。今回のボンド・ガールは、フランスの女優レア・セドウ。飛び切りの美女というわけでもないが、ダニエル・クレイグのボンドとはバランスがとれているかも。
レア・セドウが演じるマドレーヌがボンドと共にスペクターを追ってタンジールのホテル・アメリカンへ。両親のハネムーンの部屋だという。そしてこんな言葉を投げつける。「今は休ませて。父を亡くし慰めがほしくてあなたの腕に抱かれるなんて思わないで、そこに座ってて。見張りが得意でしょ? そばにきたら殺すわよ」これでおとなしく下がったダニエル・クレイグ・ボンド。ボンドの真骨頂は拒否されてもいささかもたじろがず口説き文句を並べるはずだと思い込んでいるわたしには拍子抜けだった。
あの拒否の言葉のあとどういう口説き文句がいいか考えるのも楽しいかもしれない。が、それには強烈な男性フェロモンが必要かな。007マニアには、どう映るんだろう? 素直に楽しめればいいということだろうな。劇場公開2015年12月
監督
サム・メンデス1965年8月イギリス、イングランド、バークシャーレディング生まれ。
キャスト
ダニエル・クレイグ1968年3月イギリス、チェスター生まれ。
クリストフ・ヴァルツ1956年10月オーストリア、ウィーン生まれ。2007年「イングロリアス・バスターズ」2012年「ジャンゴ繋がれざる者」で、それぞれアカデミー助演男優賞受賞。
レア・セドウ1985年7月フランス生まれ。2012年「マリーアントワネットに別れをつげて」2013年「アデル・ブルーは熱い色」で、それぞれアカデミー主演女優賞にノミネートされる。
ベン・ウィショー1980年10月イギリス、イングランド生まれ。
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