昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

判らない事

2004-04-18 22:15:15 | 日々の雑記
今回のイラクでの拉致人質事件ほど良く判らないものは無いのではないか。幸いその後に起きた二名のフリー記者拉致事件も、ほぼ同時期に解決され無事に帰国出来ることになったのは、とにもかくにも喜ばしい事であり、国中が一応安堵したであろうし、この10日間程の身内関係者の心情を思う時、心からの同情とお喜びを申し上げたい。今回の事件については判らない事が一杯である。先ず判らない事の一つ目は~日本政府が安全だとしている所で何故日本人が拉致されるのか?。二つ目に~イラク人の為に人道支援活動中の日本人がどうして?。三つ目に~同胞イラク人が色々と援助を受けて、生活的にも精神的にも助けられて居る筈だから、感謝するのが筋なのに逆に拉致人質にするとは?。四つ目に~日本政府の対応が今一つ判らない、人道支援活動は人間として善行の筈、それなのにむしろ勝手な行動と彼らを批判こそすれ、国民が納得出来るような対策を果たして講じて居たのかな?。終わりに~宗教者の言動であるが、世界の宗教の事はもとより詳しく判らないが単純な考えながら、宗教というものは全て人間の救済善導に有るべきだと信じているのだが・・拉致・略奪・暴行等の首領とは・・全く判らない?。
 ただ一つはっきりした事は、一人の犠牲者も無く全員の帰国が実現した事である。惨殺された他国の人や、今なお捕らわれの身となっている多くの人達が気の毒でならない。これもみんな誰かの「エゴ」の犠牲なのさ・・。

当てにならない天気予報

2004-04-17 22:17:26 | 日々の雑記
 昨夜の予報と今朝の朝刊の予報で、どうやら今年一番の暖かさになると云う事と朝から明るく晴れていた。普段より体調の良いこともあって、車に妻と乗せて街の中央にある運河跡公園に出掛けた。今年初めてのウォーキングである。建物の陰には未だ雪が残り、ただ枯れ木と枯れ草のみの公園だが、犬の散歩や夫婦連れで歩いている人達も結構見られた。歩き始めて間も無く雲が出始め次第に広がり始め更に風までが出てきた。予報からしてもまさか雨の降る事も有るまいと多寡を括って歩き続けた。しかし程なくしてそのまさかと思っていた雨が落ちて来たのである、何時の間にか青空はすっかり消えて小雨がぱらつく。何か騙された気持ちになり歩きは中止して、途中買い物をして帰宅する。何と意地の悪いことに家に着く頃には、雨も上がり青空が元通りに広がっていた。今日はタップリと歩こうと意気込んでいたのに、何故か馬鹿にされて居るようで腹立たしくて仕方が無い。そこで天気予報に八つ当たり、最近の・否!昨年辺りからの予報は全く当てにならなくなったような気がしてならない。制度の改正で「気象予報士」なるものが、随分とまるで「雨後の筍」のように増えている。それが又肝心な時に限って当たらないような気がしてならない。若い女性の予報士がテレビに出て来るとただ訳も無く信用して仕舞う、己の人の良さが腹立たしくさえ思う一日であった。

手鏡の中に何が?

2004-04-13 22:28:51 | 日々の雑記
週一回の注射で通っている家の近くのクリニックでの事である。住宅街の中に在る所為か患者の割合は、圧倒的に老人が多い。今朝も六人ほどの患者が待合室に居たが、その全てが老人で女性も混じっていた。私が入室した時、一瞬口を閉ざしたが又直ぐに話の続きが始められた。聞こえて来る話の内容は、昨日の夕刊に顔写真まで出た上、今朝のテレビでの話題にもなっていた、早稲田大学教授の破廉恥行為のことだった。
 この人物は経済学者として高名で、私も毎週朝のテレビ番組で、経済コメンテーターとしての彼の意見を聴いていた。患者のみんなが特に不審に思っているのは、実は私もだが一流の大学を主席で卒業し有名企業を経て、今早稲田大学院の教授の身で有りながら・・何故?って云う事のようである。確かに私もそう思う。
四十歳を越えた分別も充分ある筈なのに・・。、輝かしい経歴と未来を一切合切捨ててまで仕舞うほどのものが、あの手の中に納まるほどの小さな手鏡の中にあるというのだろうか、という不審さで一杯である。
 患者の一人が「前にもそういう事をした前科者らしい」と言い出した結果、みんなの意見はもうそれは如何仕様もない病気の範疇だと云う結論で締めくくられた。


一寸エッチな珍味

2004-04-12 10:02:23 | じゃこしか爺さんの想い出話
私が生まれ育った処は、今は異国ロシア領土のサハリンだが、終戦まではれっきとした日本国の南樺太で、国境(北緯50度)にほど近い海岸町である。夏こそ焚き火のもとでの海水浴・毛蟹やツブ捕りなどで多いに楽しめるが、その反面冬はただ暗いばかりで憂鬱な時期である。それ故に氷が融ける始める海明けが待たれるわけです。海面の氷がすっかり消える頃の一時期、決まって海の彼方沿海州方面から、オレンジ色の細長い(15~20センチほど)物が流れ着く。これはなかなかの珍味で大人にはかなり人気があって取り合いになる。それ程の人気ものなのに何故かこのもの名前は誰も知らない、ただその形と色合いから、何時ともなしに「露助ガモ」と呼ぶようになった。誠に下ネタめいて気が引けるが、男性の一物に似ているからである。
当時樺太ではロシア人の事を「露助=ロスケ」と呼んでいた。端的に云えば「ロシア人の××ポコ」である。大のおとな共が喧嘩までして奪い合うほどの美味珍味らしいのだが、子ども達にはそれほど人気は無く、私も一度も食べた事は無い。


つまらないNHK

2004-04-11 22:10:19 | 日々の雑記
こんな処で言うべき事で無いのかも知れないが、最近「NHK」番組は面白くない。常々「NHKの番組は視聴者の皆さんの料金でつくられております」などと調子の良い云いながら、その視聴者そっちのけの独善的な番組が増えて居るような気がしてならない。直接的に料金問題のない民間放送ならまだしも、真面目に料金を払って居るのは圧倒的に老人たちだろうと思う。若いアイドルやそれらのグループさえ出演させて置けば何とか成る・・さとばかりに安易さに堕落し切っているのではないか。
 朝の連ドラのつまらなさは、作の変わるごとに増えて来ている。特に今年の大河ドラマ「新撰組」は、あれは一体なんだろう。時代考証など専門家で無いから詳しい事は全く判らないが、少年時代に教えられた「新撰組」は、あの「坂本竜馬」を含め有能な勤皇の志士たちを暗殺した事で、非情卑劣極まりない悪人の集団であったはずであった。それが何で今更・・の感が深い。とにかく老人が素直に喜べる番組作成に本腰を入れて関わって欲しいものである。悲しいかな体力的にも社会性にも乏しく、テレビが一番の楽しみなのだから・・。

春のホッケ

2004-04-10 21:07:09 | じゃこしか爺さんの想い出話
樺太で旬が春の魚と云えばやはり鰊であろう。最近になって再び捕れ始めてきた様だが、一時は食卓から姿を消して幻の魚と呼ばれて居たものである。その最盛期は道内(日本海側)でも同様だったろうが、子どもの頃に見た鰊漁は見事なものだった。産卵で群来(クキ)る鰊で海面は盛り上がり、更にそれが雄の放精で真っ白に泡立つ様は、まさに凄まじい一語に尽きる。ところで今回の話の主役は鰊で無く「ホッケ」である。
 さて「ホッケの開き」として、居酒屋で人気もののこの魚も春が旬である。鰊の産卵を目掛けて必ずその後を追いかけて来るのが、この「ホッケ」の大群である。産卵みたての鰊の卵をたらふく貪り食って丸々と肥え、タップリと脂肪ののった、鰊の後の「ホッケ」の美味さも又忘れられない味覚である。

樺太のシシャモ

2004-04-10 14:46:03 | じゃこしか爺さんの想い出話
先ず「シシャモ」だが、北海道では秋(晩秋)が旬とされているが、樺太では春である。なお樺太シシャモの味は道産物より落ちると言われているようだが、私はそんな事は絶対に無いと思っている。約半日ほど日干ししたのを軽く焼き上げて食べる味は最高である。引き揚げて来て約半世紀になるが、あの子ども頃に味わったシシャモの美味さに出会っていない。ただしシシャモなる物金子を出して買う物でなく、直接海岸に出向き、産卵の為夜半から黎明にかけて岸辺寄って来るのを徹夜で待ちうけ、直接捕獲するのが普通のやり方である。私も何度か父に付いて行き、波で打ち上げられてピチピチ跳ねているのを素手で捕らえた事を今なお鮮明に記憶している。

病院にて(芥川賞)

2004-04-08 22:02:02 | 趣味
市内の総合病院でのことである。今朝の内科待合室は何時にも増して大変な混みようだった。一度は出直そうかとさえ思ったほどである。しかし通院予約日でもあり苦労して駐車し、更に受付までも済ませた事を考えると、今更出なおす気も消え失せ、気長に待つ事を覚悟した。手持ち無沙汰に患者用に用意されている本棚から、表紙の見出し文に惹かれて一冊の月刊誌を手にした。一ヶ月ほど前の文芸春秋で「芥川賞発表」と赤文字で仰々しく書かれていたからである。最近の芥川賞には余り興味を持てなくなっていたのだったが、今回の受賞者は二人でその両者とも、最少年者であるとの報道を思い出し、時間も充分に在る事もあって読んでみる気になった。
 読み始めて驚いてしまった。若手の書き手へのある種の期待を込めて居たのだったが、数ページほど呼んだところで耐えられず伏せてしまった。時代が変わったと云われれば、それまでの事かも知れないが、70歳を超えた老人には読むに耐えないものであった。この内容では戦後早々に巷に氾濫した、「エロ新聞」その物ではないかと・・。時代は確かに大きく変化して来ていることは理解出来るが、これほど酷いものが受賞作品として一体全体どんな野郎が選んだのかと・・選者の顔ぶれを見てまた驚いて仕舞った。錚々たるメンバーである。これらの人々は何時から「エロ文学者」に成り果てたのか、それとも「理解あるオジサン」と阿ね媚びての結果かと、大袈裟ながら日本文学界も地に落ちたものと嘆かずには居られない。今頃になってこんな事を嘆く己自身のあやふさに我ながら心許ない有様である。どうやら私も七十歳を越え右脳・左脳はおろか脳全体が硬直状態に陥って仕舞ったのか・・と。何はともあれ「×××にピアス」許せない!。

孫の入学式

2004-04-07 22:32:58 | 日々の雑記
下の孫娘の入学式(中学校)が午後一時から行われるという事で、デジカメ提げて妻と孫の家に出かけた。妻が孫の髪を整えてやったりで、やはり早目に出かけて良かったようである。私は親子の身支度が出来るまで他にやることも無く、撮影の場所とアングルに熱中。
 セーラー服に身を整えた孫はもう一人前の中学生である。生まれた時は小さくてこれで大丈夫かと思われて、随分心配させられたが、小学生に成ってからは、それまで続いていた病院通いも減り、今日の日に心からホットする思いである。
 入学祝の真似事でもとして上げようと妻と話し合い、帰宅する途中「ヨーカドー」で、もち米・肉類・果物などを買い、更にケンタッキーも買った。
 早速く妻が炊き上げた赤飯を先ず神棚に供えて、孫のこれまでの成長を感謝し今後の無事通学を祈念した。そして赤飯など(肉の煮物・イチゴ・ケンタッキー)を重箱に詰め合わせて届けた。
 とんだ親馬鹿ならぬ爺婆ばかと笑われようが、こちらが元気だから出来る事・・。これも活力の基と、笑う奴には笑わせて置けと・・今は開き直った気持である。明日は今日撮って来た写真の加工と印刷で忙しい一日に成りそうである。それに写真立ても必要である。

税金の還付金

2004-04-06 22:10:34 | 日々の雑記
先月初めにした確定申告の結果、少しばかりだが税金が払い戻される事になった。その僅か「830円也」の通知が税務署からの昨夕届いた。早速く今日受け取る為近くの郵便局へ出掛けた。晴れて暖かったし、それに車を出してまで行くほどの距離でも無いので、散歩がてら歩いてゆく事にした。
 排気ガスの溢れている国道筋を避けて、裏通りの閑静な住宅街を選んで歩いた。とかく雪解けの遅い裏通りの雪は殆ど消えかかっていたが、北向きの家の玄関前にはまだ厚い氷が残って居て、それぞれの家の住人がその氷割りに追われていた。その反面南向きの家では庭の土も乾き、もう既に草花の芽も出始め、更に福寿草が盛りの処もある。 帰りは現金を懐に国道筋を通り途中のコンビニに立ち寄った。、中学校の入学式明日に控え、今日が最後の春休みで、午後から遊びに来る事になって居る孫のために「オヤツ」でもと、還付金に追い銭をしてケーキを買った。やはり今は孫の喜ぶ顔が一番の楽しみであり、何かと心を癒やしてくれる。