昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

(続)自転車道路について

2007-07-15 18:24:19 | 日々の雑記
    その参(Cコース)
 
 さて私が勝手に命名した自転車道路の区分けも、いよいよ最終のCコースとなりました。ここは起点の鶴野駐車場から、最終の阿寒町中央公園まで約20キロの区間です。
 コースの途中には、丹頂鶴の生息地として知られる釧路湿原、市の動物園、温泉施設(山花リフレ)などのほかに、オートキャンプ場や釧路ふれあいホースパークなどがあります。
 しかし心臓疾患を持つ身では自転車は無理なうえに、歩きも散歩程度しか出来ないのですから、歩いてそこまで行くのはまさに問題外なのです。
 ですから日ごろの歩きも、起点の駐車場から歩きはじめてせいぜい3キロ地点で引き返すのが常で、これまでにCコースを歩ききったことは、一度もありません。
 ただ、今より体調が良かった頃に、一度だけ5キロ先の北斗休憩場を目ざしたことがあります。しかしその時は、半分ほど行ったところで疲れがひどく、帰りの体力が心配になって引き返しました。

 いまではCコースを歩くばあい、起点から3キロ程のところから引き返していますが、この辺りまで来ると湿原の一部となるので、周りは自然でいっぱいです。
 先日丹頂鶴の番いを見たのは、起点の駐車場から1キロほど歩いた辺りでした。またこのへんまで来ると、湿原に点在「ハンノキ林」を啼きながら飛交う「カッコウ」や、葦原の中で互いに呼び合う「コヨシキリ」などの小鳥たちも良く見られます。
 さらにこの辺の湿地帯でも、市の天然記念物に指定されている「キタサンショウウオ」」や、また「エゾアカガエル」のゼリー状の卵嚢が見られることがあります。
 ただし私は、「エゾアカガエル」のオタマジャクシは見たことがありますが、「キタサンショウ」の方は一度もありません。
 このように、Cコースをほんの少し歩いただけで、たくさんの自然に出会える貴重な場所なのですが、その自然破壊につながる心配も少なくありません。
 写真でも判るように、湿原を横切るかたちでバイパス工事が延びてきております。すでに国道があるのに、ただ便利さのためだけに、大切な自然が壊されてゆくのです。幸いこの工事は、自然保護団体の申し立てで、ご覧のように工事が差し止められています。
 なにしろここは、先日丹頂鶴の番いを見かけた場所からは、わずか100メートルほどしか離れておりません。
 
自転車道路のCコース約20キロは、この鶴野駐車場を起点として始まります。


3年ほど前に、自転車道路を横切り、釧路町遠矢まで整備延長された湿原道路。


自然保護団体の指し止めの申し立てにより工事中止中のバイパス。


このあたりは基点から直ぐの場所で、こうした可愛いい野鳥たちが
たくさん見ることが出来ます。これは夏羽の「ノビタキ」だと思います。 



放牧されたドサンコ(動産馬)が、ウォーキングの疲れを癒やしてくれます。 


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2 コメント

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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2007-07-16 21:41:14
毎回、拝見しておりますが、だんだんと北海道の”夏”という感じが深まってきましたね。写真がどれも、鮮明です。なかでも、ノビタキとドサンコの写真が良いですね。北海道ならではの景色です。散歩道を3種類もあれば、毎日歩いても飽きることはないでしょう。
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poloさん今晩は (じゃこしか)
2007-07-17 18:49:16
 Poloさんが仰るとおりで、夏真っ盛りと云いたいところですが、近ごろの天候はおかしくて、毎日が4月下旬から5月はじめの気温が続いて、ストーブを点けることも少なくありません。
 
 私が歩く散歩道は、ほかに公園や河畔に、また春採湖など5箇所ほどありますから事欠きません。しかし手袋はめてジャンパー着込んででは、楽しさが半減して滅入ってしまいます。
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