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映画「幸せのレシピNo Reservations ‘07」劇場公開2007年9月

2010-10-25 09:41:55 | 映画

             
 レストランの女性シェフいわゆる総料理長ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、精神科医の治療を受けている。それは我を通しすぐ切れるから。女性オーナーともうまく行っていない。

 ケイトのアパートに向かっていた姉とその娘が交通事故にあい、姉が死亡娘ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)は一命を取り留める。姉の遺言でゾーイを引き取ったケイトは、子育て未経験。悪戦苦闘する。

 家族の不幸で休暇を取っていた間に、女性オーナーは副料理長を雇っていた。オペラ好きの副料理長ニック(アーロン・エッカート)に、苦々しく思うケイト。ところがゾーイを職場に連れて行ったことで事態が変化する。もう、筋書きは明らか。ケイトとニックのロマンスなんてどうでもいい。どうせ男と女なんだからくっつくんだろう。
             
 二人は自分たちの店を持った。ケイト&ニック&ゾーイの店というプレートが仰々しい。そのプレートをくるくると回して、ゾーイ&ケイト&ニックの店に変えてしまうお茶目なゾーイ。

 私はこの映画をぞくぞくしながら観ていた。厨房に興味があったからだ。というのも、ニューヨークの有名シェフ、アンソニー・ホーデインが厨房の裏表を書いた「キッチン・コンフィデンシャル」を読んでいたからだ。

 映画は、まるで戦場のキッチンをそつなく描いていた。コックの顔ぶれを見ても、主要な位置に白人系、その下にコックの黒人やメキシコ人。これが厨房での人種構成。フランス料理もたしかに見た目と食味は、世界でも有数の料理に違いない。日本料理も、フランス料理に勝るとも劣らないのはたしかだと思う。そんなことも考えていた。

 キャサリン・ゼタ=ジョーンズも、カメラの角度によって素敵な眼をしているのに気付いた。アイロンのかかった真っ白なコック服をびしっと着るゼタ=ジョーンズ。胸の膨らみも眩しい立ち姿は、すっきりとコック服が似合っていた。
             
監督
スコット・ピックス1953年3月ウガンダ生まれ。工藤夕貴が出演した「ヒマラヤ杉に降る雪」を監督し、現在はドキュメンタリー製作に当たっている。

キャスト
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ1969年9月イギリス/ウェールズ生まれ。’02「シカゴ」でアカデミー助演女優賞を受賞。夫はマイケル・ダグラス 
アーロン・エッカート1968年3月サンタクララ生まれ。
アビゲイル・ブレスリン1996年4月ニューヨーク生まれ
            
コメント
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