昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

雑草のど根性

2007-07-25 18:39:05 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 何時からなのか、まったく気が付かないうちに、わが荒れ庭の片隅に「コウリンタンポポ」」が、たったの一輪だが、咲いているのを見つけた。
 わざわざ植えたわけでもないのに、どこからやって来たのだろうかと、いぶかりつつも、カメラにおさめることにした。この時季にこうして咲くのだから、今年のものでは無いだろう。

 この花をはじめて見たのは、もうかれこれ3年ほど前のことで、ウォーキングで公園をぶらついていたときである。その時は、赤いタンポポに似ていたので、勝手に「赤タンポポ」と呼んでいた。
 その後しばらくして、図書館で「コウリンタンポポ=紅輪蒲公英」という正式名称を知り、ブログに載せたこともあった。

 もともと雑草のタンポポと同類のこの花が、どうしてわが家の庭で花開くことになったのか、いろいろと考えてみた。
わが家の庭が荒れ放題で、雑草がいっぱい蔓延っているからだ・・・と、いわれればそれまでなのだが・・・。
 
 さて、考えられることはただ一つで、おそらくウォーキング中のことに間違えないだろう。
 わたしのウォーキングの目的は、第一に健康維持のためなのだが、それは建前で、ブログのネタ探しの方が主となることも少なく無い。
 だからいつも歩くときは、デジカメを手にしてうろつき回っている。もし何かを見つければ、草原はもちろんのこと多少の湿地帯でも、とんちゃくなく入り込んでゆき、カメラにおさめて来るのが常である。
 きっとそんな折に、種子が靴かズボンに付き、途中で落ちずに運ばれて来て、庭に根付いたのだろう。
 それにしても雑草ならではの「ど根性」に、感心するばかりである。
 
荒れ庭の片隅の灯油タンクの足元に咲いていた「コウリンタンポポ」