昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

持病

2004-04-19 22:30:53 | 日々の雑記
病気と云いながらはっきりした事は判らない。かれこれもう十五年ほどにも成ろうか、食事などの直後とか、座っている姿勢から急に歩き始めると約100メートル程になると、決まって左肩から腕・指先へと痛みが生じた。激痛でも又鈍痛でも無くて、とにかく一口では表現のしようの無い重い痛みで、思わず立ち止って仕舞う。そして2・3分長くて5分も休んでいると、まるで嘘のように消えて仕舞う。そして痛みが一度でも起きたその日は、その後どのように歩こうが又急激に身体を動かそうが痛みの起きる事は無かった。そんな事から当時は余り気にも留めて居なかったが、加齢の所為か歩く度に起るようになった。痛みだけで心臓が苦しいとか他の臓器に異常を感じる事は無かったが、頻発するに従い心配に成り、先ず初めに個人ながら街一番の循環器専門病院で診察を受けた。心電図検査では異常は見られなかったが、問診の結果「狭心症」と診断された。その結果狭心症関係の薬4種類とニトロを投薬され半年ばかり通院した。しかし何の変化も顕れず、狭心症そのものにも疑問を持ち別の病院で検査を受けてみた。やはり心電図とレントゲンに更に「ホルター(24時間心電図)」での検査で、狭心症の疑い一切無しとされた。その後職場での健診と市の老人健診で「肺」に陰が在ると云われ、道立病院で二度(2年続き)に亘りついでに心臓の精密検査(CTスキャンなど)をして貰ったが全く異常無しだった。後は「カテーテル」検査だけですと云われたが、折からその検査に因る事故が多発している時期だったので丁重に断っていた。
 それが今年の2月14日夜半である、左肩と腕の猛烈な痛で目覚めた。初めの内こそ何時もの痛みと軽く考えて居たのだが、就寝中のこの痛さにそれに段々増して来る痛さに堪えきれず、妻を起こし娘に救急車を手配させて医師会病院(夜間当番)へ急行。念のためにニトロを含んだが全く効き目が無かった。救急病院の心電図の他「MRI」での多臓器(肺・腎臓・肝臓・膵臓・胆のうまで)を検査してくれたが、何処にも異常は見られないという。しかし痛みは一向に治まらず座薬と点滴でどうやら落ち付き、朝まで検査用ベッドで寝ていた。今は家の近くの掛かりつけの個人医院(血圧)医師の診断で、精神的要因からだろうと「筋緊張緩和剤」の処方を受け、更に週に二度労災病院で両肩に電気治療を受けている。今なお私自身としては原因はさっぱり判らないが、気温が暖かく成るに連れて痛みも和らぎ、歩く距離も少しじつ増えて来て居る事に、内心安らぎを覚える此の頃である。