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映画「ミッション8ミニッツSource code ’11」劇場公開2011年10月

2012-05-08 12:35:01 | 映画

                  
 誰でも思い悩むことの一つに「あの時、ああしておけばとか、こうしていたら」という後悔に心を痛めることがある。怪我や事故が特に悔恨の念が強い。決して変えられない運命と分かっていても。ところがそれを変えた男がいた。いや、変えたように見えるだけかもしれない。

 シカゴ行きの列車に乗り眠っていて目を覚ましたスティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は、前に座るクリスティーナ(ミシェル・モナハン)の呼びかけに反応しない。「ショーン!」と呼びかけても「おれはアフガンでヘリコプターを操縦するスティーヴンス大尉だ」怪訝な顔のクリスティーナの前で奇矯な行動をとり始める。
 列車はシカゴの市街に入っていく、そのとき対向の貨物列車と並んだとき、大爆発が起こる。乗客全員死亡。

 “スティーヴンス大尉。こちらは「包囲された城」 応答せよ!”グッドウィン大尉(ヴェラ・ファーミガ)が呼びかける。頭のハッキリしないスティーヴンス大尉に矢継ぎ早の質問が発せられ、爆弾の発見を求められる。ちょっと待ってくれ! の言葉を言い終わらないうちにタイムスリップして元の列車に飛ばされる。

 この量子力学を応用したミッションは、ラトレッジ博士(ジェフリー・ライト)主導で脳の二つの現象、死後も活動する神経回路と8分間の記憶を一体化したプログラムというわけ。タイムスリップして列車に戻っても8分間しか活動できない。シカゴ市街での爆破予告にスティーヴンス大尉は爆弾犯発見の任務を与えられる。

 度重なるタイムスリップは、クリスティーナとの関係が密度を増していく。ようやく爆弾犯を捕まえ爆破を未然に防ぐ。スティーヴン大尉は、あと8分ほしい。その後は生命維持装置を切ってもいい。と言う。そう、実際は下半身のない体で生命維持装置の中にいる。
 そして彼は言う。「絶対変えてみせる」と。スティーヴンスとクリスティーナは月曜日のシカゴにいる。快晴。気温18度。二人の幸せを祝福しているようだ。うーん、これが言いたかったんだろうか? 手の込んだラブ・ストーリーだね。
              
              
              
              
              
              
              
              

監督
ダンカン・ジョーンズ1971年5月イギリス、イングランド生まれ。父がデヴィッド・ボウイ。

キャスト
ジェイク・ギレンホール1980年12月ロサンジェルス生まれ。’05「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー助演男優賞にノミネート。
ミシェル・モナハン1976年3月アイオワ州ウィンスロップ生まれ。
ヴェラ・ファーミガ1973年8月ニュージャージー州バサイク生まれ。’09「マイレージ・マイライフ」でアカデミー助演女優賞にノミネート。
ジェフリー・ライト1965年12月ワシントンDC生まれ。

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