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映画 命を救うために命を奪えるか「英雄の条件(‘00)Rules Of Engagement」

2006-05-09 14:20:37 | 映画
 テリー・チルダース大佐(サミュエル・L・ジャクソン)は、イエメンのアメリカ大使館を群集デモから警護中、群集からの発砲で部下に死傷者がでる。部隊を救うため応戦を命令して暴徒83人を殺してしまう。この中には子供や老人も含まれる。
                サミュエル・L・ジャクソン
 無抵抗の群集を虐殺したと非難されかねない状況になり、政府は軍事裁判でチルダース大佐の暴走として片付けようと目論む。軍事裁判に掛けられることを告げられたチルダースは、1968年ベトナムでともに戦った友人のヘイズ・ホッジス元大佐(トミー・リー・ジョーンズ)に弁護を依頼する。ホッジスは弁護士としての実績はなくワシントンで有能な弁護士を探せとチルダースに言うが、チルダースは実戦経験があるのはお前だけだといって譲らず結局ホッジスは受諾する。
                トミー・リー・ジョーンズ
 見所の一つに、軍事法廷でのやり取りで、検察側はマーク・ビック大佐(ガイ・ピアース)。弁護側はホッジス。被告チルダース大佐三人の緊張感が伝わってくる。解説でフリードキン監督は、“命を救うために命を奪えるか”そのジレンマがテーマだという。この映画も評価が分かれているが、単純に楽しめる映画だったかと問われれば、楽しめる部類に入るだろうと思う。
                ガイ・ピアース
 監督ウィリアム・フリードキン1935年8月イリノイ州シカゴ生れ。‘71年「フレンチ・コネクション」でアカデミー監督賞と作品賞を受賞。’03年の「ハンテッド」以降作品がない。

 キャスト
 トミー・リー・ジョーンズ1946年9月テキサス州生れ。‘93年「逃亡者」でアカデミー助演男優賞受賞。
 サミュエル・L・ジャクソン1948年12月ワシントンD.C生まれ。’03年「S.W.A.T」‘04年「キル・ビル」’05年「スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐」ほか。
 ガイ・ピアース1967年10月イギリス生れ。‘97年「LAコンフィデンシャル」でハリウッドデビュー。発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまうという前向性健忘に見舞われた男が、妻のレイプ犯を追うというサスペンス’00年「メメント」で好演しているそうだ。ほかにブルース・グリーンネッド、ベン・キングズレー、アン・アーチャーが出演している。
   

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