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ミュージカル「メリー・ポピンズ」の裏話「ウォルト・ディズニーの約束’13」劇場公開2014年3月

2014-08-13 17:37:59 | 映画

              
 ウォルト・ディズニーによって作られたジュリー・アンドリュース主演のミュージカル「メリー・ポピンズ」は、1964年に製作されアカデミー賞5部門を受賞している。この原作は、1899年8月に生まれ、1996年4月に没したパメラ・L・トラヴァースの児童文学シリーズの一編。その製作過程のお話。

 ウォルト・ディズニーにトム・ハンクス、パメラ・L・トラヴァースにエマ・トンプソンが扮している。55歳のエマ・トンプソンであるが、老けた感が否めない。もっと歳をとった感じで、’03「ラブ・アクチャリー」で夫の浮気を知りベッド・ルームで涙を流すエマとは繋がらないほどだ。

 とはいっても変わり者で意志の強い女パメラにはうってつけだった。トム・ハンクスも太った。その中でも一番印象に残ったのは、ポール・ジアマッティだ。

 劇中でも空港に送ってきたラルフ(ポール・ジアマッティ)が差し出した自著に”ただ一人好きな米国人ラルフへ”とパメラはサインをする。それに応えるだけの演技を見せていた。

 映画が完成してロサンジェルスの劇場での試写会でパメラのオーストラリア時代の幼時を思い出させるシーンでは大粒の涙を流す。後ろの席のウォルト・ディズニーが気がついて
“大丈夫ですよ。心配はいらない。バンクス氏は大丈夫。泣かないで”
“そうじゃないの。アニメが耐えられなくて”
どこまでも頑固なパメラだった。

 特異なキャラクターのパメラ・L・トラヴァースを巡り右往左往するウォルト・ディズニーの執念も面白かった。コメディではあるが、どこか落ち着いた雰囲気がよかった。
           
           
           

 なお、メリー・ポピンズの挿入歌を浅田真央がNHK杯でメドレー曲に乗って演技をしている。それをどうぞ!

監督
ジョン・リー・ハンコック1956年12月テキサス州ロングヴュー生まれ。

キャスト
エマ・トンプソン1959年4月イギリス、ロンドン生まれ。
トム・ハンクス1956年7月カリフォルニア州コンコード生まれ。
ポール・ジアマッティ1967年6月コネチカット州ニューヘヴン生まれ。
コリン・ファレル1976年5月アイルランド、ダブリン生まれ。
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