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映画 「炎のメモリアル(04)」

2005-11-21 12:59:01 | 映画
 消防士の友情や家族愛そして消火活動は勿論のこと、さらに身を挺して人命救助に当たる彼等は偉大なヒーローとして称えられる。象徴的な出来事は、多くの消防士が犠牲になった9.11の忌まわしい事件だろう。

 ルーキー消防士ジャック・モリソン(ホアキン・フェニックス)がボルチモアの消防署に、はしご隊として配属される。署長はマイク・ケネディ(ジョン・トラヴォルタ)。ジャックが消防活動に習熟し、家族にも恵まれるが運命は過酷だった。倉庫火災で住民を救出中、床が崩落、ジャックは落下して閉じ込められる。火は生易しくはない。ジャックを二度と家族の元に戻さなかった。

 本来ならば感動と余情で記憶に残る映画になってもおかしくない。私にとっては今ひとつ物足りない。では何故だろうか。細部に手抜きがあるからだろうと思う。例えば、ジャックが落下するが骨折や打撲の様子がない。しかもその場所から壁を壊すことになるが、小さな鉄の棒で出来るのだろうか。その代わり火についてはうまく出していた。火をどうするかということに最大の関心が向けられたように思われてならない。この映画はアメリカ人には大いに受けるだろう。

 主演のホアキン・フェニックスは、「スタンド・バイ・ミー」のリヴァー・フェニックスの弟だそうだ。エンディングの葬送の場面で流れる“Shine your light”はネイティヴ・アメリカンのロビー・ロバートソンの作曲。日本では馴染みがないが、アメリカでは実績があるそうだ。
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