昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

手鏡の中に何が?

2004-04-13 22:28:51 | 日々の雑記
週一回の注射で通っている家の近くのクリニックでの事である。住宅街の中に在る所為か患者の割合は、圧倒的に老人が多い。今朝も六人ほどの患者が待合室に居たが、その全てが老人で女性も混じっていた。私が入室した時、一瞬口を閉ざしたが又直ぐに話の続きが始められた。聞こえて来る話の内容は、昨日の夕刊に顔写真まで出た上、今朝のテレビでの話題にもなっていた、早稲田大学教授の破廉恥行為のことだった。
 この人物は経済学者として高名で、私も毎週朝のテレビ番組で、経済コメンテーターとしての彼の意見を聴いていた。患者のみんなが特に不審に思っているのは、実は私もだが一流の大学を主席で卒業し有名企業を経て、今早稲田大学院の教授の身で有りながら・・何故?って云う事のようである。確かに私もそう思う。
四十歳を越えた分別も充分ある筈なのに・・。、輝かしい経歴と未来を一切合切捨ててまで仕舞うほどのものが、あの手の中に納まるほどの小さな手鏡の中にあるというのだろうか、という不審さで一杯である。
 患者の一人が「前にもそういう事をした前科者らしい」と言い出した結果、みんなの意見はもうそれは如何仕様もない病気の範疇だと云う結論で締めくくられた。